2013年9月16日 月曜日 (禁煙389日目)
大型の台風18号、日本上陸。
流石に物凄い風だが、雨量は昨日の朝ほどではない。
各地で川が氾濫している。
何十年に一度の雨なのだそうだ。
崖の上の家の人に、こうちゃんがお見舞いの電話をしてみる。
とても怖い想いをしながら過ごしているとの事だ。
妹の住む町・・・つまり私の生まれ育った故郷では、強風で何軒もの家屋に被害が出ているとニュースで知り、まさかとは思うが念の為に妹にも電話してみる。
しかし、もし実際に被害が出ているような状況だったら、電話になど出ている余裕は無いだろう。
ジャム
今日は台風なの?
Sep. 16, 2013 |
|
ジャム
ジャムは全然怖く無いよ
Sep. 16, 2013 |
|
ジャム
昨日の朝の方が凄かった
Sep. 16, 2013 |
|
ジャム
ジャムは今日は平気だよ
Sep. 16, 2013 |
|
ジャム
出掛けないんだったら
Sep. 16, 2013 |
|
ジャム
一緒に寝ていようよ~
Sep. 16, 2013 |
|
ジャム
ンガ~ッ
Sep. 16, 2013 |
|
幸い、私の実家は父が不必要なまでに頑丈に造ったお陰で、台風にも大地震にもビクともしないし、取り壊すには莫大な費用が掛るというオマケ付き。
たかが2階建なのに、重量鉄骨で骨組みを造った。
地盤は町全体が岩盤で、地震の時もあまり揺れない。
父は草葉の陰で笑っているかも知れない。
どうだ、俺のする事に間違いは無かっただろう?と。
死んだ後も尚、家族を守ってくれているのかも知れないね、父は。
本当は母も私達姉妹も、どうせ新築するなら木造の瀟洒な平屋が良かったのだ。
そんな事、父は聞きやしない。
自分の考えだけで建てた。
唯一母の要望を聞いたのは、洗濯機の脇に洗い場を作り、その洗い場と洗濯機にはお湯が出るようにする事だった。
45年も前の事だ。
この母の考えは素晴らしかった。
洗濯機に汲む水の温度が高ければ、目には見えずとも汚れ落ちが違うはずだ。
私なんか熱湯が出れば良いとさえ思う。
そうすれば薬剤を使わずに殺菌も出来るじゃなにいか。
そうそう、私達の部屋の壁紙とカーテンを、私に選ばせてくれた。
私は沈んだ色の、苔色っぽい緑の壁紙とカーテンを選んだ。
地味だけど良い色だったなあ。
電話に出た妹は、明るい声で「もちもち~♪」と歌うように言った。
バカだねえ、幾つになっても子供なんだから。
妹の家は勿論無事で、風雨の当たる窓には面格子があるので、物が飛んで来てもガラスが割れないと自慢していた。
じゃあ気を付けてね、今がピークだろうから橋の上から身を乗り出して川の増水の様子なんか見て来るといいよ、ついでに田んぼと用水路もどうなってるかチェックしておいで(そんなものは存在しない)。
うん、お姉ちゃんも屋根に登ってペンキ塗ったところがが剥げていないか、よ~くチェックして来るといいよ・・・等とお互い考え付く限りブラックな事を言い交して電話を切った。
すみません、不謹慎な姉妹で。
ベランダの吊り鉢だけ下ろしておいたが、後は何をどうするでもなく、一日閉じこもっていた。
きっと明日にはまたメチャクチャに破壊されているであろう葦簾の破片と、千切れ飛んできたいるはずの木々の葉などを後片付けるのに追われるだろう。
今日はだらだら過ごせば良い。
|
網戸越しに見るベランダ
Sep. 16, 2013 |
台風が来ると思い出す。
ベランダにはポリカーボネイトの屋根があるのだが、この屋根をつけた直後に台風があった。
もとより、ここに屋根をつける事は舅が大反対していたのだが、何年か掛けて説得を続け、それでもますます頑迷に反対していたのを押し切る形で屋根をつけたのだ。
反対する理由は、ここは南からの強い風が吹き上がって来て屋根が飛んでしまうのだ、日吉広しと言えどもベランダに屋根を付けとる家などどこにも無い・・・というものだった。
言い出したら退かない舅。
しかしお隣も、そのお隣も、みんなベランダには屋根と言うか、ポリカーボネートの波板の庇を付けている。
