2011年 《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》 猫雑記
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ルス

心配かけたけど

Jun. 22, 2011
ルス
2011年6月22日 水曜日


今日は夏至。

そして朝から良く晴れて、真夏日となった。



気温は真夏並みだけど、湿度がそんなに高くない。

夏には地獄の暑さの2階でも、窓を開けて換気扇を回していれば何とか風が入って来て、終日エアコン無しで過ごせた。








だけどジャムは暑いらしくて、床にへばりついている。

そこが熱く(暑く・・・じゃない)なると少しでも床が冷たい所へと移動して、またトドのように寝そべる。



短毛だけど、毛が深くて長いジャム。

「長・短毛」と私が勝手に分類しているジャムの毛は、熱い空気をたっぷり含んでしまうのだろう。

冷たい床の上にでも張り付かないではいられないだろう。

それにデブだし。







短・短毛で痩せているゴマとアンちゃんは、ジャムほど暑がりではない。

むしろ寒がりと言って良い。





ゴマは、湿度が高くて肌寒かった日が長く続いてからこちら、グンと目に見えて調子を落とした。

「このまま衰弱して死んでしまうのではないだろうか」と私達を不安にさせていた。

今日、4日半ぶりでウンコが出せた。

そして「食べたい」という気持ちはまだまだあるようだ。



暑くなってきてから、これで調子が上がって来てくれると良いのだけれど・・・



大事な大事なゴマの為だったら何でもしてやりたい。

それが本当にゴマの為になる事であれば、何事も厭わない。



けれど二人でさんざん話し合った結果、ゴマにとってストレスになるだけだったら、無駄な時間稼ぎのような事はしないと決めている。

そこが色々と辛い決断を伴うのだけれど・・・。





私達は、ゴマの気持ちが解るつもりだ。

そう言いきれる位、ゴマは私達に向かって毎日、そして一日中、たくさん語りかけてくれていた。



だからゴマの望むままにしてやりたい。



今はただ、カワムラさんのように細々とでも時間がたくさん持てるよう、そう望みを繋いでいたい。





今、ゴマまでを失うなんて考えられない。

永遠の命などありはしないと解っていても、大事なものを・・・自分の身体の一部であるかのような存在をそんなに次々と失うのは辛過ぎる。

もう少し時間が欲しい。

それが私達のモラトリアムではなくて、ゴマにもう少し時間を与えて欲しい。



ミュウともアインともジーコとも違う、そしてカワムラさんとも違う。

モアのケースともマーゴのケースとも違う、ゴマならではのケースとして、私達は今をきっちり見据えて最大限の努力をするだけだ。




猫飼いの友人から、昨日こんなニュースが届いた。

「玄海原発が日本でもっとも危険」という告発に基づく、「反原発」の動きに関するニュースだ。





金属材料学の権威、井野博満東大名誉教授の話によると、日本でいちばん古い「玄海原発」1号機の原子炉が、非常にもろくなっている。

もし大地震が起こって原子炉が止まったら、緊急冷却装置が働いて冷水で原子炉を冷やすのだが、この1号機は、そういうときに98度以下の水で冷やされると、急激に冷やされた衝撃で、(ガラスのコップに熱湯を注ぐのと同じように)ぱりんと割れて原子炉が爆発する危険が非常に高いと言う事だ。

ほかの原子炉はこんなに限界温度が高くはなく、この原子炉はもともと不良品だった可能性があるとの事だ。





私は知らなかったのだけれど、九州では既にこの事を問題視して「脱原発」を求める人たちが具体的なムーブメントを起こしていた。

>>原発とめよう!九電本店前ひろば: 第63日目報告

呼びかけ人(4月20日座り込みから6月21日現在総数978名)



そこから飛んで、この【政府インターネットテレビ】も観た。

>>自然エネルギーに関する「総理・有識者オープン懇談会」(全編)-平成23年6月12日

>>自然エネルギーに関する「総理・国民オープン対話」(全編)-平成23年6月19日





この事は、殆どマスコミは取り上げていない。

情報は偏りなく正しく報道されるべきなのに、今のマスコミは、ある方向に国民を扇動しているかのような、或いはある一定の結果にだけ都合の良いように切り取られた部分的報道しかしない。

真面目にジャーナリズムの使命を感じて頑張っている人たちもいるとは思うけれど、テレビの報道番組は信用出来ない事が多い・・・と私は感じるようになって久しい。



おとなしい国民であるのを良い事に、政府にも営利企業にもアメリカにも中国にもロシアにもやられ放題の日本国民・・・という気がしてならない。

私達は守るべき命や国民としての誇りを持つ為には、もっと声をあげるべきではないかと思うのと同時に、真面目に選挙権を行使しないといけないと思う。

あまりにも私達国民は代表を選ぶ事に無関心・無責任過ぎる。

ま、選挙制度もかなり問題ありと思うけれど。




選挙制度の良し悪しはこの際おいておいて、今抱えている様々な、そして切羽詰まっている深刻な問題を本気で少しずつでも解決して豊かに暮らしていたいと思うのであれば、もっと一人ひとりが問題意識を持つと共に、問題解決への参加意識を持たなければならない事は自明の理だ。

なのに、よほど自分の頭に火の粉が降りかかってでも来ない限り、自分には関係の無い事としてスルーしがちな国民性だ。



違うかな?



