イオ
哲学的ですって?
Nov. 9, 2011 |
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2011年11月9日 水曜日
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冬が連れて来る憂鬱はただひとつ |
寒くて、一日中暖房を切れず終い。
今年の冬は寒くなるらしい。
ラ・ニーニャ現象がペルー沖で起きているせいだと言う。
そんな気象予報を聞いていると、どうにも心が穏やかでなくなってくる。
野良猫たちの事が気掛かりだからだ。
解ってる。
全ての野良猫を家に入れる事は出来ない。
毎年毎年、そう自分に言い聞かせながら、それなのに自分の弱い心に負けて、次々と野良猫を家に入れて来た。
解ってる。
これは私の感傷なのだと。
どこかで線引き出来なければ、全てを失いかねないのだと。
時々解らなくなる。
何が心の強さで、何が弱さなのだろうか・・・と。
弱いからこそ行動してしまい、その結果生み出される状況を守り続ける為には、とても強い心が必要になる。
これは矛盾でも二律背反でもない。
一人ではこの状況は続けられない。
時間的にも労力も経済的にも、兎に角、物理的に不可能だろう。
二人でやれるからこそ、無理もしてしまう。
それはもしかしたら矛盾なのかも知れない。何がどういう風に・・・と説明出来ないのだが。
どのみち、くだらない理屈だな。
ぐだぐだ考えている位なら、PCを落として眠った方がまだマシだ。
猫たちに笑われるぞ、フラフラしていたら。
だけど冬になるといつもこうなる。
寒いって事が、どうしようもなく野良猫への感傷を呼ぶ。
ここから堂々巡りが終わらず、冬の間中ずっとぐるぐる、ぐるぐる・・・
とりあえず、今年も野良猫ハウスの毛布を新調しておこう。
ハウスは数も材質も、考え抜いて選んだものばかりだから万全だ。
但し暖房完備ではないのと、必ずしもそこで過ごしてはくれないところが辛い。
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哲学的な顔をしているイオだが実体は可愛い女の子でしかないというところから、結局イオが哲学を導いたような今日のおわり |
それはジェンダー差別の表現ではない。
女の子は可愛くあるべきだとか、哲学は婦女子のすべきものではないとか、可愛い女の子は哲学の似合うような女や男連中には劣るとか、そういう意味の表現ではない事はお断りしておく。
だってイオは賢く、繊細であると同時に肝っ玉が太く、それでいて臆病で、甘えん坊で野良っ気もあり、逞しい筋肉質の真ん丸で小柄な身体にとびっきり美しい顔を乗せた、とっても素敵な猫なのだ。
人も猫も一面だけじゃない。
だから私も弱いだけじゃないし、気の強いところばかりでもない。
私を繊細と言う人もいれば、几帳面なのに非常にラフで丼勘定のところもあって、働き者かと思えば人一倍モノグサでもあり、真面目だけど不真面目で、保守的だけど気紛れで、凡そ人が持つであろう性質は矛盾しながら持ち合わせている。
でも敢えてひとつ・・・私と言えばこれだ!と言えるのは、集中力かな。
これはもう、自分でも病気なんじゃないかと思う程、集中出来る。
その代わり、とても疲れるのだ。
いつまでこの集中力を発揮出来るのか。
これ以上老いに負けたくないけれど、この勝負は必ず負けると決まっているのだ。
勝ち負けじゃない?それは勿論、言葉の綾です。
それに、負けるのも悪くないと思っている。
負けないとしんどいからね。
いつかボケて、すっかり気持ちが楽になれる・・・そういう状態まで生きていられるかな。
母のように少しも穢れず、まだ細胞がピチピチしているのに突然死んでしまうかも知れないし、それはそれで誰にも羨ましがられる死に方だというところが何とも皮肉だ。 |
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イオ
鉄人的とも言えるわよ
Nov. 9, 2011 |
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イオ
え、人じゃない?
Nov. 9, 2011 |
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一日中殆ど陽が射さず。
日陰を作っていた木の枝が取り払われたのに、太陽が出なくては庭も暗い。
枝にぶら下げたオーナメントも、光が射さなくては全く目立たず、地味にぶら下がっているだけだ。
新しく加わった天使像は、ちょっと見ると石像のようだが、実はポリレジンで軽くて安い。
安いプラスチックの鉢植の端っこに乗せてみた。
いいじゃん、暗い一角に光がさしたようだ。
チープな庭ではあるけれど、どうせ20年後にゃ全てゴミになるんだ。
あまりお金を掛けずに楽しめる趣味で無けりゃ、私には無縁のままだったよ、庭いじりなんて。 |
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天使像
Nov. 9, 2011 |
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フェンスの外から見る
Nov. 9, 2011 |
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オーナメント目立たず
Nov. 9, 2011 |
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