それがあると無いとでは、雨よりも雪の時に違うのだ。
ここのベランダはどういう訳か風の吹き溜まりで、お隣よりも倍も雪が積もる。
ベランダの植木は、大雪の度に全滅した。
ビニールシートなどぶら下げてもみたけれど、あまり効果は感じなかった。
屋根があったらなあ・・・といつも思っていた。
さて、屋根が飛ぶといけないからと反対している舅がいるので、是非とも頑丈に作って欲しいと依頼したにも関わらず、ポリカーボネートの波板が。心配してベランダに出ていた私の目の前で、「バリン」と一瞬で吹っ飛んだ。
どこまで飛んで行ったのか判らない位、それは物凄い突風だった。
しかし、見れば波板を留めていたのは、プラスチックの「J」の形をした留め具で、こんなもので保つ筈が無いと素人の私でも解った。
このままでは、全ての波板が飛んでしまうだろうと思い、私達は激しい風雨の中、先ずは浅糸で骨組みに縛り付けてみた。
しかし何度も強風に煽られてギシギシ擦られているうちに、浅糸なんか簡単に切れてしまった。
よし、次は針金だ、ありったけの針金で縛りつけよう・・・と頑張ってけれど、針金もやがて切れてしまった。
私が手で押さえているから、業者に電話して!と言うが、夜明け前の事なのだ。
押さえるのは俺の方が良いよ、と交替して、何度か電話を続ける。
すると出たのだ、偶然、会社に泊まり込んでいたという専務が。
事情を話して、直ぐに来て欲しいと言うが、どこだったか忘れたけど、近くないのだ、直ぐに出発しても。
こうちゃんは出勤し、私は欠勤する事になった。
まあ仕方ない。
待っていたら、やって来たのがポリカーボネートの波板を納めて取り付けたメーカーの工事担当の若い男の子だった。
なんたらサッシという、超有名メーカーの社員だ。
だけど、またしても同じ簡単に引っ掛けるだけの金具を持って来ていた。
これじゃぁダメなんだと少し強い口調で言ったら、逆切れしてプイッと帰ってしまった。
わざわざ千葉県から3時間掛けて来たというのに、そんな事で良いのか、低能男。
またしても、業者に電話で文句を言う。
今度は、その鉄骨を組んだ業者の人たちが何人かでやって来て、骨組みの鉄にドリルで穴を開けて、がっちりとしたビスで留めていた。
もう暗くなった頃、完成した。
最初からこうすべきだったのだ。
手抜きするから、舅の言った通りになったじゃないか。
しかし一番厄介なのは、舅に「だからワシの言った通りだ」とクドクドと言われる事だ。
そこで義姉に頼み、突然だけど軽井沢に行くから一緒に行きましょうと、補修工事が来る前に、連れ出して貰ったのだった。
助かりました、理解ある義姉がいて。
しかし舅は、風で屋根が飛ぶぞ・・・と、出掛け間際まで言っていた。
呪いの言葉のように。
ええ、ええ、お陰様でもう飛んでいたんです。
貴方にだけは知られないようにしましたけどね。
今は、もう葦簾の破壊が進む程度で、ベランダの屋根はビクともしない。
普通よりもビス留めしている箇所がうんと多いのだ。
最初からこういう風に作っておけば良かったのに、やっぱり信じてお任せしてはダメだと思い知ったよ。
施工には、口うるさく口を出せるように、こちらもある程度のイメージと知識、それから付きっきりでチェックする位の気構えを持たないとダメなのね。
う~、めんどくせ~。
舅も姑も、もう居ない。
でも、私達もすっかり年をとってしまい、実家の父も母も死んでしまった。
20年という歳月は、あっという間だったけれども長かったという事だな。
ビルには変化は見られないとの事。
神様。 |
|
|
|
|
|
京都より4匹の里親募集
クリックして募集記事を見て下さい! |
尼崎より 赤ツナギ さんの里親募集(の一部)です |
※バナーをクリックして募集記事を見て下さい! |
|
|
|
五郎蔵さん
|
おまさちゃん
|
ニニちゃん
|
|
|
|
アキコちゃん
|
ユキちゃん
|
コイちゃん
|
|
|
|
ハルくん
|
モモちゃん |
|
|
赤ツナギさんのブログもよろしく |
|
|
|
|
|
|
|
|