2012年 CAT'S EYES & CAT'S HANDS 
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テト

ねえ、ナムちゃん

Apr. 21, 2012
テト

2012年4月21日 土曜日

覚悟を決めたつもりでも、心が揺れる。

何をすべきか、すべきでないか。



結果的に飼い主の自己満足の為に、精一杯の事をしてやれた事で自分を納得させるだけではないのか。

猫はどんな風に死んで行きたいのか。

それともそんな事など考えてはおらず、じっと静かに穏やかに過ごしたいだけではないのか。






もはや動こうともしない子に、余計なストレスや恐怖を与えたくない。

見守られているという安心感の中で逝かせたい。

撫でるとゴロゴロと小さな音を立ててくれているうちに、ロウソクが燃え尽きるようにひっそりと逝かせたい。





だけど本当は受け入れられないんだ、この現実を。




色々な想いが交錯する。

既に死への旅立ちをしている子に無理矢理強制給餌したり、水分を身体から出して軽くなって逝こうとしている子に補液したり、今の状態を引き起こしている原因を突き止める為にあれこれ検査をしたりする事は、その子にとって負担なだけで意味の無い事なのではないだろうかという想い。

そうやって僅かばかり死期を遅らせる事が、本当に価値のある事なのだろうかという想いもある。

だけど、もしかしたらほんの単純な原因から極度に体調が悪化しているだけで、もしや光明を見出せて、劇的に改善させる事の出来る対処法があるのではないだろうかという想い。

それは飼い主が自分を納得させる為に、愛する子を苦しませているのではないだろうかという想い。






ほんの少しの光明を見出そうとして、どんな小さな兆候でも見逃すまいとしている。

そして引き戻そうとするのが良いのか、穏やかに送ってやるのが良いのか、それも解らない。

その一線は、大抵の場合、猫の方から伝えてくれていた。

それを感じる「瞬間」が怖い。

そこまで追い詰める事も怖い。



ミュウも、ジーコも、カワムラさんもバカな飼い主に声に出して教えてくれた。

ミュウは「これでお別れだよ」と、いつものように声を出さずに口だけ開けてそう言った。

ジーコは「もういい」と弱々しい声で、だけど確かな意志をもって言っていた。

カワムラさんも、「もうここまでにしよう」と言った。





フレアは何を言っているのだろう。

まだそれが伝わって来ない。

「大好き」と言っているのは感じる。

自惚れかも知れないけれど、フレアは私達を愛してくれていると思う。

私達もフレアが大好き。

愛してるよ。





だけど、どうしたいの、フレアは。

どうして欲しいの。







具体的な事は、今はあまり書きたくない。

ただ明確なのは、腎不全が致命的に酷い訳でもなく、FIPの疑いも兆候もなく、腫瘍も見つからず、血糖値や白血球などの値にも異常は見られず、甲状腺機能にも問題なく、口の中に炎症も見られず、どこもこれと言って悪くないという事。



2年ほど掛けて少しずつ痩せて来ており、アレルギーは確かにある。

思ったよりも老齢であったのかも知れない。



だけど、もう少し一緒に生きようよ、ふーちゃん。










仕事をし、普通の生活をしっかり送ろうとして、エネルギーが過剰に廻っているのを感じる。

ご相談の電話にも、必要以上にエネルギッシュに対応しているのが解る。



でも緊急ではないご相談は、暫くはメールでご容赦戴こう。

フレアと、ゴマと、マーゴと、そして私との時間を求めている他の子たちの為に、私は限られたエネルギーと時間を使うべきだと思うから。
ナム

何よ~弱虫テト

Apr. 21, 2012
ナム
テト

僕のこと苛めない?

Apr. 21, 2012
テト
ナム

別に苛めやしないわよ

Apr. 21, 2012
ナム
キジ丸

僕も苛めないで下さいね

Apr. 21, 2012
キジ丸
ナム

解ってるわよ~このブタ丸

Apr. 21, 2012
ナム

名古屋のさっちゃんと、ほんの一瞬だけど再会出来た。

東京の妹さんのところに行く道中で、立ち寄ってくれたのだ。



二人の娘は、前回(8年前)会った時にはまだ生まれていなかった。

さっちゃんとご主人のカズマサ君は、それぞれお母さん・お父さんらしい雰囲気の「大人」になっていた。

8年前は、まだ少女と少年のようだったんだ。








さっちゃんはキンタロウ改め金団の里親で、さっちゃんと金団との対面ではそれはそれは素敵なシーンを見せてくれた。

ちなみに、そのシーンとは >>こちら






あれからもう8年も経ってしまったんだ。

さっちゃん、ホントに会いたかったよ。



さっちゃんの手を握ると、ほんのり温かくて嬉しかった。

私の手が冷たくて驚いたかな。

手には血があんまり巡っていないんだよ。

でも元気だから安心してね。







さっちゃんから、ミュウとカワムラさんにお花を戴いた。

9年も前に死んだミュウの事を覚えていてくれる人がいるんだと思うと、本当に有り難い。

有り難う、さっちゃん。

直ぐに供えたよ。
さっちゃんからのお花

Apr. 21, 2012
お花
後ろに見えるのは・・・

Apr. 21, 2012
お花
カワムラさんとミュウの写真

Apr. 21, 2012
お花
黒猫うに君

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これはほんの一例、大仏も信長もマジぎれパンダも手書き文字もあり


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