2016年 CAT'S EYES & CAT'S HANDS 
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2016年6月23日 木曜日


今日もひんやりと涼しい。



昨日から向かいの空き家の解体工事が始まり、サッシの窓を閉め切っていても騒音がもの凄い。

まだ序の口だ。

本格的にうるさくなるのは、まだこれからなのだ。

ジャム
ジャム   今だってうるさくて嫌だよ
Jun. 23,  2016

ジャム
ジャム   静かにしろって言って来てよ~
Jun. 23,  2016


そりゃぁ言いたいんだよ、ママだって。

でも仕方ないのよ、この辺りは古い住宅地で、あっちこっちで建て替えばかり。

こういう事って、みんなお互いさまなんだから。

音を出さずにやれと言っても無理だろうしね。

実際、腹立たしい位うるさいし、これから先は振動も激しくなるだろうけど。





ゴマが昨日もう虫の息だという時にも、電動ノコギリの凄い音が聞こえていた。

ゴマは大きな音が嫌いだったから、よほど苦情を言いたかったのだけれど、やはりそこまでは言えなかった。

言えるとしたら、道を塞いでいる大きな車両は、誰か近隣の車が通る時は退けて欲しいという位かな(必ず言うし、今回も言っておいた)



でもゴマはさぞかし嫌だったろうな。

死に際でも、耳は一番最期まで機能していると聞いた事がある。

だから余計に、ゴマに話し掛け続けたんだ。

大丈夫、ママもパパも傍にいるよ・・・と。



音が余りにうるさい時は、膝の上で毛布に包んで抱いていた。

お別れの日に抱いて眠らせてやれて良かった。

私の自己満足かも知れないけれど。



かつてゴマは、3軒向こうのお宅の解体工事の際、やはり同じような騒音が聞こえて来た時、とてもビックリして飛び起き、次にテーブルの上のTVのコントローラーを叩いていた。

私達がテレビを見ている時、CMになるとただでさえうるさいCMが多い所に持って来て、CMの方が本編より音が大きくなる。

そんな時、私もこうちゃんも同様に「あ~うるさい、うるさい」と言っては、コントローラーの音量ボタンをせつかちに叩くように何度も押して音を小さくしていた場面を、ゴマはしっかり見ていたのだろう。

この黒い細長いモノを叩くと音が小さくなるのだと、小さなゴマの頭は学習したに違いない。

天才なのか、ゴマ。

チンパンジー程度の知能はあるんじゃないか?と話していた。



残念ながら他の子たちは、2歳児か良くて3歳児程度の知能だ。

ミュウだけが例外的に5歳児位の知能があるかな?とは感じていたものの、そのミュウですら、コントローラーは自分の柔らかく広がる巨体の下に敷いて隠す物だとしか認識していなかったようだ。

テレビ番組の中で当時暮らしていたマンションと同じ音色のドアチャイムが聞こえると、ドアの前まで走って行って振り向き、「どうしたの?お迎えに出ないの?」と怪訝そうに私を見上げた。