東電が福島でしでかしている事に本気で怒っているのは、避難を余儀なくされている住民の人々や、子供たちの健康を切羽詰まった状況下で本当に心配している汚染地域の母親たちだけじゃないのか?

今まだ自分のエリアがさほど危険に曝されていないとしても、もっと怒れ、日本人。





所詮、日本人というのは年貢をおとなしく納めている事に慣れ過ぎた、無抵抗な農民気質なんだろうな。

いや、これは現代の農業従事者を馬鹿にしているのではないので、誤解無きよう。

つまり、武士が天下を治めていた何百年かの歴史の中で、或いはもっと遡って荘園制度が出来上がって以来ずっと、治世者の動かす大金は圧倒的大多数の農民が支えていたにも拘らず、その農民たちは長い長い歴史の中で搾取され続け、虐げられ続けるしかなかった。

その社会システムには、ほぼ逆らえないという事で諦めきっていたせいではないだろうか、体制や権力に対するこのおとなしさと無気力ときたら。



でも、そうした社会のヒエラルキは外国だって同じだったはず。

なのに、直ぐ近くのアジア諸国と比べても、これ程に辛抱強くとおとなしい国民性というのは、一体どうした事だろう。

私はその道の専門家ではないので分析も出来ないけれど、どうしてこんなにもおとなしく「やられっ放し」になっていられるのだろう。



そういう気質のもとには本当のリーダーが生まれ難いのみならず、意見を持つ事すら諦めて長いものには巻かれて生きる事にすっかりと慣れきって、その方がむしろ「楽」だとすら思っているのだ。

無自覚ではあるにしても。





でも、そろそろ百姓にも百姓の気骨がある事を見せてやりたい。

あっ、私はお百姓さんほどに真面目でも逞しくも生産的でもないけど、遡ればきっと祖先は水呑み百姓だったに違いないのだ。

調べた事は無いけど。




東京電力だろうが九州電力だろうが、いや、殆どの日本の企業は過度に営利を追い求め過ぎ、過剰な生き残り競争の中でモラルをすっかり失くしているのだろうな。

かつての三国同盟のお友達だったドイツやイタリアの方が、いまやモラルも意識も高いように思えてしまう。



これじゃあ「日本はダメな国・・・そこから立ち上がれニッポン!」じゃないのか。

復興の為に辛抱し、コツコツと物理的なものを再構築するだけじゃ、ダメなものはダメなままだ。



いつの間に日本は、物質的な豊かさばかりを追い求めるようになってしまったんだろう?

やっぱり戦後、価値観が劇的に変わってしまったのだろうか。





そんな事を言う私だって、親元を離れた時にスタートした小さくて不便な生活から、ひとつずつステップを上って今程度の所までは来た。

4畳半一間の部屋、玄関とトイレは共同、風呂なし、電話なし(携帯なんかまだ存在しない時代だ)、湯沸かし器なし、コンロは1口でマッチで点火、シンクなどと呼べる流し台ではなくて洗い桶すら置けないほどに小さい流しだったっけな。

初めてトイレと風呂(シャワー無しだけど)のついたアパートに移った時には、よくぞここまで・・・とその当時でも感無量だった。

今だって大したレベルではないにせよ、なかなかスタート時点まで後戻りは出来ないだろう。余程の覚悟がない限り。



だから普通のレベルと思える今の生活を手放さなくて済むよう、いや、最悪私達の生活は多少レベルを落としても猫たちの生活レベルを下げなくて済むよう、それこそ必死だ。

それはある意味、物質的な豊かさに裏付けされたレベルであり、エアコンも無ければプレミアムフードも食べさせてやれない、車もPCも何も無いけれど心は豊かで幸せだという事とは少し違う。

