ジャム
なによお
Jun. 16, 2012 |
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| 2012年6月16日 土曜日 |
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朝から雨。
湿度が高くて、除湿機フル稼働。
洗濯物の室内干しの為にも除湿機は活躍している。
ジャムがすっかり毛布でオシッコするようになってしまったので、毛布とその下に敷いた防水シートは、日に２回ずつは洗って乾かす繰り返しだ。
ジャムのオシッコは日に２回なので、１枚のハーフケットをオシッコシートとして決め、オシッコされたら洗って乾かし、敷いたらまたオシッコされて・・・
何枚もの毛布を使うと出したり仕舞ったりの手間が厄介だから、１枚を使い回す。
次のオシッコまでに乾くのであれば、誰だってそうすると思う。
オシッコされる為に何枚も毛布を使いたくは無いよね。
考えてみれば、同じ場所でオシッコしてくれるだけ、あちこちでされるよりずっとマシなのだ。
同じ毛布の同じ場所でしているという事は、これはマーキングとは言わない。
その毛布は、ジャムにとっては自分のだけのトイレなのだから。
ジャムはウンコも毛布でする。
むしろウンコから始まった事だった。
それがいつしか、便秘がちになった頃から、オシッコまで毛布でするようになってしまった。
１０年もトイレでしかしなかった子が毛布でするようになったのは、ジャムなりに深いワケがあるのだろう。
自分だけのトイレを、アンちゃんが使うようになってしまった事も、ジャムには耐えられない事だったような気がする。
しかもジャムがトイレで排泄をしようとすると、アンちゃんが飛んで行き、トイレの邪魔をする。
末っ子で仔猫の時から大人猫たちに可愛がられ、自分だけがやりたい放題だったじゃじゃ馬で無邪気なお姫様が、自分の立場を奪い取ってしまうようなキャラクターの、まるで仔猫のように小さい暴れん坊の猫が来た事は、ジャムにとっては相当に辛い事だったのだろうと思う。
ごめんね、ジャム。
いつまでも子供のままでいさせてやれず。
でもね、先住猫たちはみんなそういう想いをして来たんだよ。
では、トイレを邪魔したり、目の前のジャムを挑発するようにして私に甘えて見せるアンちゃんには、悪意があるんだろうか？
それは全く違う。
アンちゃんほど気の良い子はいないと言って良い。
追いかけられても叩かれても、少しも懲りず、いじける事など皆無で、隙あらばジャムのお尻を嗅いだりしている。
悪びれず、直ぐにまた甘えるアンちゃんを私達も愛しくて仕方ないし、かと言ってジャムやゴマへの愛情が減る事は無い。
だけどアンちゃんにとっては、ゴマやジャムのトイレを覗いたり、排泄中の彼女達にちょっかいを出す事は、楽しい遊びのひとつなんだと思う。
それを出来るだけ阻止しようと、私達がアンちゃんの気を逸らし、遊んでやるようにはしているのだけれど、それでも過敏なジャムにとっては、もう落ちつかないのだろう。
不思議な事に、毛布で排泄している時には、アンちゃんは邪魔をしない。
その辺りのアンちゃんの気分は解らない。
猫の気持ちは解らない事が多い。
解らないからこそ、じっくり付き合おうと思っている。
観察し、思いつく限りの事を試してコミュニケーションを試みる。
解るつもりになっている事もあれば、解らない心境も一杯ある。
それは１頭飼いであっても同じだ。
そして多頭飼育の場合、それが様々な心理の組み合わせで状況がより複雑に変わって来る。
私達は、ますます頭を使い、心を砕く必要がある。
それは苦労と言えなくもないが、楽しいと思う。
私達の努力は、時に空振りになる事も事もあるけれど、想いは通じるものだと感じさせられる事も多い。
ジャムにトイレでオシッコさせる事は現状では難しいだろう。
折角ゴマが１２年目にしてトイレだけでするようになってくれたら、入れ換わりにジャムがベッドの上でするようになってしまうなんて、予想もしなかった。
だけど良い部分をちゃんと見出し、それを受け止めてやり、負の部分をカウントしないようにする事が大事なんだと思う。
お陰で私は神経質ではなくなったところがたくさんある。
全く大雑把でズボラではいけない。
子沢山の母親としては、大らかに、尚且つ、より気配り・目配りし、より多くの努力をして子育てにあたらなければならないのだと思う。
その、自分が努力をしているという実感と手応えが楽しい。
結果は思い通りにならずとも、あれこれ試行錯誤しながら、自分が向上心を持ち続けられる事や、ちょっとだけでも進化していると感じられる、その事自体が楽しい。
だから、多頭飼いはそれだから大変だとか自分には難しいだとか、そう短絡的に考えないで戴きたい。
１匹から２匹に増やす事は、マイナス部分よりもプラスの方が確実に大きい。
それは猫にとっても、飼い主にとっても。
自らの進化や努力を放棄したならば、やって来ない幸せというものがある。
かつて１匹飼いだった私が、私自身にそう言っている。
そして猫にとっても、負担になる部分以上に、成長し心の深みがでる事に間違いないと、我が家の我儘な猫たちを観察していてそう思う。
しかしうちの猫たちの我儘さ加減と言ったら・・・。
ジャムだけにパパとママが揃った状態が常に必要らしく、それが満たされなければ不平タラタラ、大声で文句を言い続けるその諦めの悪さには、つくづく感心してしまう。
それはきっと、私達が日毎に必要とされるものが増しており、より深く愛されている証でもあるのだ。
大変だけど、幸せな関係。
こんなジャムの横顔を見ていると、とても猫とは思えない。 |
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ジャム
ジャムは猫じゃないもん
Jun. 16 , 2012 |
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ジャム
あったりまえでしょ
Jun. 16 , 2012 |
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ジャム
だから毛布でするのよ
Jun. 16 , 2012 |
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解っているよ、ちゃんとものを考え、いつも何かを感じ、私達に常に働き掛けてコミュニケーションをとろうとしているんだよね。
それはお互いに形が違えども、同じ次元の生きものなんだと思わせる横顔なんだ。
猫だからと侮れない、厳しい関係だとも言える。
幸せには相応の代償が必要で、そこには騙しや小手先の業は効かない。
猫をナメてはいけないのだ。
昨日は予報に出ていた先の日付の雷マークが消えた。
だけど明日が晴れる以外は、殆どが雨マークだ。
梅雨なんだなあ、本格的に。
１日おきに降っては晴れてくれると、水遣りの手間と水が節約できるんだけどなあ・・・ |
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