2015年3月21日 土曜日 |
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春分の日、お彼岸の中日だ。
お彼岸とは、春分・秋分を中日とし、前後3日間を合わせた計7日間を言う。
中日に先祖に感謝し、残る6日は悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目、即ち「六波羅蜜」を1日に1つずつ修める日とされているそうだ。
「六波羅蜜」とは、以下の6つ
1.布施・・・人のために惜しみなく何か善い事をする事
2.持戒・・・本分を忘れずをルール守った生き方で、人間らしく生活する
3.忍辱・・・悲しいことや辛いことがあっても、落ち込まないで頑張る
4.精進・・・最善をつくして努力し、良い結果が得られてもそれに驕らず、更に向上心を持って継続する
5.禅定・・・心を落ち着けて動揺せず、どんな場面でも心を平静に保ち、雰囲気に流されない
6.智慧・・・真理を見きわめ、真実の認識力を得る、知識ではなく智慧の心を以て考える
仏教徒だろうがキリスト教徒だろうがイスラム教徒たせろうが、何の信心をしていなかろうが、いずれも守るべき指針だ。
彼岸の間だけでなく、常に心掛けていたいものだと今更ながら思う。
心掛けて居たってなかなか出来ない事だけに、意識して心得ないなら尚更出来るはずもない、私のような俗人には。
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ルス お天気悪いわねえ
Mar. 21, 2015
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ルス ま、雨でもアタシは忙しいから・・・
Mar. 21, 2015
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ルス あ~ペロペロ
Mar. 21, 2015
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ペロ ボクも忙しいよ
Mar. 21, 2015
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ペロ ても舐めて貰おっと
Mar. 21, 2015
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ところで高校の修学旅行にて、グループでの自由行動日、私達のグループは「六波羅蜜寺」と「詩仙堂」、「知恩院」に行ったら、殆どそれだけでタイムアップだった。
リーダーだった子が京都通だとかで、彼女の好みで決められたコースだった。
殆どの人達が行っていた金閣・銀閣や清水寺などは何度も行ったからと言って、馬鹿にしているのだ、私達初心者を。
詩仙堂に行きたい理由だって、近くの店で「雲母漬(きららづけ)」なるものを買いたいからだと言う。
まあ、渋いと言えば渋い。
高校生だと言うのに。
40数年も前というのは、今のように情報がたくさん無い時代だった。
京都のような有名観光地だろうが、土産物として良く知られていたのは「八つ橋」と「しば漬け」くらいのものだったのだ。
そのオンナは美大志望で、デッサンのモデルのバイトをしないか私を誘った事がある。
聞けば、うちの町に住む女流画家に師事しているらしく、同じ町中の私に白羽の矢を立てたらしいのだが、ヌードモデルだと言うではないか。
冗談でしょと一蹴したけど、変な女だったなあ・・・
バイト代、当時で日に1万出すと言うのだ。
「雲母漬け」を買うだけでなく、「茶箱弁当」を昼に食べたいと言って、グループのみんなに総スカン食らった。
あの当時で、確か3千5百円くらいしたのだ、その弁当。
ランチに3千5百円、絵のモデルに個人で1万円支払うだあ?
信じられない感覚だったね。
あの頃の高校生のお小遣いは、月に5千円くらいだったと思う。
靴や洋服を買う時は別途母親が与えてくれていたし、そもそも私は当時から着る物になどお金を掛けない娘だったから、5千円もあれば学校帰りの買い食いや小物雑化・本程度を買うには充分だった。
たまにレコード(LP)を買うと、それが一番高かった位かな。
映画とレコードは高かったよ、あの頃。
それでもお小遣いを余して、貯金もした位だ。
貯めるのが好きだったんだな、あの頃から。
そして好きなものを自分で買う。
ま、結局使ってしまう訳だけど。
思い起こせば、美大志望の同級生はみんな個性的だったなあ、私も含め。
でも私は、小茄子の味噌漬けが買いたいと言うような渋い娘ではなかった。
せいぜい喫茶店で、250円のベーコンピラフを2杯お代りして店員を驚かせる程度の娘だった。
大食いで食いしん坊だけど全く「渋く」なくて、「雲母漬」など買いたいとも思わず、店の中にすら入らなかったのだ。
まるで母親の買い物を店の外で退屈して待つ幼児のようだったと、今になって気づく。
勿体ない事をしたし、まだガキだったんだなあ・・・と懐かしく思う。
どこからこんな話になったんだ?
ああ、彼岸の「六波羅蜜」からか。
昨日の青い雑草の名前を、いつものようにすみれさんがメールで教えて下さった。
「オオイヌノフグリ」というのだそうだ。
そうか~、あれがそうなのか。
名前だけは聞いた事があったけれど、まさかこの身近な雑草がそうだとは・・・きっとこの花の名だけば忘れません。
すみれさん、ありがとうございました。
別の青い花の名は毎年忘れますが、やっぱりボケている・・・と笑って下さい。
夕方、妹から「お墓参りに行って来たよ・・・」というメールが届いていた事に気づく。
私も行きたいけど、行けないな、猫が居る間は。
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