ジャム
埋もれた頭
Jul. 7, 2011 |
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2011年7月7日 木曜日
涼しい。
だけど湿度は高い。
朝、かなりの雨が降っていたせいだ。
その雨があがったと思ったら、電動草刈り機やチェーンソーの音が聞こえて来た。
これはもしや又・・・と思って家を飛び出し、隣の公園へ駆けつける。
案の定、何人もの造園業者が来ていて、公園の木を刈っているところだった。
現場の責任者の人と話をした。
その責任者によると、個人の敷地に越境している枝を落とすように言われているのだと言う。
どこかの家から、そういった陳情があった場合に伐採するのだと言うから、では、今回どこかのお宅から陳情があったという事ですね?と確認してみたけれど、それは個人情報なので教えられないと言う。
また「個人情報」か・・・とウンザリする。
私が知りたいのはどこの家なのかという事では無くて、個人宅から陳情があったのかどうかという事実関係だけなのに。
業務委託された業者に行っても詮無い事だとは思いつつも、前回の伐採で、どれだけ酷い伐採が行われたか、細い枝のみならず太い枝まで殆ど落とされてしまっ、樹形がおかしくなってしまった事、切ったまま切り口に薬剤も塗っていない事など伝える。
業者は毎年違うから、前回の酷い伐採がこの業者の責任ではないのは解っているし、市かに委託された業者が独断で「ああそうですか、了解しました」と返答出来ない事も解っている。
責任者の人に、公園管理の土木事務所に電話して欲しいと言われたので、言われなくてもするつもりだったけれど、家に戻って直ぐに電話をした。
土木事務所の公園管理担当者いわく、道や個人宅に張り出してしまった枝を伐採するのだと言う事なのだが、陳情があった場合に伐採していると言う。
誰が陳情なんかするんだろう?と不思議に思っていると、個人のお宅ばかりではなくて、公園の愛護会などからの陳情で伐採したりしなかったり、ご相談の上で決めさせて戴いています・・・と付け加えた。
では、この公園には愛護会というものが存在しているのですか?と尋ねると、暫く待たされた挙句、特にそれは解らないと言う。
では、どこからか陳情があってしている事ではないのですね?と念を押すと、そうですねえ・・・と曖昧に認める。
何となくハッキリしない対応で、口調も穏やかなのを通り越して頼りなく、まるでこんな電話をしているこちらが担当者を苛めているような気がしてくる程に、相手は戸惑っている。
そこから私の演説が始まる。
言いたい事、言うべき事は頭の中でまとまっている。それをどれだけ伝わるように話せるかが腕の見せ所となるだろう。
久々の演出と演技だ。
この公園の木は、20年前にはまだ若木で小さかったものが、やっとここまで立派な木に成長したんです。
花の咲く季節には、近所の住民だけでなくお散歩に来る人、お花見の為だけに少し遠くからお弁当をもってやって来る人たち・・・みんなで愛している公園であり、桜なんですよ。
それを何年か前の伐採で不必要な伐採までされて酷い樹形になり、公園を愛する人たちみんなで悲しんでいたんです。
ここの公園は年に2度、町会で大々的に清掃活動をしていますし、その他にも、うちのような隣接している家の者が、気が付いたらゴミを拾ったり落ち葉を掃いたりと、住民が大事に慈しんでいる公園なんです。
土木事務所さんに立て札を立てて戴いても、それを無視して危険なボール遊びをしたり、散歩のお年寄りや赤ちゃん連れのお母さんが腰掛けるベンチに土足で上がったりしている子供を見掛ければ、したくない注意もさせて戴いています。
そうやって、みんなの公園を大事に守り、育てているつもりなんです。
だから貴重な税金を使って、して戴きたくない事までを無駄にして戴きたくない。どうかその予算で、別の事をして下さい・・・と。
切り口上では相手が聞きたくなくなる。
早口でまくし立てては、頭に入りきらなくなる。
上州女の私にしては気持ち悪い位優しい口調でゆっくりと、しかし一方的に話す。
担当は大変恐縮して、現場の業者の責任者に連絡をとって、今回は除草に留めるよう申し伝えますので・・・と言ってくれた。
だけど午後になってから、その土木事務所の担当者から電話が入り、やっぱり今回はどこぞのお宅からの陳情があったようですので、(個人のお宅に)越境している枝は落とさせて戴きます・・・と行って来た。
ふ〜ん・・・本当だろうか?
