レン
僕って女の子のように見えても
Jul. 14, 2012 |
|
2012年7月14日 土曜日 |
|
昨夜も夜半に突然の土砂降り。
ザーザーと言うよりゴーゴーという感じで大量の水が、いつまでも落ち続けていた。
ところでこのジメジメ陽気のせいか、今年も室内にムカデが入って来た。
ほんの小さなムカデなんだけど、発見した場所は私の首の上だった。
昨夜、ベッドに横になって寝ようとした時、首の後ろ側・・・「うなじ」と言うのかな・・・が何やらムズッとしたので手で「カイカイ」しようとしたら、次の瞬間に首がチクッとした。
掻こうとした手で探って掴んだら、本当に何かが掴めたので驚いて、その手を慌てて振り払ったら床にポトッと落ちたのはムカデだった。
こう書くとまるで落ちついているようだけど、その時の私の恐怖がお解りだろうか。
だけど私は悲鳴は上げない。
脳がそういう時、瞬時に悲鳴を上げるという具合に反応しないのだ。
少女の頃からそうだった。
頭、おかしいのかな。
痕の処理も一人で何とでも出来たのだが、こんな一大事にこうちゃんだけ寝ているというのも、仲間外れにするようで可哀相ではないか。
よし、起こしてやろう。
「噛まれた、噛まれた、痛い、痛い、ムカデ、ムカデ」
私の大声で、こうちゃんが飛び起きた。
「そこそこ、早く早く、ほらほら」
どういう訳か、単語を2度ずつ繰り返す。
意識している訳じゃないから、きっと癖なのだろう。
こうちゃんは落ちついてティッシュで掴んで外に捨ててくれた。
その間、寝ていたはずのジャムやアンちゃんがわらわらと寄って来て、我先にキャッチしようとする。
それを防ぐのは私の役目。
もし猫が噛まれたら・・・と思うと、猫に先を越されてなるものか。
私達の見ていないところではどうする事も出来ないが、目の前でムカデやゴキブリ、ヤモリ、蜘蛛などを悪戯して殺すのをむざむざ見過ごせない。
ムカデ達にも、毎年言い聞かせたい。
わざわざ猫が一杯居る家に入って来るんじゃないよと。
逃がしてやったムカデには、クチコミでムカデ仲間に広めておいて欲しい。
「あの家には獰猛なケダモノが居るから、入るんじゃないぞ」と。
しかしまあ、家の周りには藪や湿った暗い所、枯葉の堆積した場所など幾らでもあってムカデの棲息環境が整っているものだから、どうしても年に何度かは室内でムカデを発見する事になる。
いつもは猫に叩き殺された死骸を発見するだけなのだが、私はこの家に越して来てから19年間の間に2度噛まれた。
前回は足先で探り当ててしまい、その爪先を噛まれた。
今回は私の髪の毛の中にでも潜り込もうとしたところだったのだろうか。
しかし2度とも小さな細いムカデだったので、毒も少なかったようだ。
こうちゃんはその昔、寝ていて枕の下に手を差し入れたところ、チクッとして飛び起きると、大きなムカデが居たそうだ。
その昔というのは50年近くも前の事だけど、現在カワムラさん部屋のトイレが並んでいる辺りはかつて小さな部屋で、そこでこうちゃんは寝起きしていたらしいのだ。
窓を閉めていても、奴らはサッシの隙間から入れるらしい。
奴らというのはムカデやヤスデ、ゴキブリ、シバンムシなど。
今夜も大雨になるらしいから、ムカデがまた入って来るんじゃないかと不安で仕方ない。
それでも睡眠時間は貴重だから、横になれば直ぐ寝ちゃうけど。
ムカデに噛まれた痕をこうちゃんに見て貰うと、赤い、ほんの小さなピンホールがあると言う。
蚊やブヨ、ダニに刺されたのとは明らかに違うと言うのだが、見たくても、首のほぼ真後ろなので見えない。
合わせ鏡をすれば見えるかも知れないのだが、うなじの毛の生え際だから見え難いらしい。
もういいや、自分で見なくても。
調べたところ、ムカデに噛まれた時の対処法として以下の事が解った。
ムカデは咬みついたり、足先で皮膚表面を傷付け、皮膚表面に広範囲に毒を噴き(塗り)付ける。
傷から毒が浸透するので激痛が発生する。
ムカデの毒はヒスタミン、セロトニンのアミン成分のほか、細胞を破壊して毒の浸透を促進する複雑なたんぱく質性の酵素毒成分が主体成分である。
一般に酵素は熱に弱い性質があり、ムカデ毒の酵素活性が完全に失われる温度は42℃付近にあるようで、43℃以上のお湯で患部を温めることで酵素活性を失活させることができる。
それで、とりあえずレンジでチンした熱いおしぼりを何度か替えて熱いままをあて続け、そっと洗い流した。
暫くはジンジンとした疼痛があり、その痛みが若干広がるような感じがしたけれど、2度目にも拘わらずアナフィラキシーは起きず、たいした事は無く済んだ。
何しろ小さいムカデだから・・・体長6センチといったところかな・・・毒も少なかったのだろう。
デカいムカデでなくて良かった。
ここは自然に恵まれている代わりに、ムカデは出る、おっきな蜘蛛だってしょっちゅう家の中で発見する、庭にはナメクジやヤスデが天文学的な数で居る、タヌキやハクビシンや蛇は居る、オオスズメバチやキイロスズメバチの巣が近くにある(と思われる)・・・そういう場所でもあるのだ。
群馬の実家で暮らした19年間には、凡そ知らなかった豊富な自然環境だ。
35年前の群馬の実家エリアの方が、現在のここよりも「町」なんだなあ・・・としみじみ思った。
まあ、マムシに噛まれたという訳じゃないし、大きく腫れる事も無く、数時間後にはすっかり忘れてしまった位だから大した事件ではないのだが、なかなか刺激的だった。
噛まれたのが猫でなく私で本当に良かった。
あ~ところで、キンカンは効かないそうですし、冷やしてもダメだそうです。
毛虫の毒針が一杯刺さった時と同じで、先ずは43度の熱いお湯で洗い流すので一番という事、覚えておいて下さい。
うちは都会だからムカデなんか出ないよって?
