シャイン
洗顔前に撮らないでよ~
Apr. 30, 2012 |
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2012年4月30日 月曜日 |
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明日から雨が続くらしく、今日もはっきりしないお天気だ。
気温や湿度の変化、低気圧、そういうものが体調に影響しないと良いのだけれど・・・勿論、ゴマ・フレア&マーゴのサビ猫3人娘に。
いやいや、心肺に問題のあるアンダだって直ぐにそういうものに影響を受けるから心配だし、ペロとデンちゃん以外はみんな老猫なのだから、気を付けてやらないと。
1歳半で保護したシャインだって、気がつけばもう7歳か。
どうして1歳半だったと言えるのか。
だって生まれた日を知っているから。
シャインは、アインが死んだ2005年の3月、そのちょっと後の生まれなのだ。
アインの死が2005年の3月12日、シャインが生まれたのはその年の3月26日。
野村さんに「川口さん、シャインちゃんを手放したら後悔しますよ、”シャムミックスのアインちゃん”という意味の名前でしょう?」と言われた時、図星だったのでドキリとした。
シャインの醸し出す雰囲気は、アインのそれと似ていた。
アインが生まれ変わって、また私の元に来てくれたのかと、そう思いたくなる程だった。
だからうちの子にした訳じゃない。
アインはアイン、シャインはシャイン。
でも「シャムのアイン」という意味で付けた名前だという事は確かだった。
解る人には解るんだな。
ちゃんと私を「知って」いてくれる人がいるんだと、そうも感じた。
有り難う、手放さなくて正解でした。
シャインは私達の娘として、この家で今の生活をしっかり満喫している(ように見える)。
1歳半で捕獲するまでシャインを見た事も無かった私なのに、誕生日まで良く知っているのには複雑な背景がある。
当時は差し障りがあって、詳しい事は日記に書けなかった。
今はもう構わない。
それはこういう事だった。
当時、浜川崎でホームレスの人たちのブルーテントを撤去した際、たくさんの野良猫が流れて行った先が私の退職した職場の広大な敷地で、おなかが大きいメス猫も来ていると聞かされたのだ。
だから私は行ったのさ、捕獲に。
聞いたら放ってはおけないじゃん。
「ああそうですか、困りましたね」とは言えない。
その野良猫たちにエサをやってくれていたコバヤシさんが、当時は仕事が忙しくて一人で休日出勤していた。
私だけでは不法侵入になってしまうかも知れないし、そもそも、その頃どんな野良猫が居るのかも私は知らなかった。
職場の他の人達が居る平日では、流石に私もコバヤシさんもやり難かった。
私が退職した時点では、私が避妊してエサやりしていた野良猫は、姿を見せなくなってしまったトム以外の全頭・・・と言っても、ぶーちゃんとモア、みーちゃん、ガラだけだけど・・・再捕獲して家に連れ帰り、うちの子にしていた。
面倒を見て来た野良猫たちを残しては、とても辞められなかった。
トムはこの時よりも更にずっと後、ボロボロになってその場に舞い戻って来たと知り、ようやく保護出来たのだけれど、それはまた別のお話。
空が真っ青に晴れた日だった。
その日は、みなとみらいに行っていたんだ、仕事の打ち合わせ兼顔合わせで。
その帰り道、捕獲器を積んだ車で浜川崎に立ち寄った。
エサやりしてくれていたコバヤシサさんと共に、おなかの大きいというメス猫を探すが、いつもこの辺りに居るという場所に姿は見えず。
かの大企業の敷地は、人が立ち入れない場所も多いし、更にそこには藪も多い。
何しろ敷地内にJRの貨物線の高架は通っている、敷地内の移動用にバス停はある・・・そういう広い敷地だ。
探しているうちに、件のメス猫がやっと姿を見せた。
お腹ぺったんこ。
小林さん曰く、昨日までは大きかったんですよ・・・との事。
どこで産まれているのか解らない目も開かない仔猫たちから、この母猫を放してしまう訳にも行かず、その日はとりあえず手ぶらで帰ったのだが、その時に生まれたのがシャインだった。
エサやりだけは続けて貰っていたけれど、いよいよその研究所が解散消滅する事になり、エサも貰えなくなるだろうと心配して、大量捕獲に乗り出したのが2006年の暮れだった。
そして余り良い状態ではなかったシャインを、避妊しても我が家のエサ場にリリースする事が忍びなくて、家に入れて里親募集する事にしたのだが、その時に言われたのだ、野村さんに。
「手放してはダメです」と。
あの時まだ1歳半だったシャインも、もう7歳になった。
うちの猫たちの中ではそう老齢ではないものの、もう若くはない。
この子は野良ではやって行けないと判断したのは私だし、私には、この子を母親や兄弟姉妹とは違う家猫の道を歩ませた責任がある。
それにしてもシャイン・・・捕獲した当初、目薬を点したり投薬したり出来たのも、噛んだり威嚇しなかったのも、具合が良くなかっただけで、決して人馴れする猫ではなかったのだ。
だけど何度も言って来た事、人馴れするよりも猫同士が仲良く出来て、元気で食べて出して、そして楽しそうに暮らしてくれていたら、私達飼い主はそれだけで良い。
シャインの小柄な体を抱きたいのも本音だけれど、それが叶わなくても大した不幸ではない。
シャインの幸せが私達の幸せ。
勿論、それはシャインに限った事ではない。
キジ丸だろうがジニーだろうが、フレアだろうがゴマだろうが同じ事。
これからも話し合いは続ける。
私の言葉や想いが通じているのかいないのか、そして猫たちの気持ちを解ってやれているのかいないのか、そこのところは永遠に解らないけれど。
でも、解らないからこそ努力を続けるのだ。
求め続けるのだ。
そして互いに求め合い与え合う事自体が尊いのであって、努力せずとも他者の気持ちが解ったり、愛される以上に愛するという実践を伴わずに得られる幸せがあるとしたら・・・
それは、そんな簡単に手にしてはいけないものだろうと私は思っている。
解らないから考えるんだよ、人間は。
なかなか上手く行かないからこそ、試行錯誤し工夫するんだよ。
その努力を放棄して簡単に得られる答や幸せなんて、大したものじゃないんだよ。
・・・と自分に言い聞かせて生きている訳だ、私は。
今日もね。 |
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