ゴマ
抱っこでお手伝いするわよ
Sep. 22, 2012 |
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2012年9月22日 土曜日 |
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いいえ、ゴマさん。
貴女はママのお手伝いなんか考えず、先ずはちゃんと食べて、そして寝て下さい。
ママのキイボードの前をうろうろ、勝手に抱っこさせて、私の左手を拘束して・・・
それでもめげずに左手を使っていると、嫌そうな顔をして膝からデスクに移り、モニターの上に移動したり、PC本体の上に乗ったり・・・
そして、また目が合うと、一声短く鳴いて、デスクの上の狭い空き地を通り、キイボードの前でうろうろしてから、私の膝に無断で乗って来るのだ。
「あれぇ、ゴマちゃん、乗っても良いってママ言ったっけ?」
ゴマは聞こえないふりをしている。
するとすかさずこうちゃんがゴマ用のご飯を持って来て、私の足元に跪き、そして言う。
「はい、ゴマちゃん、抱っこご飯だよ」
嫌々食べさせられて、もういよいよ「もう要らないっ!」と言う代わりに、乗っていた私の太腿に後ろ足の爪を立てるようにして飛んで逃げる。
お陰で私の太腿は傷だらけだ。
夜から強い雨。
13年前の今夜も、大雨だった。
明日は台風が来るという前夜で、既に朝から雨は降っていたものの、良根になると激しさを増して土砂降りだったのだ。
良く覚えている。
だって、ゴマ親子を保護した晩だから。
あの晩、勇気を出して仔猫3匹とゴマを家につけて帰って良かった。
ゴマは、初めての家で、あと2匹産んだ。
1匹は死産だったけれど、まだ小さかったゴマが全部で5匹も赤ちゃんを産んだのだ。
発見した時、生まれたての赤ちゃん猫たちは雨に濡れて冷たくなりかけていたけれど、帰りの車の中で良く拭いて胸に抱き、温めながら連れ帰った。
冷たくなりかけていた仔猫とは逆に、ゴマはやけに熱かった。
特にお尻のあたりが熱くて、後にして思えば、まだ出産途中だったせいかも知れない。
ゴマは自分の赤ちゃんを撮られると思ったのか、私の胸に抱いた3匹をくわえようと必死に私の胸に乗って来た。
赤ちゃん達とゴマと4匹が全員乗れる程、ゴマは小さかったし、生まれたての赤ちゃん猫も小さかった。
あの時、アメショー3匹しか居ない家で、私達は2階部分しか自由に使えなかった。
しかも猫嫌いの舅が1階には居て、「これ以上飼うなら出て行って貰う」と言われていた。
それでも保護して良かった。
既に舅達は寝ている時間だったので、そーっと、こっそり連れ帰った。
猫を飼えない、或いは増やせない理由がどうであろうと、その気になりさえすればやれるんだという証の第一歩だった。
だけど、とても勇気が要った。
年老いた純血種しかおらず、野良猫を飼った事の無い私が、野良猫を家にに連れ帰るという事は、あの頃はまだとてつもなく勇気の居る仕業だったんだな。
知識も経験もなければ、そんなものか知れないが、私の場合は特に甚だしかった。
それ位、ミュウたちを過保護に出来愛していたし、野良猫についての知識も経験も無かったから。
唯一、あの時私を後押ししてくれたのは、その前年に、やはり雨の中で保護した白い仔猫の命を助けてやれなかったという思い出だ。
大雨の中、その雨音にも負けない位に大声で鳴いていたノミだらけの白い仔猫。
少し離れたところに、大人の猫が居て、じーっとこちらを見ていた。
あれは母猫だったのだろうか。
ずっと互いに顔を見続けて、そして母猫がプイッと背中を向けて去って行った。
「その子はお願いするわね」
そう言っているように感じた。
後の事など考えず、兎に角、入院させたけれど、命は助けられず、名前すらつけてやっていなかった。
あの時の辛さを味わう位だったら、たとえ舅に追い出されても構いやしない。
今回は迷わなかった。
だけど、全てが手探りで、勇気の居る事だったのだ。
ゴマ、私の前に現れてくれて有り難う。
私を信頼してくれて有り難う。
私は猫について殆ど全てを、ゴマから教わった気がする。
アメショー3匹と10年近く暮らしていたのに、大してものを考えていなかった事が、ゴマと暮らしてみて良く解った。
それ位、ゴマは複雑で、誤魔化すのが難しい猫だったんだけど。
ゴマと共に歩んで来た13年間。