こうちゃんが来た、或いは帰って来たと思ったのだろう。

チャイムが鳴る、私がいそいそと立ち上がって玄関までお出迎えする、優しいパパが帰って来る・・・という図式がミュウの中で出来ていたのだろう。

それ位の知能はあったので、多分、犬並みだったと思っていた。



でも、もの凄い事をやってのけた事が一度だけあった。

ある日、ミュウは家の電話の短縮ダイヤルを登録し直してしまった事があった。

勿論、それはミュウが意図した行為ではなく偶然の産物なのだが、いつものように短縮ダイヤル「#1」を押すと、「はい、帝国ホテルでございます」と出た。

私が登録しておいた勤務先の短縮番号を、帝国ホテルの番号に上書きしたという手順がどれ位の手間か、そしてそんな偶然がどれ位の確率で起きる事か。








ところで、この辺りは急斜面の宅地だから、解体が始まったお向かいは我が家よりも家の1階分ほど高い敷地で石垣の上に盛り土して建っている。

人しか通れない階段を登らないとその家の敷地内には入れない。

一体どうやっと重機を敷地内に入れるのだろう?と以前から不思議に思っていたので、解体に来ている業者と挨拶した時に聞いてみた。

すると、コンクリートを砕いたものを袋に詰めたものを積み上げてスロープを作り、そこを重機が登って行くのだと教えてくれた。

「まあ、まるでピラミッドを造るみたいに大掛かりね」と、ピラミッドをどうやって造ったのかなんて知らないくせに、私はそう言っていた。

こういう按配に石垣の上に建っている。

これは今日、庭の木々を殆ど伐採した後の様子だ。

まだあと一番大きい金木犀の木だけ残っているので、明日あたりまた電動ノコギリで切り倒されてしまうのだろう。



毎年いい匂いの花をたくさん咲かせて楽しませてくれた金木犀だ。

可燃ごみにされてしまうのは可哀想でならないけれど、かと言って私の力で何とか助けてやる事も出来ない。

我が家が解体される時だって、うちの木々も全て切り倒されてしまうのだ。

移植するには凄く費用が掛かるし、大きな木を植え替えても、新たな土地で根付くという保証はない。



ひとつの家が終わりを迎える時には、長い年月を共に生きて来た庭木も終わる事が多いのが現実だ。

古い家屋のまま買い手がつく事はまずないだろうから、何もかもゴミにして更地にしてから、新たにまた同じような安い家を建てるのだ。



それは虚しい繰り返しに思えるけど、家というのは何十年も経過すると、水回りの配管がもはや使い物にならない位スケールで詰まってしまう。

それに大金を出して自分の城を得るにあたっては、他人の住んだ古い家を好まないのが私達日本人の傾向のようだ。

勿体ない。

トイレやふろ、キッチンなど水回りの改修とハウスクリーニングだけで、何百年も住み続けられる頑丈で良質な家が良いなあ・・・。


泣くと消耗するし、鼻も目も炎症し、気管支だか肺までも炎症し始めてしまった。

こんな事では仕事にも生活にも支障があるので、今日からはついゴマの事を考えて涙が出てくると、直ぐに意識を別の事に集中させて気を紛らすようにしている。

日記なんか書けないよなあ・・・という気持ちにもなったけど、むしろ書いている時の方が、悲しい気持ちにならずに済む事に気付いた。



何でも良いからバッチリ集中するのだ。

そうしていつだって悲しい時を乗り切って来たのと同様に、せいぜい忙しくして自分に負荷を掛けて乗り切るのだ。

悲しみの大きさを示すが如くに、喪に服したりするのは、私の場合で言えば全く逆効果だ。

どんどん悲しくなるばかりで、愛するものを失う辛さで死んでしまいたくなる。

それくらいに弱いんだ、私なんか。





ゴマのケアがあるから1時間までしか留守に出来ない暮らしに慣れてしまって、出掛け先で「急いで帰らなくても、もう2時間でも3時間でも出掛けていられるんだ」と気付くのが嫌だ。

ゴマのいない現実を突きつけられるようだ。



だから今までと同じ生活パターンをしばらくは続けようと話した。

立ったままの食事も続ける。

ダイニングテーブルの上のゴマのベッドを、さっさと片づけてしまう気になれない。

マルコの別荘だった出窓ケージも、長く封鎖したまま、何年も経ってからようやく片付けて解放した。



何もかもゴマにつながる。

それが辛いから目に触れないよう片付けてしまいたいのもやまやまだけど、その行為に耐えられそうもないな、今は。



色んな想いが交錯する。

ダメだ、ダメだ、何かに意識を集中させるんだ。



でも、ゴマを考えてしまう事をやめられない。

どうしてしんでしまったのかと嘆く気持ちは、いつだって誰に対しても持つ。

けれど、ゴマは突然死んでしまった訳じゃないんだ・・・と自分に言い聞かせている。



そうだ、ゴマにも本当に色んな季節があったよ。



仔猫で棄てられて野良猫となり、アカという気の良いオスに守られながらエサやりの私と接していた季節。



そして雨の中、出産している最中に私に保護されて家猫となり、4匹の赤ちゃんの子育てをしていた季節。



子供たちを全て取り上げられ引き離されてしまい、大柄なアメショー家族の中に入れられて、戸惑いと不安と遠慮の塊だった季節。

毎日オシッコしていたね、ベッドで。

私たちは猫のマーキングの権威になれそうだったよ。

やめさせる事は出来ないという事も悟った。

どうすれば臭くなくて綺麗に保てるか、被害が少なくて済むか、そういう事に精通したよ、ゴマのお陰でね。



猫にも仲間を守ろうとする正義感や、とっくに別れた子供たちを恋しがる気持ちがある事も教えられた。

そもそも顔が半分にパッツリ割れたような柄の猫がいる事も、ゴマと出会って初めて知ったんだ。



やがてアメショーが皆死んでしまって、ゴマが1位となって私を独占した季節。

そうだ、そんなゴマの天下だった季節もちゃんとあったんだ。

私がPCに向かって仕事をしていれば、勝手に膝に乗ってしまい、何時間でも膝の上で安心しきって眠っていたゴマ。

私がベッドで目覚めれば、必ずゴマが胸の上で寝ていた。

ミュウの時と違い、重さで目覚める事はなかった。



やがて少しずつ老いて具合が悪くなり、頭も少しずつボケてしまったようで、夢の中に居るような季節。

それでも我儘一杯、本能の赴くまま、ゴマが一番だったよ。



いよいよ終わりの季節が来てからも、信じられないくらい長い月日を頑張った。

お互い、お別れは悲しく辛いけれど、思い残す事は無いよね、ゴマ?

こんなにも濃厚に密度高く一緒に生きた。

アインよりもっと長く、私の一部として寄り添い合って生きたね。

ゴマは最初からずっと私達の生活をドラスティックに変えさせ、近年の私たちは完璧にゴマに支配されていたけれど、それは少しも苦痛ではなく、喜びだった事に気付かされる。





今日からはゴマの居ない人生だ。

虚しく思ってはいけない。

私のこの人生は、ゴマの遺産でもあるんだ。



寂しいよ、ゴマ。

そんなにゴマを待たせないで済むとは思うけど、他の子たちが全員無事にそっちに行くまでは、待っていて下さい。




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