猫雑記20110704

2011年《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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ジャム

ミュウ譲りの目隠し

Jul. 4, 2011

2011年7月4日　月曜日

毎週月曜日には、どこかの幼稚園が公園に遊びに来る。

遠くから次第に大音量・・・それはまさに「スズメの学校」状態の音が近づいて来るので、「ああ、また来たな、また月曜日が来たのか」と、曜日の感覚が無い私に新しい1週間の訪れを告げてくれる。

勿論、引率の保母さん保父さん（今はそういう呼び方はしないのかな？）と一緒なのだが、大勢の子供たちを二人の大人で統率するのはかなり大変そうだ。

叫びながら走り回る子たちのグループが幾つかあり、何やら訴えて泣き喚いている子も何人かいるし、女の子同士で歌っている子供もいるし、先生も殆ど常に叫んでいる。

女の先生が大声で、いつもの（毎回聞いているからすっかり覚えてしまった）「おまけのおまけの汽車ぽっぽ～」という歌を歌っている。

最初、これは「オバケのオバケの汽車ぽっぽ～」と歌っているのだとばかり思った。

その方が絵になって面白いのに、違うみたいだ。

兎に角、これを繰り返し先生が一人で歌う。

うちからは見えない1段下の、ブランコのある場所で歌っているようだから、子供たちを順番にブランコに乗せる為の数え唄みたいなものかも知れない。

この女の先生はいつも大声で叫んでいるせいか、少し喉が潰れているようだ。

先生のがなり声が一番うるさい。

でも、そうでなければあの怪獣たちに言う事を聞かせられないだろう。

誠にご苦労様だと思う。

母親でも持て余すような怪獣・・・もとい、人様の子供たちを大勢預かって、あんなに力いっぱい接して、一瞬も気が抜けず、もし小さな怪我でもさせようものならモンスターペアレントが乗り込んで来るかも知れないのだ。

本当に毎日お疲れ様・・・と申し上げたい。

私なら、若くてもとても身体が保たないだろうな、あの仕事は。工事現場の交通整理の方がまた楽かも知れないと思う。

兎に角、子供たちにとっては叫び声をあげながら走り回る・・・それが一番楽しいようだ。エネルギーが有り余っているようだ。

ダンプのタイヤでも引きずらせてはどうか。

あの幼稚園児達がやって来ると、それはもうあっと言う間に、静かな住宅地が喧騒に包まれる。

そして小１時間も遊ばせると、またゾロゾロと去って行くのだが、甲高い騒音が少しずつ遠ざかって行き、やがて何も聞こえなくなると、何だか気が抜けてしまう。

あれ程の大音量・大人数でなくても良いけれど、公園で子供がキャッキャッと遊ぶ声が聞こえるのは健全で、未来への希望を感じさせてくれる気がする。

それにしても子供のパワーって物凄い。

エネルギーが有り余っているように見える。

世の中のお母さん達は、本当にご苦労様だ。

でも、どうかお願い。

人に迷惑を掛けないように、それだけは自分の子供にきちんと教えておいて欲しい。

それだけで、家庭での教育は充分なのだと思う。

それだけきちんと身につけてから世の中に出て行ければ・・・もう少しこの世は住み易くなるような気がしてならない。

ジャムがますますミュウっぽくなってきた。

仕草や反応、ちょっとした表情がそっくりだ。血のつながりも無いのに。

但しミュウのように、仔猫を育て、仔猫の遊び相手をしてやるような寛容さは皆無だ。

自分だってミュウに遊んで貰い、育てられたようなものなのに、残念ながらそういうＤＮＡは受け継がれていなかったようだ。

ミュウは実の息子のジーコを育て、ジャムを育て、マルコを育てた。

みんなミュウが大好きだった。

でも一番ミュウを好きだったのは私だ。張り合う訳じゃないけど。

私だってミュウに育てられたようなものだよな。

ジャム

可愛いその手

Jul. 4, 2011