雨雲の空
May. 4, 2012 |
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| 2012年5月4日 金曜日 |
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昨日までの豪雨は通り過ぎたようだが、今日も朝には小雨、夕方以降にはまたかなり強い雨が降った。
雨は嫌だ。
小一時間ザーッと降って直ぐに上がってくれたらこんなに有り難いものは無いのだけれど、一日中、そして連日降り続くと色々と困ってしまう。
当然、低気圧だから神経痛は一時的に悪化する。
猫の通院だって、雨の日はちょっぴり辛い。
シャッタがー開くのを軒（のき）の殆ど無い入口の前で待つのは、ちょっと辛い。
ふーちゃんとこうちゃんを車で待たせて、せっかちな私が並ぶのだ。
勿論、一番乗りの為にこそ並ぶ。
こんな事を言うのは申し訳ないが、予防接種の犬たちの後になるのはご免こうむりたい。
それでは２～３時間待ちは覚悟しなければならない。
具合の悪い子を連れて行っているのに、そんなに待てない。
早くから行って「立ちんぼ」すれば、待つのは１時間と少しで済む。
その代わり、朝はいつもより１時間早い午前３時からキリキリ舞いだ。
こんな早く起きる位だったら、寝ない方がマシかも知れない。
いやいや、少しでも寝ておいた方が良いに決まってる。
ヤケクソになってはいけない。
だけどそんな忙しい日でも、朝ご飯を抜いたりはしない。
そういういい加減さを自分に許してしまえる程、私達は若くない。
残り少なくなって来た人生の毎日、一瞬一瞬を大事にしたいし、そもそも食事を抜くようなだらしなさが嫌なのだ、私たち夫婦ともに。
いい加減な食生活というのは、若いうちは気づかないでいても、後で必ず自分にツケが回って来る。
５０歳になった時、顔の老け具合に差が出るよ。
これはホント。
食べるもののバランスの悪さは、精神のバランスを悪くする事にも繋がる。
大袈裟ではなくて、事実そうなのだ。
だからと言って、他人の人生にまで口出しするつもりもない。
自分たちの人生だけバランスを取るよう努めていれば、それで良い。
が、しかし・・・いや、まあ、いいや。
お腹一杯の状態で、元気に順番待ちの先頭に並んで待つのが宜しい。
何もする事が無いので長い時間に感じられるが、挨拶や言葉を交わす人もいて、退屈しない日もある。
待ち慣れた人は、文庫本なんか手にしている。
目が霞む私は、外で立って読書は出来そうにないなあ。
今朝は、空を見上げて写真を撮ってみた。
小雨を落としてくる雨雲が写せたかな。
時々こうちゃんが来て「代るから、車の中で待ってなよ」と優しい事を言ってくれる。
だけどどういう訳か、シャッターの前で立って待つ方が性に合っているんだ。
開く瞬間の喜びが味わいたいのかな。
長く続いた豪雨のせいで、庭の草花はすっかり弱り果て、今にも死にそう。
今回はやられた。
そもそも花のシーズンが終わり掛けているところに激しい長雨が続いたら、そりゃあダメにもなるだろうけどね。
でも陽射しが出たら、また少しは回復してくれるんじゃないかと淡い期待もしている。
フレアがいじらしくも頑張ってくれているように、マーゴの奇跡的な生命維持のように、ゴマの訳が解らない食欲廃絶とバカ食いの繰り返しのように、植物もまたひとつ大きな波を乗り越えて欲しい。
どうなんだろう、どうなのかな。
ああ、それにしても、生きているものとの付き合いというのは、何て気が揉めるものなんだろう。
だからこそ喜びも楽しみも手応えがあるのであって、機械やバーチャルな世界だけ相手にしていたら、そりゃあ楽だろうけど、命やモノを大切にしながら生きる事を忘れてしまうだろう。
儚い命、壊れ易い心をこの現実の世界で相手にしていてこそ、自分の弱さも省みられるし、苦しいだけじゃなく思いがけなく現実の幸せとも出逢えるんだ。
・・・というのが建て前。
本音を言えば、生きて行くのはなかなか大変。
我が家の庭で一番弱いのはキンセンカで、この花は終わり掛けに雨が続くと、ベタベタにとろけてしまう。
とろとろに溶けた細かい花弁が自分の葉にベトッとへばりついて、それを綺麗に除去するのはなかなか大変。
掴むと、まるでナメクジを掴んだようで気持ち悪い。
パンジーもビオラも終わりなのだろうが、そっくり捨ててしまうには忍びない。
蕾もたくさんついているのだ。
黄色く伸び過ぎた茎が豪雨で倒れ、それでも蕾をつけて咲こうとしている健気な花。
もう少しだけ、手入れして生かしておいてあげようね。
どうせ急いで夏の花に植え替えたところで、梅雨時にまた雨でやられてしまうのがオチだから、慌てない事にしよう。
暫くはじっくりと冬の間頑張ってくれていた草花の整理をし、土の再生処理を考えよう。
再生させる為に何をどうするか、そして鉢底に潜んでいるであろうナメクジたちをどうするか・・・。
毎日、朝はバタバタと通院して、しかも一旦家を出てから時間が掛るとなると、これから夏の庭の管理は大変だろうな。
理想としては朝８時までには水遣りを済ませるものだと言うが、病院から戻るともう１０時だ。
では、出掛ける前にやれるだろうか？
それはちょっと無理だ。
遅くとも午前３時に猫家事開始して、５時半に自分たちの朝食を終え、６時前から１時間掛けて水遣りすれば可能かも知れないけれど、それが毎日となったら疲れて死んでしまう。
寝るのがそもそも２時なんだから。
もっと早く寝ろだ？
寝たいよ、そりゃあ、寝たいのよ、ホント。
何もかも投げ出して寝てしまえば寝られるかも知れないけれど、そうしたら誰が猫のトイレを洗ってくれて、誰が私達のご飯を作ってくれて、誰が２時間おきにフレアとマーゴ、ゴマにご飯を食べさせてくれるんだろう。
小さい人が何人か出て来て、こっそりとやってくれるなら・・・。
この分では、申し訳ないけど、いや、当然だけど、庭の事は猫より優先順位を後にするしかない。
全部を完璧にはこなせない。
時にはカップラーメンだって食べさせちゃうよ、大事な夫に。
あんパンと牛乳かも知れないよ。
可哀相なこうちゃん。
という事だから、今年は夏の庭づくりを慎重に考えよう。
水切れし易い吊り鉢や小さな鉢は冬までお休みして、保水性の高い大鉢のものに限定しておこう。
ただでさえ藪蚊との闘いで、夏の水遣りは地獄なのだ。
朝晩、１時間ずつも水遣りするのは厳しい。
猫たちに手を抜いて、蚊に刺される心配が無くてノースリーブと短パンでチャラチャラと水遣り出来るなら、そして水道料金がもっと安ければ・・・・
そしたら一日中でも、自宅のみならず道路だろうが公園だろうがガンガン水を撒いて居たい水撒きフェチの私なんだけどね。 |
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