へえ、スンマセン。 |
|
|
|
レン
結構強いんです
Jul. 14 , 2012 |
|
レン
ムカデだろうがゴキブリだろうが
Jul. 14 , 2012 |
|
レン
一瞬であの世に送ってやります
Jul. 14 , 2012 |
|
レン
試してみます?
Jul. 14 , 2012 |
|
お天気のせいか、それとも小さなムカデが何匹もいて噛まれたせいか(これはものの喩え)、毒が溜って来たみたいだ。
本当は毒なんか無い、ムカデじゃなくてヤスデだったのかも知れない。
ヤスデは臭いけど、毒は無い。
でも臭いんだ、不快なんだ、臭いが。
自分だって臭いカメムシなのかも知れないのに、カメムシがヤスデを臭いと言う資格があるのかな。
いや、私はカマを降り上げるカマキリかも知れない。
そう思うと、落ち込む。
かと思えば、あの時語られなかった状況の中には、これこれこういう事実があったのかも知れない、いや、そうに違いない、どうしてあの時に気づかなかったんだろう・・・などと突然思い当たる。
単純作業をしていると、そういう風にして、当時かぶれもしなかった毒が見えないところで蓄積をしていた事に突然思い当たって、それがいきなり心に蕁麻疹を起こす。
あの時は鈍くて、然るべきかぶれを起こさずにいたけれど、本当はかぶれるべき毒だったのだ・・・なんて考える。
あほらしい。
そんなものは、自分の中にある別次元に追いやってしまえ。
そもそも意志を以て語られた事が全てなのだ。
敢えて行間を読む必要など無い。
甘えちゃいけない。
みんなそれぞれ忙しいし、責任と課題に追われて精一杯なんだから。
文学やってる訳じゃないんだ、現実の生活は。
いや、くだぐだし始めたなら、自分が別の次元に行ってしまえば良いのだ。
月が2つあって、ちゃんとそこにも自分も寸分違わず存在している世界に。
そんなの簡単だ。
幾らでもやる事があるのだから。
別の事に没頭したら、いつの間にか別の世界に居るはず。
そこには溌剌とした自分が居るはずだ。
なのにやる気が出ない。
きっとこの陽気のせいだ。
明日は晴れると言う。
外に出て草木に触れ、陽を浴びて(本当はこれは持病を悪化させる要因で良くはないのだろうが)、美味しいものを色々作り、また元気になるんだ。
ちょっと雑でパワフルな、自分にとってのウルトラマンへの変身の如く、私が身に付けた自分になるのだ。
とりあえず、今夜は残り物でスパゲッティ・ナポリタンにする。
いや違う、ペンネ・アラビアータだった。
具は玉葱、ウインナソーセージ、ピーマンが無かったので春菊・・・この春菊が良い仕事をしてくれた。
グリーンアスパラもやインゲンでもそりゃあ美味しいけど、ピーマンや春菊のようなほろ苦さが無い。
妹にもわざわざ電話でその事を言った位だ。
次もピーマンじゃなくて春菊にしようと思ったよ、お姉やんは・・・と。
よくよく考えると、具には白・赤・緑を揃えたいんだな、無意識だったけど。
そして味のバランスもそれが一番良いみたいなんだ。
勿論、スパゲッティ・ナポリタンでも同じ。
春菊、是非ともお試しあれ。 |
|
|
|
|
|
|
京都より4匹の里親募集
クリックして募集記事を見て下さい! |
|
真ん丸おめめの黒猫けんた君
里親・一時預かり募集!
クリックして募集記事を見て下さい! |
|
だいすけ君 里親・一時預かり募集!
クリックして募集記事を見て下さい! |
|
巨体なのにスリスリゴロゴロ、さんぼ君
絶賛里親募集中!
クリックして募集記事を見て下さい! |
|
メイちゃんの里親募集
(仔猫たちはご縁を戴きました)
クリックして募集記事を見てネ! |
|
たみちゃん一家
絶賛里親募集中!
クリックして募集記事を見て見て! |
|
|
五郎蔵さんとおまさちゃん
絶賛里親募集中!
クリックして募集記事を見てちょ! |
|
|
|
|
|
|