今日でサイト開設13周年。
おめでとう、私。
有り難う、応援して下さった皆さん。
それにしても、ゴマはデカいウンコをしたっけなあ。
保護した当日、大きな缶詰フードを一人で全部一気に食べて、初めてのトイレで砂も散らかさず、そして大型犬かと言う程の大きなウンコを1本したのだ。
まだ3キロも無かったゴマなのに。
あれ以来、どんな大きい猫でも、あの時のゴマのウンコ程の大きい太いウンコをした子は居ない。
9キロのメラでも、10キロのぶーちゃんでも、8キロのジャムでも。
あ、ジャムはそれに近い「単一乾電池」ウンコをいつもしていたんだけれど、最近は歳をとり、小さいウンコを一杯する子になってしまった。
おっきな1本糞が出たら、猫だって気持ち良いんだろうなあ。
それからゴマ・・・娘たちをみんな里子に出してしまってごめんね、
それだけは、ずっと貴女に謝り続けないといけない位、母猫というのは子供を忘れないものなんだと知ったよ。
これは最後まで残っていた末っ子の「キジ子」が多いけれど、仔猫たち4匹の思い出の写真。
1999年の、私にとったって忘れ得ぬ仔猫たち。
今夜のうちに電話で「おめでとう」が言えたのは「キジ子」改め「モンちゃん」にだけだったけど、元気にしているってよ。
だけど娘たちも、もうお婆さんだねえ。
あのキジ子がねえ・・・信じられないような、この年月だね。
この13周年のサイトも、実は1晩徹夜して作り上げた。
小さな、コンテンツも少ない、今より遥かに稚拙なものだつたけれど、兎に角、1晩で作ってアップロードしたんだ。
仔猫たちの里親探しをする為に、自分でサイトを作ったのだった。
今回のSOSも、一晩徹夜して作った。
勢いが無いと、こういう事は出来ない。
少なくとも私の場合にはそうだ。
どこに着地するのだろう。
現場でお世話をしている人達には、苦労も不安もあるだろうけれど、猫たちの為に始めた保護活動、どうか心を合わせて頑張って欲しい。
私は私の引き受けた責任を誠実に果たします。
誠実に・・・ |
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ゴマ
眠らせようとしているわね
Sep. 22, 2012 |
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ゴマ
そうはいかないからね
Sep. 22, 2012 |
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禁煙、30日目。
ようやく1ヶ月が過ぎた。
もう何年も煙草を吸っていないような気がする。
それはつまり、「煙草なんか吸っていたなんて信じられな~い」という意味では無くて、煙草を吸わずに過ごす時間がとても長く感じられたという事だ。
煙草を吸い始めると、換気扇の下で吸っているのに文句を言ったジーコ。
ライターを全部、冷蔵庫の下に隠してしまったアイン。
どちらも仔猫の頃の事だ。
年月は過ぎてしまった。
これからの私の時間には、煙草は傍に無い。
まだありありと、その葉の香りも覚えているのに。
う~ん、やっぱり「口唇リビドー」なのかなあ? |
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たった一人の犬飼いさんから始まった救出劇!
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迷子犬を探しています!
居なくなったのは大阪府池田市ですが、もっと遠くに
行ってしまっているかも知れません。
名前は「セロ」
中型で毛が長め
お心当たりのある方は、
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お願い申し上げます。
mail : catseyes@catmew.net 川口宛 |
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大阪より、生後5カ月の女の子の募集です
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(千夏ちゃんと一緒にご縁を戴きました)
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