手放したくない物質がたくさん出来てしまった。

それこそ、物質の豊かさを追い求める事から抜け出せない迷い人のような気がする。



だけど、自分さえ良ければそれで良しとするような人間にはなりたくない。

仕方なしに避難区域に置き去りにされた犬や猫たちの為に、少しでも我慢をして何か支援しなければいられないと思う。



それもこれも、利益優先でいい加減な事をしてくれた東電と無茶な原子力政策を推し進めて来た日本政府の尻拭いだ。

もうここで押し留めないと、不幸な人たち、死んで行く犬猫牛馬がもっともっと増えるだろう。

誰が止めるのか・・・それは私達、今切羽詰まって避難しなければならない訳ではないでのうのうとしている私達一人ひとりだ。

その為には、一人ひとりのモラルと、一人ひとりが手をつないで正しい方向へ進む推進力が必要だろう。








小さい事ではあるけれど、隣に新築の家を建てて越して来た母娘など、ゴミ捨てひとつとっても、いつもルールを守らない。

ルールに則ってゴミ出しをしなければ回収して貰えず、それでもルール違反をした人間は残されている事に気づいても放置したままだ。

なので毎回毎回、メモをつけて私がその家に戻している。



公徳心とモラルの欠如であると自覚していない母親。

すれ違っても挨拶ひとつしない娘たち。



母親はそれでも教師だそうだ。

そういう事がちゃんと出来ない教師に教わる子供たちがどんな大人に育っていくか、日本の未来が不安になる。

いや、そういう次元での教育は家庭でするべきであるという事であれば尚の事、母親がそんないい加減なモラルでは困るじゃないか。



そして余計な事をしたり言ったりする私は何時だってどこだって嫌われ者だ。



ま、そんな事はもうどうでも良い。

誰に好かれて誰に嫌われようと、私はもう残りの人生は思うように生きる。

他人の評価なんか気にしちゃいられない。




フクシマの原発に関しては日本の問題であるのみならず、外国にも迷惑を掛け始めている訳だし、そうでなくても未来の日本人に「あの頃の日本人は無責任でいい加減過ぎた、今こうなってしまった事を一体どうしてくれるんだ?」と思わせたくない。

私が太平洋戦争で死んで行った兵隊さんたちのお陰で今がある、私達がこうして生きて行けると感謝したい気持になるように、将来の日本人が、あの時の日本人がしっかり先を見据えて日本と日本人を守ってくれたお陰で今、時分たちは安全に暮らしていける・・・そう思って貰えないと、私達は生きる事が虚しいと思う。



僅かばかりの個人の一生をどう楽しく不自由なく享楽的に生きられたとしても、長い地球の歴史から見たらほんの一瞬、いや、それ以下のものでしかない。

地球を私に喩えるならば、私の一生なんて、私のハナクソ以下のものでしかない。

私が生きて死んで行くまでの時間や内容なんて、地球はハナクソや垢ほどにも気付いていない。

私には、地球に対して微塵も影響など与えられない。



だけど、人の力が集まれば、それはある程度の影響力があるだろう。

地球を汚したり破壊したり・・・人間の数と行いの内容とで、僅か200年くらいの間に、どんどん地球環境を破壊してしまった事でも解る。




もし私達が生きた意義、証が残せるのだとしたら、未来に繋がる良心を行動で見せ、人と人へと、そして次世代へと繋げて行く努力をする事くらいしかないんじゃないだろうか。

自分の直接血のつながった子孫が居る居ないに拘らず、私達はコミュニティーを健全に構築し保つ為の倫理や価値観、そして善意や良心を体系化して次の世代に繋げて行く事でしか、本当には自分の生きる意義や手応えなんか得られないのだ。

私はそう思う。

個人プレーが好きな私でも、心からそう思う。




日本は、国民も動物もこれ以上犠牲にしないで済むような、原発に代わる安全で安心な発電方法を真剣に緊急に開発・導入すべきだ。

それを推進出来る人と政党こそが、日本をリードしてくれなければ困る。

消費税増税反対だとか子供手当だとかのケチな目先の小金に目がくらんで、そんな事を基準に投票するような選挙民では、将来本当に困るのはアンタの子供たちだよ・・・と言いたい。



これはイデオロギーの問題なんかではない。

最低限度、安全に安心していられる国であって欲しいという、本当にささやかな願いだけなのだ。





今はこの程度のアクションに協力する事しか出来ないけれど、今私達国民が何もアクションを起こさないでいたら、なし崩しのままとんでもない方向に日本は持って行かれてしまうのは確かだろう。

もう一度リンク先を張り付けておく。

>>「さようなら原発 1000万人アクション」



どんな日本にしたいのか、どんな国に住んでいたいのかを、この機会に是非考えて欲しい。



繰り返すけれど、これはイデオロギーではない。

私達の生きている間だけでなく、未来・将来の日本が、そして地球が少しでも健全な状態であって欲しいと思うだけだ。
ルス

お口の中は

Jun. 22, 2011
ルス
ルス

すっかり良いの

Jun. 22, 2011
ルス
ルス

お陰でまた太ったわ

Jun. 22, 2011
ルス

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