2013年10月5日 土曜日 (禁煙408日目)
ビル、永眠。
このときを恐れていたような、早く楽にしてやりたかったような・・・想いは複雑で書き表せない。
ビル
永眠
Oct. 5, 2013 |
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ビル
穏やかな顔
Oct. 5, 2013 |
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ビル
可愛い顔
Oct. 5, 2013 |
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ビル
立派な身体
Oct. 5, 2013 |
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毎日、ビルとギリギリのところで付き合いながら、何度も覚悟を決めては泣いた。
洟をすする私の膝に頭をすりつけてチャイが甘えた。
もう恐れる必要は無い。
もうビルを失う心配はないのだ。
ビルの肉体と、その生命活動は無くなっても、ビルの魂は永遠のものとなった。
もうずっと一緒だ。
昨日の午前中には、何度か少しずつ食べていた。
その後、朦朧としていたけれど、まだフラフラしながらもケージの中で立ち上がったり、場所を移動したりしていた。
やがて一箇所で落ち着き、昏睡になった。
今日に日付が変わってからも息をしたいたけれど、夜明け前に息が止まった。
ほぼ先生の予見通りだったんだろうな。
それでも、家に帰って家族に見守られて1週間過ごせて良かった。
あのまま病院で点滴しながら死なせる選択をしなくて良かった。
1週間、美味しそうに食べて、毎日ウンコもして、目も元通りになって、これならもしかして・・・と希望が持てる気がしたのは、きっと私の勝手な思い込みだったのだ。
ビルが昏睡状態になってから、仮眠していた時、久し振りでミュウの夢を見た。
夢の中で私は、自分の検診にミュウを連れて行ってしまったらしい。
しかもキャリーにも入れずに。
無事に家に帰るまでの長い道中の夢だった。
ミュウを胸に抱き、都心の交通量の多い道を歩いている。
夢とは言っても、ミュウの重さを腕に感じていた。
ミュウも自分の重みで苦しくないように、お尻の部分を支えつつ、何度か抱き直し、決して放さないようしっかり抱いて歩いていた。
それはそれは長い道のりを歩いている、その全てを夢に見ていた。
ミュウがビルを迎えに来てくれたんだろう。
そう思う事にした。
ミュウのときと同じで、ビルは良く太ったまま、毛艶も良く、しっかりとした身体で永遠の眠りについた。
こんなにも早く、患ってからあっと言う間の亡くなり方は、きっとミュウもビルも無念だっただろう。
だからミュウは迎えに来てくれたのだ。
そう思いたいよ。
いつもはプティを近寄らせないメラが、ひとつシエスタで寝ている。
そうだよ、アナタ達は姉弟なんだよ。
同じきょうだいのビルが旅立った事が解るのか?
そう言えば、一度部屋を出て他の部屋の猫家事を済ませてから再び部屋に入って行った時、ケージの中のビルを覗きこんでいたプティが、私を見上げて「シャーッ」と言った。
いつもは威嚇などしないプティなのに。
僕達の邪魔をするなと言っていたのか。
どうして助けてやれなかったんだと私を非難していたのか。
仲良しの兄ちゃん・ビルに命が感じられず、何か異変が起きているらしい事が感じられて混乱していたのか。
ビルの気持ちはどうだったのだろう。
昏睡状態で私達に話し掛けられて、もしかして怯えていたんじゃないだろうか。
元気な時だったら、決して私達を近寄らせなかったのだから。
私達の声を聞けば安心するだなんて幻想に過ぎない。
それとも少しだけ、他人とは違って気を許してくれていただろうか。ほんの少しだけ。
その全てが解らないし、解らなくても正解が得られなくても良いと思っている。
解らないからこそ、私はいつまでも考え続ける。
こうだったのだろうか、ああだったのだろうかと、様々な可能性を考え続ける。
解りさえすれば気が済むのか。
気持ちが少しは楽になれるのか。
そんな事は無い。
解らない事があっても仕方ないんだ。
だけど、だからこそありとあらゆる可能性を考え続ける。
それで良い。
おやすみ、ビル。
やっと背中を撫で、ブラッシングもしてやれた。
もう触り放題だ。
ビル
初めて顔に触れた
Oct. 5, 2013 |
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ビル
初めて身体にもさわった
Oct. 5, 2013 |
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一杯触らせて貰ったよ、ビル。
まだ柔らかくて、あっと言う間に硬直してしまったマルコの時とは随分と手触りが違った。
そう、ジーコのときのように柔らかくて温かくて、本当は生きていて、少しの間息を止めてみているだけのような、そんな錯覚をしてしまいそうだ。
何時間しても、いつまでも尻尾だけは柔らかくて、ふさふさとしなやかだ。
しかも冷たくない。
尻尾には筋肉が無いのかな。
それにしても、こんなにも立派な尻尾をしていたんだな、ビルって。
ビル
太い尻尾
Oct. 5, 2013 |
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あまりにも長くて太くて(短毛なのに)しなやかな尻尾は、手触りが気持ち良くて、いつまでも触っていたい。
これを焼いてしまうのか・・・。
ミュウやマルコのとき、こんな立派な身体を焼いてしまうのかと、惜しくて堪らなかったのを思い出した。
長く患わずに逝った子は、少しもやつれておらず、毛並みも美しいままで、とても死んでいるようには思えない。
24時間は安置しておくけれど、ビルは生き返るだろうか?
今までに生き返った子はいなかった。
ふとスイッチが入って、またビルが起き上がってくれたら・・・
遠からず、プティもメラもデンちゃんもチャイも、そして私達も、貴方の家族みんなそっちに行くから、ビル君は寂しがらず、ちょっとだけ待っていなさいよ。
ビルのケージを縮めようと(一番長い175センチ幅の状態で使用していたのだ)して、ビルの寝ているシエスタをケージから出していたら、チャイが近寄って来た。
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チャイ
ビル君、寝てるの?
Oct. 5, 2013 |
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チャイ
舐めてあげる
Oct. 5, 2013 |
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チャイ
スリスリもしようね
Oct. 5, 2013 |
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チャイ
また会おうね、ビル君
Oct. 5, 2013 |
その後、チャイはデンちゃんに丁寧に舐めて貰ってから、また暖かい炬燵の中に入って行った。
ビルの残したお水をケージから出すと、デンちゃんもプティも代わる代わる来て、ガブガブ飲む。
馬鹿だな~二人とも、同じものが部屋にあるじゃん。
それとも、それが二人のお別れの儀式なのかな。
明日の火葬の予約を入れて、やっと私達も少し眠れる。
但しジャムのオシッコシーツの洗濯の間だけね。
起きたらまた頑張ろう。 |
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