猫雑記20110918

2011年　CAT'S EYES & CAT'S HANDS　

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ゴマ

いつも見てるよ

Sep. 18, 2011

2011年9月18日　日曜日

言い飽きたけど記録として書いておく。

物凄く暑い。

だから昼には素麺を茹でて食べた。

素麺なんか食べるようになるとは、昔の私からは想像もつかなかったな。

どうしてみんな、夏になると素麺なんか食べているんだろう？と不思議でならなかった。

あんなモンでお腹一杯にしては勿体ない。

もっとタンパク質と脂質の多い物を食べたいのに、素麺だけ？

もしおかずを付けるならば、それはご飯で食べた方が良いじゃん。

暑くて何も食べたくない、食べられそうもないから素麺で済ませているのだろう。

そう思っていたのだ。

今日、素麺だけ食べながら、私達も渋い大人になったんだねえ・・・と話した。

二人で３００グラムを茹でたのだが、ペロリと食べて、少しすると直ぐにお腹が空いてしまった。

まだ渋い大人にはなれていなかったらしい。

お陰で夜には、大量に豚肉と茄子の生姜焼きを作り、白いご飯をたっぷり食べてしまった。

また「二人なのに４人前」が復活してしまった。

まだまだ子供だな。

最近気付いたのだけど、新たな変化が少ない日々には、日記は過去の想い出話が多くなるようだ。

１２年も毎日書き続けていれば、これだけの頭数が居ても流石にネタ切れになるので仕方ないかと思うが、その日の猫様たちのご様子を逐一書こうとも思えない。

いつもいつも同じ事の繰り返しを、あたかも今発見したかのようには書けないし、完璧に「日誌」として記録を書くだけというのもつまらない。

しかし毎日が同じようである事は、私にとっては幸せな事なのだ。

同じようにそれぞれが愛しく、可愛らしく、それぞれが変わりない日々の中で安心させたり魅了してくれたりする。

有り難い。

幸せを１０年も書き続けているとマンネリ化もするし、モチベーションは上がらない。

そういう事だ。

仕事や課題でギュウギュウになっている時には、現実逃避の為か映画の話が多くなるようだ。

書いている以外にも随分と観ているのに、のほほんとした気分の時にはエネルギーを使ってまでわざわざ書かない。

だから読み返してみて映画の話題に熱くなっている時というのは、書いていないからいちいち思い出せないけれど、何かしら心がささくれたり、考えたくない事でムカムカしている時だったのだろうと思う。

昔は、ささくれた時には無駄な買い物をして気晴らしをしていた。

２０年前には猫は３匹しかいなかったし、サイトも持っていなかったし（そもそもインターネットすらしていなかったし）、サラリーマンと主婦だけしている分には時間もお金もそこそこあった。

嵌めもしない指輪を買ったり、似合いもしないネックレスを買ったり、終ぞ着る事も無い喪服を買ったりするとスカッとした。

大体、１つの買い物に１０万円くらい出費をすると気が晴れた。

それで気が晴れるという事は、あの頃でもそこそこ勇気の要る金額だったのだろう。

生活必需品ではダメだ。

必需品には、１０万だろうが２０万だろうが支払わねばならない時というのがある。ガスエアコンや給湯器なんか高かったね。

無駄遣いしてこそストレス解消になっていた若い頃。

でも、今はそんな無駄遣いからはとっくに卒業した・・・と言えば聞こえが良いけど、そんな大金を自分の為にもなっていない無駄の為に使える程には余裕が無くなったという事だ。

だけど、根本的に私のストレスであった２大要因はもう存在していない。

ひとつは舅・姑との軋轢で生じていたストレス、そしてもうひとつは勤め人であるが故に感じるストレス。

今はそのどちらのストレスも存在していない。

お陰で私の心は嘘のよううに毎日平和になった。

それでも、些細なストレスはある。

勿論ある。

だけど今度は、殆どが自分の生活とは関係のないところからやって来るストレスだ。

それも好きでやっている事から来るものだから仕方ないのだけれど、なんとなくモオモヤイライラしたものがふっきれず、眠いのに眠れない夜もある。

そんな時、時間が無ければ「くるねこ」シリーズか「やつがれと・・・」の絵本シリーズを読む。

心がなだらかに、或いはふんわりと輪郭がぼやけて治まる。

時間と体力があれば、映画を観るに限る。

こうちゃんと並んでベッドに寝座りして、間にはジャムが入り、股ぐらにはアンちゃんがはまり込み、胸の上にはゴマが乗る。

それだけでもう充分に心が緩む。

目的にはしないものの、１階の猫たちの部屋の毛取り作業と毛布やマットの洗濯をする。

これも気晴らしにはもってこいだ。

でも単純作業ゆえ、必死にしていても頭の中では色んな想いが忙しく駆け巡っていたりする事もある。

やっぱり、架空の世界に没頭するのが一番の気分転換かも知れない。

そろそろ映画も観たいし、洗濯もしなきゃな。