2011年 《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》 猫雑記
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ペリー

ま〜た
買い物したね

Aug. 8, 2011
ペリー
2011年8月8日 月曜日


暑い。

今日は亡き父の誕生日だ。

昔、妹が語呂合わせを言っていた。

「8月8日はパパの日」と。



父の誕生日祝いなんかした事が無かったけれど、遺影に向かって言う。

「おめでとう」

それから「有り難う」「ごめんなさい」もセットだ。



猫に対して言い続けるのと同様で死んだ父や母に聞こえているかどうか解らないけれど、これも毎日何度も言い続ける。

だって、それが自然な事だから。




相変わらずセミがうるさい。

山の中に居るのと同じだものな、我が家の立地は。



庭の水撒きをしていると、大合唱とは別に、耳元で物凄い音量でセミの声が聞こえる。

頭がおかしくなる程の大音量だ。



どこに居るのかと思って探すと、庭の木の低いところにとまって鳴いている。

身体の真ん中あたりでお腹側に向かって身体を二つ折りにするようにして、休まずに鳴き続けている。

こんなに間近でセミが鳴いている様子を観察したのは初めてだ。

あとどれくらい生きられるのか解らないけれど、これだけの音が出せるパワーを、小さな身体に秘めているのだ。



しかし、こんなに凄い音量で、セミは自分の耳はおかしくならないのだろうか?

私がセミのメスだったら、「アンタ、ちょっとうるさ過ぎよ!」と言ってやりたい。

でも、これが普通なんだろうな。




注文した「完訳ファーブル昆虫記」が、続々と届いている。

それでもまだ7冊だけだ。

明日も届くだろう。

嬉しくて仕方ない。





既刊の15冊のうち、新しく出たばかりの「8巻の上」以外の14冊は古本で購入したので、みんな販売元が違う。

それぞれに送料が掛かるけれど、それでも新品で買うよりは安かった。

新品で欲しいのはやまやまだけど、全部新品で買ったら6万円近くになる。

車やPC、カメラ、猫の多頭飼いと比べたら安い趣味だけど、ちょっとビビッてしまった。

54歳の大人なのに。






と言っても、次の「8巻の下」が出るのは12月の予定なのだ。

一気に支払う訳ではない。

それでも総額を思うと、ついつい古本にしてしまった。

どうせ繰り返し繰り返し読むから、丁寧に扱っているつもりでも直ぐに古本になってしまうのだ、私の場合。





それにしても、私が生きている間に「10巻の下」まで出るのだろうか。





肝心の「1巻の上」がまだ発送すらされていないので、届いた分から読むのは躊躇われる。

第1巻から順番に読みたいのだ。



でも、これも神様の思し召しかも知れない。

「お前、今は仕事が詰まっているのであろう。だからそんな時に読めないように、わざわざ1巻目の上は一番後回しにしておいてやったぞ」

そんなところに違いない。

神様の意地悪。







「ファーブル昆虫記」は、これから刊行される筈の分まで含めると20冊になる。

これを全て納める為のスペースが必要になったのだが、幾つかある私の本棚はもうギュウギュウだ。



なので、お祖父ちゃんの形見の骨董品の本箱から、古い文学全集を十数冊ほど抜き取って、1階の本棚へと移した。



この本箱は、「改造社」という出版社から出た「現代日本文学全集」全63冊がピッタリ収まるもので、まるで誂えたかのようだが、もしかしたらこの全集用に専用本箱も売ったのかも知れない。

お祖父ちゃんが生きている間に聞いておけば良かった。



この本箱・・・奥行きといい棚の高さといい、A5版の「ファーブル昆虫記」の単行本がピッタリ収まるうってつけの本棚なのだ。

但し、20冊程度では1段しか埋まらないから、2段目以下にはカビ臭い「現代日本文学全集」を収めたままにしておく事にする。

何しろ奥行きが無いから、軽くなってしまうと不安定だ。

また大きな地震でも来たら、倒れてしまう。







この文学全集は大正15年から刊行されたもので>>こちら参照)、3段組で文字も細かい上、時代が時代だけに漢字は旧字・・・すっかり目も悪くなってしまった私が、今からはとても読む気になれない。

ちょっと前までだったら、1冊にこれだけの文字量がある本なら嬉しくて、ホクホクしながら読んだだろうに。

お祖父ちゃんだけでなく、母の姉妹5人全員が読み、父が母の実家に付いて行った時には手持無沙汰だから読み・・・と、大活躍した歴史があるけど、流石にもう古い。



いずれはゴミとなるものなのだけれど、今、私の手で捨ててしまうのも申し訳ないような気がして、ずっとそのまま置いていた。

欲しい人がいれば差し上げたいけれど、そんな人もいないだろう。

古本屋も、タダでも引き取らないと思う。



紙が薄いのか、1冊がとても重たい。

でも物理的な重さだけでなく、今は殆ど死んでしまった人たちが大切に読んだ全集だと思うと、その重さまでを感じているのかも知れない。




私が死んだ時に、私の愛読書なんか、重たくて捨てるにも厄介なゴミでしかないのだ。

20冊もあるはずの「ファーブル昆虫記」だって、ゴミになるのだ。

しかも1冊が分厚くて重たい。



子供のいない私達としては、そうなる前に自分の手で処分しておかなければいけないと思う。

でも、自力で処分出来るような時点では、まだ手放したくないと思う気持ちがあって、なかなか思い切れない。

そこが身辺整理の難しいところだろう。





元気なうちにこそ、どこかの時点で自分の持ち物をもっともっと整理・処分して、思い切り身軽になっておかなければ・・・とまたしても思う。

それは本当に難しく、潔くやらなければ出来ない事なんだね。
ペリー

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ペリー
ペリー

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ペリー

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