2011年 《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》 猫雑記
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デンちゃん

それ以上近づくと・・・

Sep. 8, 2011
デンちゃん
2011年9月8日 木曜日


昨日の日記で思わせぶりな終わり方をしたものの、事情があって直ぐにはその内容を書けないでいた。

ミッションが完了するまでは極秘裏でなければいけなかった。

途中で、もし、ここを見られる事があって関係者の気が変わっては困る事情があった。



だけど今日の日記は、アップするのにグズグズしているうちに9月12日にもなってしまったので、既にミッションは完了している。

もう心おきなく書いてしまおう。

事は終わったのだ。



しかし今日のところは、今日(8日)の時点の出来事までを書く事にする。

数日先の事まで書くのも変だし。







それはこういう事だった。

ある里親さんが里子に迎えて5年も経過していた猫を、もう飼い切れないから安楽死を考えているという事で、保護主は当然反対し、戻して貰う事を望んだ。

安楽死させる為にわざわざ里子に出した訳ではないのだからと。



その子はずっとストルバイト結晶(多分)の問題を抱えていて、遂に尿路結石にまで悪化してしまったらしい。

それで尿道を短くする手術をしたのだそうだ。

それが今週の月曜日の事。



どうしてそんな手術をして翌日にはもう退院しているのかそこが解らないのだが、退院後に家でオシッコを垂れ流しにしていると言う。

しかも抗生剤のせいなのかストレスなのか下痢もしていて、そちらもトイレで出来ないでいると。

それが堪らなくて、飼い続けられないから安楽死させるという主張らしい。



昨日、飼い主と元の保護主がメールや電話でやりとりした時には、飼い主も気持ちが落ち着いてくれたらしい。

しかし今朝になって、やはりこれ以上は飼い切れないと、同じ事を言い始めた。





生憎、遠方に里子に出した子ゆえ長距離の移動となり、直ぐに迎えに行く事はその子の体調も解らないだけに難しかった。

先ずは掛かりつけの病院入院させて貰うようにお願いして、手術後の状態を診て戴いて欲しいと保護主が説得したので、今日から入院しているはずた。





そもそもその手術をしたのが、いつもとは違う救急病院であったそうで、それで翌日には退院させられ、多分、後は掛かりつけの病院入院させて貰って下さい・・・という事ではなかったのかと想像するのだが、冷静さを欠いた飼い主の説明は不充分で、そのあたりの事が聞き出せないでいるらしい。



ともあれ、その程度の事で「安楽死」を考えるような里親にはこれ以上任せてはおけないと判断し、戻して貰う事で決まった。

問題は搬送手段なのだが、飼い主は届ける事は出来ないと言っているらしい。

きっとそこには飼い主なりの事情や理由はあるのかも知れないのだが、そんな事は私には解らないし、想像だけで飼育放棄どころか安楽死をちらつかせて他人に甘え切っている人を簡単に庇うのは良くない事だ。

安楽死させると言っているのに、保護主に戻す為に遠方まで届けるなど、飼い主の選択肢にはないのかも知れない。



元の保護主は超多頭飼いである上、介護を必要としている猫がいる。

その子を遠方までお届けした5年前とは事情が違い、今は長時間家を空けていられない。我が家と同じだ。



そこで私の出番となった。

病院から引き取り、猫連れで新幹線で移動してくれる人を探した。

だけど、そんなに簡単には見つからない。

私が行ってあげられないというのに、他人に頼むのは心苦しい。



暫く悩んだ末、忙しいのを承知でTさんにお願いする事にした。

する事にした・・・と言えば簡単だが、トンボ帰りしたとしても合計では7〜8時間の時間と、勿論労力を費やして戴く事になる訳で、大変申し訳ない。



どうして川口が?とお思いになる方もいらっしゃいましょうが、それにも色々と背景がある。

里親さんはその猫を迎えるにあたって、5年前、私に相談して来た経緯がある。

知らない人だったし、どこの猫を迎えるかかも知らなかったけれど、私は常識的な範疇の返答をした。



その後、保護主は私の良く知る間柄の人だったと解り、お届けの様子までも良く知っていた。

それだけに、あの子が戻されると知って、いささかショックも受けた。

保護主の為に、私に何か出来る事は無いのか?




新幹線代くらいは飼育放棄する里親さんの責任としてご負担戴きたい。

でも、それもどうなる事か・・・。





先ずは、当の猫の無事を確認するのが先決だ。

オスが尿道を短くする手術をして翌日退院させ、他の病院に入院させる事も無く、その翌日に垂れ流しだと言われても、その位は当たり前じゃないか?と私は思うのだけれど、一般的にはどうなんだろう。



いや、一般がどうであろうと関係ない。

あくまでも、その「個」がどういう状態であるかが問題なんだ。



術後直ぐにあちこちでオシッコされて困ると言うなら、安静を保つ為にもケージで過ごさせれば良い。

だけど、もはやそういう理屈を言い交わしている次元ではなさそうだ。

私も「お戻し」を勧めたし、配送してくれる人も確保出来たので、後はその猫の状態次第。




今日のところは、そこまででおしまい。





もどかしいけれど、猫の身体が優先だ。

移動に耐えられるかどうかを獣医さんに判断して貰うまで、待機しているしかない。

心配と腹立たしさと入り混じり、居ても立ってもいられない気分だ。

だけど保護主さんは、もっと心配だろう。



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デンちゃん、近づくとどうしても「シャーッ」と威嚇する。

50〜60センチ以内に入ろうとすると、もうダメだ。

猫同士では威嚇もないし、それどころか猫の事は大好きなのに、いまだに私達にすら心を許さない。

名前を呼ぶと「おめめパチクリ」の挨拶が出来るというのに、近寄せれるのは堪らなく怖いみたいなのだ。



デンちゃん気大怪我をして動けなくなっていた所を、マーゴの保護主マユミさんに保護され病院に連れて行って貰った猫だ。

手術して2ヶ月もむ入院していた。

だけど火を噴くような威嚇で、とても人馴れは難しいからと、元居た場所にリリースするところを、もっと安全な我が家の庭にリリースする事を勧めた。

その日からうの庭に定着して、シロちゃんと仲良くなり、オス同士で身を寄るようにして夏も冬も乗り越えたんだけど、怪我をしていたシロちゃんを遂に捕獲出来てうちの子にした後、デンちゃんも苦労して捕獲し、うちの子にしたのだ。

それが今年の立春の頃。



あれからまだ7ヶ月しか経っていないのか?

信じられない。

あれから余りにも色んな事があったせいか、デンちゃんの保護が今年の立春だなんて思えない。





掃除機は平っちゃらなくせに、私達が身ひとつでそ〜っと這うように低い体勢で近づいても「シャー」。

いいよ、いいよ、人間が怖いんだよね。

でも私達が敵じゃない事は解っているんだよね。



どんなに威嚇されようと、デンちゃんが今うちの子になっている現実を、私達は幸せだと思ってるよ。
デンちゃん

怒るかんね〜

Sep. 8, 2011
デンちゃん
デンちゃん

だって怖いんだよ〜

Sep. 8, 2011
デンちゃん

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