2011年 《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》 猫雑記
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ガラ

ふわふわボールじゃないのよ

Aug. 13, 2011
ガラ
2011年8月13日 土曜日

今年もあとどれくらい書き続ける事になるか解らないけど、「暑い!」



今日、宅配の荷物を届けに来てくれたいつもお馴染みのオニイチャンに、氷をたっぷり入れた冷たいお茶と市販のちょっと塩が効いた甘いショートブレッドを玄関の中で立ち食いさせた。

良かったらお掛けになって・・・と勧めたのだけれど、立ったままで失礼します・・・と腰掛けようとはしなかった。



若くて礼儀正しいオニイチャン。

真っ黒に日焼けして汗だくだった。



このオニイチャンは、配達前に電話した時に応答がなくても、私達が庭に出ていたりする事もあると解っていて、庭に回って声を掛けてくれたりする。

かつて重たいガーデンテーブルなどが届いた時、力持ちのオニイチャンに庭まで運んで貰った。

それ以来、応答が無くても一応庭の方を覗いてくれるのだ。

なんて行き届いているんだろう。



本当に留守で不在配達票を入れた後でも、私達が長時間は家を空けない事を経験的に知っているし、どうせ配達の来るのはこの近辺を回っているので、また直ぐに立ち寄ってくれるような、凄く気の利いた配達員だ。

私達も不在票を発見すれば直ぐに再配達の依頼をしてあるのだが、少しでも早く再配達してくれるならば、その方が有り難い。





笑顔も話し方も爽やかで、このオニイチャンの配達だと、届いたものも嬉しいが、届けてくれる担当の誠実さに気分が良くなる。



猫関係の買い物は殆どネットでしているから、日々色んな物が届く。

その運送会社とは限らないし、その会社でも担当が違う事だってあるけれど、配達担当次第でこんなにも気分が違うものかと感心する。

それに比べて、愛想無しでニコリともせず面倒臭そうにする**とか、玄関チャイムを無くして電話で呼んでくれるようお願いしているのに不在票を入れて帰ってしまう**とか、少しはこのオニイチャンを見習って欲しい。

一度で確実に荷物を届けたいというコストパフォーマンス意識が希薄だったり、大事な荷物を少しでも喜んで貰えるよう感じ良く手渡ししようという心が感じられない業者だと、受け取る側も鼻白む。






ある時、買い物の途中で休憩したくなり、コンビニに立ち寄る事にした。

コンビニスイーツと美味しいレギュラーコーヒーでも買い込んで、桜の木の下で休憩しようか・・・という事で、近くのコンビニに立ち寄ったその時、そのオニイチャンにバッタリ出会った。

「あ、カワグチさん!今お届け物があってご不在票をお入れしてしまったところなんですけど、ここでお渡ししても良いですか?」と言う。

勿論、勿論。

お互いに余計な手間を掛ける必要は無いし、再配達を待っているのも苦手だから、渡して貰えるならば勿怪の幸い。

オニイチャンはお昼を買ったついでにトイレを借りるところだったらしい。





配達をしてこみると解る事だが、不在だと配達する側もガックリする。

私は一度、お歳暮の配達のバイトをした事がある。

留守だとガックリ・・・出来れば一度で配達を済ませたい。

だって同じひとつの荷物を何度も届けては、コストパフォーマンスが悪い。そんなの誰にだって解る事だ。



それを平気で、ろくに呼びもしなけりゃ、玄関まで出て来るのを殆ど待ちもしないで留守と判断し、持ち帰ってしまう配達業者なんて、コスト意識が無いとしか思えない。






かつて我が家では、昔からのタイプのドアチャイムが付いていた。

「ピンポーン」と鳴るから、急いで玄関に向かうのだけれど、1部屋掛け抜けて階段を下り、1階でも部屋を通り抜けてでないと玄関にまで行けない。

すると、もう留守だと判断して不在票を入れて帰ってしまっている。

甚だしいのは、やっぱり**だった。

そんな事では経費が掛かるばかりで、利益が減るよ・・・と言ってやりたい。



いつもいつも玄関近くで待機して居る訳じゃないんだから(近くどころか、一番遠いところで仕事をしているのだ)、もうちょっと待ってみるとか「カワグチさ〜ん」と呼んでみたりしては如何であろう。