あの原発事故以来、2転3転する回答なんかそうそう鵜呑みに出来ない。
今回、委託業者や上司との板挟みになって、そう言わざるを得ないんじゃないのか?
虚しいね、役所との話し合いは。
来年には(無駄な伐採、税金の無駄遣いとまで言われて)ここの公園の桜の木は切らないようにさせて戴きますと言っていたけれど、そんな申し送り事項が来年までちゃんと正しく伝わるだろうか。
私は、そこまで望んでも無駄だと思う。
担当だっていつ変わるか解らないだろうし、たとえ変わらなくとも、お役所だけにこういう事を自分の裁量だけで言うとは思えない。
私もお役所の末端組織で暫く働いていたから、ああいうところの管理職の気質を知っている。
自分が新しい仕事を増やしたり言い出しっぺになったり、自分が前例を作るような「異端」になろうとはしない。
勿論、それは民間企業にだって言える事かも知れないけれど、お役所程ではない。
役所勤めは何かと難しいものだと思うし、その苦しい立場も理解しているつもりだからこそ、たかが一個人との約束なんて守って貰えるかどうか、イマイチ信頼出来ない部分もあるという事だ。
大多数の住民や、もっと権限のある組織からうるさく言われるような、そういう強い外部からのモチベーションがない限りは、毎年、事務的に予算計上して、機械的に無駄な業務までが引き継がれる。
そう指摘されれば否定するに決まっているけれど、本当に必要な事に予算を計上している訳ではない事が多いのも、残念ながら事実なのだ。
そういう無駄で無意味な事が、ここの公園の伐採ひとつ見ても、ずっと行われて来ている。
いつも土木事務所の公園管理担当へ電話する時には、来年は是非無駄な伐採をしないようにお願いしますよ・・・と苦情を言ったのだが、そのやり方は失敗だった。
その場で、今行われようとしている事をやめさせる気迫が無いとダメなんだ。
さりとて、業者だって予定されている仕事内容をし、予定された支払いが無ければ困るだろう。
しかし「**造園」という名前だったから、「切る」だけじゃなくて「植える」事も出来るはず。
木や花を植えさせて、一定の予算内で支払ってやれば良いじゃないか。
無益な伐採なんかするよりも、もっと町に木を植えたらどうか。
それも業者の勝手な判断では出来ない事なのだから、ここはやはり市の組織の企画・管理能力が問われる訳だ。
予算は私達の納める税金である。
市民が望んでいない事に、機械的に消化して貰うのは困る。
大勢で意見を述べなければ聞き入れられないというのも困る。
我々住民の健康と安全を守る為にこそ存在しているはずの役所だ。
もっと良心と常識ある判断を役所が出来なければ、原発に関連する諸問題だって、なかなか善処されっこない。
我々も無関心でいて、手遅れになってから声を挙げてもダメだ。
そして多数決の意見や、もっと大きな権力からの声しか受け入れないような行政で良いのか?
優秀な役人は多いはずだ。
もっと良く考え自発的に判断して動いて欲しい。
今夜は七夕。
ニュースで、短冊に書かれた津波の被災地の小学生の願い事に「はやくおかあさんがみつかりますように」というのがあって、思わず胸が詰まり、涙が出た。
五十も半ばで母を失ってもこんなに辛いのに、小学生の子供がお母さんを失うというその悲しみ、突然の不幸は如何ばかりだろう。
そんな子供の為に、遠く離れた見も知らぬ大人の私がしてあげられる事があるとしたら、やはり義援金を送り続ける事しかないのだろうな。
それにしても、瓦礫の撤去くらい早くしてやれ、国の力で。
それでまた財源が足りないとなると、またしてもたばこ税の値上げだってさ。
国民の反発を招き難い税だからという理由だそうだ。
たばこに関しては差し障りがあるからこれ以上は書かない。
だけど一番公平な税金は「消費税」じゃないのか。
財源が無いなら、消費税を上げろ、早く。 |
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ジャム
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