2011年 《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》 猫雑記
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ナム

アタシもちょっとデブ

Jun. 19, 2011
ナム
2011年6月19日 日曜日

曇り、ほんの一瞬晴れ。



この低気圧の停滞のせいか、痛みと浮腫みが酷い。

ま、毎年の事だ。



6時間なんてあっと言う間に過ぎてしまうから、まるで6時間おきの鎮痛剤を飲む為に生きているような気がしてくる。

だけど痛み止めの効果は6時間もたない事も多く、1〜2時間ほど痛みに耐えながら「やっと薬が飲める」と歓喜する事もあり、時間と薬と痛みに振り回されている感じだ。

いつか薬を飲まずに暮らせる火がやって来るのだろうか?






それでも昨年春まで続いた、殆ど一睡も出来ないような痛みからは解放されている。

それはとても嬉しい事だ。



この「一睡も出来ない」と言ったのは一般的な夜の睡眠の事であって、本当に何年間も一睡もしなかったたら死んでしまっていたはずだ。

もう死にそう・・・とは何度か思ったけれど、それでも死ななかった。

おそらく昼間に短い睡眠が襲って来て、無自覚のうちに一瞬意識を失くしていたような事が繰り返されていたのではないかと思う。




因みに私の場合、いわゆる「不眠症」ではない。

或いは「うつ病」などで朝起きられないというものでもない。

朝は朝刊が届く頃には起きて、一日普通に(あくまでも私が「普通」と思うように)動き続ける。

当然一日の疲れと自然の睡眠サイクルで、夜には眠くなる。

その時に一番痛みが激しくなって、眠いのに眠れない。





要するに、正常に眠いのに痛みで眠れないだけなのだった。

その眠さと疲労が痛みに打ち勝てば、30分くらいは気を失うようにして眠った。

だけどまた痛みで目覚めるのだ。

そんな繰り返しが毎日欠かさず2年近く続いた。





あるテレビ番組で、何年も全く寝ていないという人を撮影して観察してみると、どうも眠っているんじゃないかと思えるようなシーンが何度もあった。

更に脳波を撮ってみると、眠っている時に出る脳波が出ていたから、その人には自覚が無くても、ほんの一瞬の短い睡眠を繰り返しとる事によって、何とかそれで生命維持するだけの睡眠が足りていたのだろう・・・と結論づけられた。





なるほど、質の良い睡眠がとれれば、一日に2時間も眠れば済むという事は確かにある。

だけど人は、連続した睡眠によって「ああ、よく寝た!」という手応えが欲しいものだ。

私だって例外ではない。

せめて連続して2時間は眠りたいと、どれだけ切望しただろう。



だけど諦めて何も手を打たなかった時には、それは叶わなかった。

それはおおげさではなく、地獄だった。




不眠症の話は映画にもあったな。

今日思い出した不眠症絡みの映画は、疲れ切ったアル・パチーノの【インソムニア】(2002年)ではなくて、【マシニスト】(2003年)だ。



極度の不眠で365日一睡もしていないという機械工=Machinist の男のサスペンス物語。

クリスチャン・ベイルは4ヶ月で30キロも減量し、骨と皮だけになって主人公を演じた。




クリスチャン・ベイルと言えば【バットマン・ビギンズ】や【ダークナイト】でバットマンを演じた時にはムキムキの筋肉マンに変身していた。

近々、全てのバットマン・シリーズをBSで放映するので、クリスチャン・ベイルは要チェックだ。


尤も、この人がアクション物を演るのは勿体ない気がする。

彼がバットマンとして知られる俳優になろうとは、私としては予想外だった。

もっと深みのある静かな役の方が似合うのに。



いや、アクション映画に深みが無いと言うつもりはない。

【ターミネーター】など、私も好きな映画のひとつだ。

その【ターミネーター4】で、クリスチャン・ベイルはジョン・コナーを演じているのだが、私はまだ観ていない。



何たってこのクリスチャン・ベイル・・・13歳で主演した【太陽の帝国】以来、ずっと注目していた俳優なのだ。


見よ、この端正な事。若い頃のアル・パチーノをも彷彿とさせるような、立派な顔立ちである。

もう少し早く生まれていたら、【ゴッドファーザー PART III】でアンディ・ガルシアとヴィンセント・コルレオーネ役を競っていてもおかしくない。



でも本人は、どう思っているのだろう。

2枚目路線は厭なのだろうか?

