マーゴ
アタシも撫でて
Jul. 6, 2011 |
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2011年7月6日 水曜日
晴れて暑い。
遠くに黒い雨雲が見えるものの、こちら横浜では降らず仕舞いだった。
雨が降るかどうかで庭の鉢植えに水をやるかどうかが決まる。
だから降るのか降らないのかはっきりして欲しい。
水切れを起こしがちな鉢植えもあるし、乾燥気味が好きな植物もある。
暑さと蚊に悲鳴を上げながらやっとの思いで水遣りを済ませると、数時間もしないで雨が降ったりする。あの苦労は何だったのだ?とがっくりする。
でもまあ、水を撒く事自体が好きなのだから、良しとしよう。
冬の間あんなに日当たりの良かった、かつて「シロちゃんの見張り台」と呼んでいたエリアが日陰になってしまい、なかなか水が渇かずに根腐れしてしまった草花。
みんな引っこ抜いてしまったのでちょっと寂しい状態だけど、夏の間は仕方ないな。
それと引き換え、冬には全く日当たりが良くなかった西の奥のエリアが、日当たり良好で、直ぐにカラカラに乾いてしまう。
メインテナンスの為にそこに引き上げて来た弱っていた鉢植えも、そこで元気を取り戻している。
1年で終わるはずの植物がいつまでも葉を青々と茂らせていて、とても捨てられないでいる。
おかしいな、「1年草」とあったのに。
園芸は難しい。
温度や日当たり、水遣りの加減、そして様々な虫たち・・・そういう意のままにならない条件の下でどう対処して育てるか、それぞれの植物の性質や現状の見極めも含め、長い経験が必要なのだろう。
初心者の私が気を揉むのは当然、失敗するのも当たり前。
そうは思っていても、失敗すると本当にがっかりだ。
かと思えば、ダメになりかけたものが甦ると本当に嬉しい。
悲喜交々。
これも人生を映す鏡だな。
最近では、庭に出没する虫の名前も色々と覚えた。
鉢を動かすと、その鉢の下でいつも見掛ける、オレンジと黒の縞々をした、ムカデのように足の多い長さ3センチ程の小さな虫。
いや、虫と呼んで良いのかな?
昆虫ではないのだから、虫とは言わないよな。
ともあれ、これは一体何だろうと思って調べたら、なんとまあ、名前だけは昔から知っていた「ヤスデ」であった。
うちの庭にいるのは「アカヤスデ」のようだ。
ムカデやゴキブリのように素早い動きで逃げるでもなく、死んだようにじっとしているおとなしい奴だ。
そして特に何か悪さをする訳ではないらしいのだが、何とも言えず臭い。
悪さどころか腐植質を食べる自然界の分解者で、むしろ「益虫」と言われる位なのだが、この見た目では気持ち悪がられて駆除されてしまう事が多いのではないか。
臭い臭いは防御の為に分泌するもので、カメムシやアゲハの幼虫が刺激を受けると臭い液を出すのと同じ理由だ。
この「ヤスデ」は「多足類」に分類される「節足動物」のうちの1グループだ。
「節足動物」は地球上の動物界で最大の分類群である。
生物界の半分を占めると言われる昆虫もこの「節足動物」の分類群りひとつなのだから、「節足動物」が全動物種の85パーセント以上を占めると言われても納得してしまう。
人間なんて、虫の種類と数に比べたら、本当に微々たる数なのだ。
なのに我が物顔で、地球は自分たち人間だけのもののように汚し、破壊し放題。
いつか虫に席捲された世界で人間が恐れおののいて生きる時が来ても、私は受け入れるしかないと諦めている。
いや、既にその世の中は少しずつ来ているのかも知れない。
人が死んで、もし火葬にされず土に埋められたなら、その身体を分解して土に戻してくれるのは、この虫たちと細菌の働きなのだ。
そう思うと、有り難い存在でもあるのだと思う。
大量の虫に襲われる映画は、昔から様々なものがあったよね。
軍隊蟻の大群、人食いイナゴの大群に襲われる映画や、大量のミミズやゴカイに襲われる映画もあった。
そうした映画はフィクションの世界だけど、環境が悪化する一方の地球では、最後に残るのは虫たちだとも言われている。
その過程に於いては、今よりも虫の数は増え、生態も変化していくのだろうか。
虫が死ぬほど嫌いな人は、少しずつ抵抗力をつけておいた方がいい。
私は、少なくとも思いがけない場面で虫を発見した程度では、悲鳴を上げたりはしない。
ゴキブリもムカデも好きではないけれど、突如目の前に出現したとしても、「キャー」なんて言わない。
そもそも「キャー」という語彙が私には無いような気もする。
これまでに「キャー」と言った記憶がない。
だから私は可愛くないのか。
もうこの歳で可愛くなくても一向に差し支えないのだが、それでもこうちゃんは「カズエちゃんは可愛いよ」などと平然と言ってくれる夫である。
よしよし、可愛い夫である事よ。
食べこぼし位、許してあげようね。 |
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マーゴ
アタシが一家の・・・
Jul. 6, 2011 |
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マーゴ
末娘かしら〜?
Jul. 6, 2011 |
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イオを撫でていると毛がたくさん抜けたので、スリッカーブラシを出して来て本格的にブラッシングし始めた。
下毛がごっそり取れて、生まれたての仔猫くらいの毛玉が出来上がって行く。
イオも気持ち良いらしく、あっち向きこっち向き、ゴロンゴロンとその太った身体で寝返り打ちながら、私の動かすブラシを待っている。
よしよし、今日はじっくりブラッシングしてやるよ。
いつもイオは遠慮気味で、そんなに長時間させないものね。
しかし、なかなかイオのブラッシングに集中出来ない。
リマがやって来て私とイオの間に入り込み、私の手を舐め、イオの顔を舐めるのだ。
リマはイオに負けず太っている。そして体そのものが大きい。
つまり、とても邪魔なのだ。
だけど余りの甲斐甲斐しさと愛らしさに、無理に退かしてしまう事も出来ない。
腕をう〜んと伸ばしてイオにブラシを掛ける。
筋肉疲労になりそうだ。
イオにブラシを掛けながら、リマにも交互にブラッシングしてやる。
すると私の周りにはどんどん猫が増えて行き、膝には頼みもしないのにルスが乗り、後ろからはペリーが頭突きして甘える。
テトも来てブラッシングをせがみ、ペロも自分でグルーミングしながら寄り添う。
嬉しい事に、マーゴまで来てスリスリし始めた。
なあに?
マーゴもブラッシングして欲しいの?
近頃のマーゴは、みんなの仲間にしっかり入れている様子だ。
それが何より嬉しい。
ご飯も自分で少しずつ食べられるようになったし、一体あの長期間の食欲廃絶は何だったんだ?とこうちゃんと首をかしげている。
ま、いいや。
みんなと同じご飯を食べ、みんなのトイレ・・・と言っても10個以上もあるんだけど・・・を使い、みんなの輪に自分から入って来る。
やっとカワムラさん一家の一員になれたね、マーゴも。
このままマーゴの身体に異常が起きませんように・・・完治はしなくても、少しでも長く、楽しい時が続きますように。 |
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