| 2015年8月24日 月曜日 |
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曇天でやや涼しい。
昨夜からずっと注意して見張っていたし、時々は強制的にトイレに入れてウンコさせようとしていてのだけど、全然その気配なし。
一晩中起きていて疲れ果てたこうちゃんは、束の間の仮眠。
私は時々ゴマをトイレに入れたり、マッサージして促したりもしていたのだけど、ゴマが嫌がって怒るので、まだ出ないんだな・・・と諦めて仕事に集中していた時・・・突然、臭って来た。
ゴマ、犬トイレ（犬はいません、犬のしつけ用トイレも併用しているのです）でウンコしてしまった。
あ、あんまりだ。
ずっと二人交代で、２４時間以上見張り続けていたのに、ほんのちょっと目を離した隙に、狙いすましたよあにやっちゃうなんて。
問題なく出来れば、いつウンコしようが構わないよ。
だけど、ゴマはもう足がヨレヨレだから、独りでは踏ん張り切れないのだ。
消化力も弱っていて、下痢とまでは言わないが、やや柔らかいウンコ・・・押せばつぶれる粘土くらいの柔らかさだ。
そのやや柔らかウンコの上に、踏ん張り切れなかったと見え、一旦尻もちをつき、もが゜いているうちによろけながら足でもウンコをさんざん踏んだようだ。
ウンコで汚れた足で、テーブルの周りをヨタヨタと歩き回っているところをとっ捕まえた。
こうちゃんを大声で呼び、臭いの元を片づけて貰っている間に、私はこれ以上の被害を食い止める為にも、ゴマの足とお尻を洗う。
そしてタオルドライしている間に、床掃除もして貰う。
「俺が仮眠なんかしたのが悪かったんだ」なんて言ってるけど、寝なきゃ死んじゃうよ。
仕方ないよ、毎日の事だから、こういう日もあるさ。
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ゴマ ぐうぐう
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ゴマ あがっ？
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ゴマ ご、ごはん？
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ゴマ ごはんだったら起きる
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ゴマ オシッコしろって？
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ゴマ そんなら、まだ寝てる
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ゴマだって心を持つ。
ボケてしるとは言え、その小さな頭の中では、私たちの想像を超えて、様々な感情や思いがあるのだろう。
人間に都合の良いようにばかりは、事は運ばないよね。
それを嘆いても無駄な事。
介護が長期化すると、人間相手の場合でも本当に疲れ果てる。
それは私たち、既に充分に経験済みだ。
いう事を聞かずに暴れる人間の介護と比べたら、片手で楽々持ち上げられる猫の介護なんて楽なものよ。
ゴマがジタバタしたところで、さほどの力も要らずに洗ってやれる。
ただ、ゴマにしてみれば洗われたくなんかないはずだから、疲れるよね、心身ともに。
今はまだ暑い季節だから良いけれど、肌寒くなって来たら、お湯で温めようが、どう手早く乾かそうが、渇くまでの過程では身体を冷やしてしまうだろう。
ますます目を離さずに、ゴマにウンコさせてからでなければ寝られないよ。
でも、冬に始まった事だったね、この対処も。
あれからこんなに長い月日、ゴマが頑張ってくれるとは予想していなかった。
丸々太って元気だったルスやデンちゃんが、ある日突然死への旅路の支度を急いでしまったかと思えば、年が越せるとは思えなかったゴマがこうして生きてくれている。
ゴマの口の中は潰瘍で真っ赤だ。
歯根が腐って、歯茎の中に残っている事も災いしている。
痛みで食べると叫び声をあげる。
腎不全も進行し、骨と皮ばかりになり、体力も筋力もすっかり落ちて、自力では排泄も困難になっているゴマが、ここまで頑張りを見せるとは。
やっぱりここは、「有り難う」としか言い様がない。
しかし私たちも年老いて、それでますますの寝不足はちと辛い。
せめてウンコが２４時間毎とか、せいぜい３６時間以内にはしてくれると良いのだけれど、２４時間の事もあれば、６０時間おきという事もあって、全く予想が出来ない。
ゴマも私たちも、時を戻して若返る事は出来ないのだから、毎日のドタバタ劇はやむを得ないね。
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