端正で演技派というだけでは、映画俳優として今の時代、需要が少ないのだろうか?



事実、近年ハリウッドの大作と言えば、CGを駆使したSFやアクション映画ばかりだ。

【ゴッドファーザー】でのマイケル・コルレオーネがアル・パチーノ以外では考えられないように、クリスチャン・ベイルでしかあり得ない役というものに恵まれて欲しい。



それが【マシニスト】のような、生死にかかわるくらい極限までの役作りを求められるような役というのでは、確かに凄い俳優魂だとは思うが、この人でなくても別に良いのだと思う。

厳しい肉体改造などしなくても、ありのままで充分に内面を語れる俳優だと思うのに・・・

【太陽の帝国】のラストシーンで、やっと再会出来た母親と無表情のままで抱き合い、そっと目を閉じただけでその心の中を見事に表現していたように・・・。



二枚目は、むしろコンプレックスがあるのかも知れない。

マッチョな肉体や男としての身体能力の強さに対するコンプレックス・・・

いや、私の勝手な想像に過ぎないのだけけど。



やさ男でいいじゃん、クリスチャン・ベイル。

私はやさ男が好きだからそう思うのかも知れないけど。




【マシニスト】は架空のお話だから引き合いに出して適切かどうか解らないけれど、全く眠れない日々があまりにも長く続くと、ビックリする程痩せる事は確かだ。

この映画の場合は不眠で食欲もなくなり・・・という事のようだから、食欲は相変わらず旺盛だった私のケースがそのまま当てはまるとは言えない。



しかし、眠れない上、激しい痛みが続いた事で消耗・憔悴して痩せるという事実は確かにある。

ここまで骸骨のようではないにしても、アバラや骨盤が浮き出し、すっかり筋肉の落ちた膝は骨と骨とがぶつかって痛いから、膝を重ねて横向きでは寝られなかった。

仰向けでは、出っ張った尾てい骨が痛い。



長年の痛みと不眠に加え、そういう不健康な痩せ方やその結果新たに加わった痛みの追加で、すっかり意気消沈していた。

ミュウが迎えに来てくれるんじゃないかと本気で思った頃、救急搬送騒ぎがあり、その直後に突然父が死んだ。

そして真面目に治療する気になって今に至る。



今は少し体重も戻したものの、一番酷い時には40キロを割るところだった。

顔はげっそりとして老けたし、身体は殆どアウシュビッツだった。

筋肉量が少ないので、クレアチニンの値が極端に低くなった。



主治医にはこのまま体重が減り続けないように・・・と言われ、それならちゃんと眠れるように鎮痛剤を増やして欲しいと訴え、それと同時に手っ取り早くカロリーをとれるよう、毎朝パン食にしてバターをたくさん食べ続けた。

コレステロール値との兼ね合いもあるけれど、今のところ正常値の範囲内だ。



この歳で痩せると老けて見えるだけで、あまり良い事はない。

見よ、ハンサムなクリスチャン・ベイルでさえ、あそこまで痩せるとお爺さんみたいじゃないか。

何であれ、「丁度良い」加減が良いのだ。








眠れない苦しみは、もうつくづく嫌だ。

どんなに疲れていようと、眠れる事は幸せで、この上なく有り難い。

何であれ当たり前の事が有り難く感じるようになるには、一旦その当たり前だったものを失わないと解らないんだな。



当たり前の幸せを取り戻す為に副作用もある強い鎮痛剤を使う事だって、もう躊躇わない。

皮肉な事に、それによってむしろ健康的に生活出来ているのだから。




猫だって痩せているよりも、ちょっとふっくらしている方が可愛い(と思う)

でもジャムの場合は、間違いなく「デブ」だよ。

ジャムもルスもリマも、メラもイオもみんなデブ。



最初のミュウからしてデブだったからなあ・・・私がデブ猫に慣れてしまっているんだろうな。



デブゆえの健康上の問題は無いので、無理に痩せさせるつもりはない。

腎不全の末期で痩せてきたり、口内炎で食べられず痩せてしまったり・・・と、むしろ痩せている子はみんな具合が悪い証で、見るのは辛い。

デブでいいよ、うちの猫は。
ジャム

デブデブデブって

Jun. 19, 2011
ジャム
ジャム

可愛いって事?

Jun. 19, 2011
ジャム
イオ

デブでん
よかじゃなか

Jun. 19, 2011
イオ

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