今は、電話で呼んで下さい・・・と書いてある。

電話で呼んでくれたものに対してだけ出る。

そう決めたのだ。







こちらから返事が出来るインターフォンに付け替える気にはなれない。

そうなると、色んなセールスがとっかえひっかえ来るのに対応してしまう。



うちは古い家のせいか、ひっきりなしに住宅リフォーム業者が来ている。

大抵は「今忙しいので・・・」と断るが、それではまた別の日に・・・なんて思わせてしまう。





悪質な屋根のリフォーム業者は、通りかかったらお宅の屋根の一部が剥がれているからお知らせに参りました・・・なんて嘘をついてまで仕事をとろうとする。

幾らこちらが双眼鏡まで持ち出して確認しても、屋根なんか剥がれているようには見えない。

すると「一度うちの職人に屋根に上がらせて確認させますよ」と言い出す。

屋根に上げてしまったら最後だ。

まさか私が一緒に上がる訳にはいかないので、どうにでも言われて(されて)しまうだろう。



面白い事に、これは奴らのやり口らしく、色々な別の業者が同じ手口で、別の個所を「剥がれている」と指摘して来た。



しかも、通りがかるような場所ではないのだ、うちの前の道は。

居住者と新聞配達、宅配業者しか入って来ない路地で、袋小路のようなものなのだから。

何が「通りかかったら偶然見つけた」だ。嘘も大概にせよ。



それから、大谷石の塀が汚くなっているからを造り直せだのと言って訪ねて来る勧誘もある。

汚れ傷んでいるのは事実だ。

でも、壊れかけていて危険な訳じゃない。北側の日陰の部分に赤カビや緑のコケが出ているだけだ。

あと何十年生きるか解らないけれど、そんなに長い事ではない。

今のままで充分、事足りている。

金が余って余って仕方なく、使い道が他にないなら兎も角、塀なんか造り直す気はさらさら無い。



面倒だから「あ〜、うちはお金、全然ありませんから」と言ってやった事もある。

すると「そんな情けない事を・・・」と言いやがったな、あのジジイ。

「業者さんに”情けない”と言われちゃ、おしまいですね」と言ってやった。





勤めている時は解らなかったけれど、居職になってみると、いかに一日中勧誘がやって来ているのか解った。

いちいち対応していたら、とても仕事になりゃしない。







昨年末に玄関ドアを摂り変えた時、それまで箱をかぶせて隠していたインターフォンをすっかり外して貰い、その穴の上にポストを取り付けて貰った。

これでスッキリした。



宅配便だったら、伝票にこちらの電話番号が書かれているから、電話で呼んでくれる。

それで万事OK。



それでも庭仕事している時、庭にまで回って声を掛けてくれるのは、飛脚のオニイチャンだけなのだ。

オニイチャン、どうかいつまでもうちのエリアの担当でいて下さい。



前の担当のオッサンは余りに態度が悪くて、うちに金輪際来させるなと営業所の責任者に電話で苦情を言ってやったっけな。

会社の体質ばかりじゃない。

やっぱり担当の個人の資質や仕事への意欲の差なんだな。






おっと・・・今日も暑い一日だったという事を書くだけのつもりの「入り」を、こんなに長々と書いてしまった。

バカタレだな、私。




妹のところに電話したら、従姉妹のケコちゃんが手伝いに来てくれていたので、電話を代わって貰い、何十年かぶりで話をした。

電話で話したのなんか、初めてじゃないだろうか。



「カズエちゃ〜ん?」電話に出ると、ケコちゃんはそう言った。

ちょっと照れた笑顔が目に浮かぶような、そして穏やかで低い、優しい声だった。





そう言えば、母が死んで家に行った時、出迎えてくれた従姉妹のカオルちゃんも、第一声に「カズエちゃん」と言ったっけ。

不思議な感覚だった。

私を「カズエちゃん」と呼ぶ人はそう多くないので、とても不思議な気持ちがした。



カオルちゃんとも、何十年かぶりでの再会だったのだ。

それでも親しみを込めて「カズエちゃん」と呼んでくれる従姉妹。





思えば、親戚の誰とも何十年も会っていないのだ、私は。

ある時を境にして、私は世間の常識を超えて忙しくなってしまい、実家にもロクに帰って居なかった。

親にもロクに会っていないのだもの、ましてや親戚とは厭でも疎遠になってしまっていたのだ。






カオルちゃんといいケコちゃんといい、子供の頃に仲良しだった想い出が甦った。

カオルちゃんは母の姉の末娘、ケコちゃんは父の妹の一人娘。

どちらにも共通しているのは、性格が素直でひねくれていない事だ。

だから私のような非常識で不義理の権化のような従姉妹に、何十年かぶりでも「カズエちゃん」とこだわり無く呼び掛けてくれるのではないだろうか。

不義理ばかりで何となく後ろめたい私は、そんな事ひとつでも嬉しかったのかも知れない。






聞けば、ケコちゃんはとう遠くない所に住んでいるらしい。

池尻というから、渋谷から直ぐだ。

病院に行く時とか、手伝いに行くよ・・・とか、いつかカズエちゃんの体調が良さそうな時にお喋りに行くね・・・と言ってくれている。




親にも親戚にも友人にも、本当に不義理ばかりの人生だった。

少しは取り返せるのかな、死ぬまでに。

親だけは死んでしまって、もう取り返せないけれど。





その親は、妹が朝のうちにお寺までお盆迎えに行ってくれて、その留守にケコちゃんが家に居てくれたのだった。

新盆の初日のお客は20人も来たという。



妹は、あの日母が死んでしまって以来、会社が休みの日にも全然休めていない。

通夜や葬式、四十九日だ新盆だ・・・と、次々に法要はあるし、交際範囲が広かった母の為にはたくさん人が来て下さる。

いつ来客があるか解らないから、妹は自分のアパートには寝に帰るだけで、ずっと詰めている。






このお盆が過ぎたら、妹は実家の改装を始めるらしい。

そしてすっかり造り変えたら、アパートを引き払って実家に戻る予定だと言う。

妹が色々と考えた末に決めた事だし、妹の判断に間違いは無いだろうと思う。

仏壇も新調したそうだ。



いつの間にか、妹は母そっくりになっている。

嫁ぎ先の事なのに、母は長男の嫁として舅姑の介護やら、親戚関係から仏事から全てきっちりやっていた。

妹は、そこまでやらなくてもいいんじゃないの?とズボラな姉が思う位に、お寺の事から母の付き合い関係から、少しも疎かにせずにこなしている。

仏壇まで買い換えて・・・でも、きっと心から大事に思っているから出来るんだろうね、亡き親の事を。






ある時から鬼になって覚悟を決めたのだから、姉は今更くずぐず言わず、猫たちの事を精一杯やり遂げなくては申し訳が立たないだろう。

それでも姉を労わってくれる妹に全てを任せて、しっかりと猫たちへの責任を果たそう。
ガラ

アタシのおててでした〜

Aug. 13, 2011
ガラ
ガラ

ふっ・・・
(キャプション短か過ぎ!)

Aug. 13, 2011
ガラ

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