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2016年7月31日 日曜日 |
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午前中から強い雨が断続的に降る。
ふと気づくとセミが鳴いているので、雨が上がったと知る。
よし、では出掛けようか・・・と思って着替えたりしていると、今まで寝て居たジャムが目覚めてグズグズ言い始める。
水を飲ませる儀式をしたりして私達もグズグズしているうちに、また突然雨がバラバラと大きな音を立てて降り始める。
結局、出掛けず仕舞いだった。
郵便局に行きたかったんだけど、明日にしよう。
それより今日は、日記に書いておきたい事があるし・・・
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ナム 話、長くなりそうなの?
Jul. 31, 2016
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どうかなあ・・・多分、長くなると思うよ。
今日、大きなニュースが2つあった。
ひとつ目は元大横綱・千代の富士の訃報だ。
すい臓がんだったらしい。
早過ぎるよ、61歳だなんて。
大学生の時、安い席だけど時々相撲観戦に行った。
まだ平幕の千代の富士は当時すでに「ウルフ」と呼ばれていて、子供にも女性にも男性にも、兎に角、大人気だった。
私も大好きだった。
千代の富士の取り組みが終わり、勝って花道を下がって来るウルフを通路で大勢のファンの中で待っていたら、小学生くらいの男の子がサッと手を伸ばして千代の富士に触った。
するとウルフ、表情も変えずに「触るな!」と一喝した。
それは嫌な感じは全く無くて、居合わせたファンは皆、そういう言動にも喜んでいた。
格闘技ファンには総じて言える事だろうと思うが、強いヒーローに叱られる事はむしろ嬉しいのだ。
実際、叱られた子供もご褒美を貰ったように喜んでいたし、私だって叱られたいと思って見ていた。
そう、アントニオ猪木にリング上で横っ面を張って貰って喜ぶファンの心理と同じなのだ。
そして千代の富士のあれは、ファンやマスコミが勝手に描いている「ウルフ」のイメージを壊さない為にも、むしろ正しい対応だったんじゃないかと思う。
花道を戻る背中に超大判のバスタオルを掛けていて、そのタオルには大きな文字で「WOLF」とあり、とてもカッコ良かった。
特別あつらえのタオルだったんだろうな。
ウィンブルドンのタオルのような大型タオルで、派手に「WOLF」という文字が入っていた。
当時、英語が書かれたタオルなんて肩に掛けて戻る力士はいなかった。
そもそも「ウルフ」などという英語のあだ名をつけられるお相撲さんはいなかった。
今でもいないと思うけど。
まだ還暦を過ぎたばかりで、千代の富士はどんな想いで旅立ったのだろう。
今年、やはり60歳で逝ったウエハラさんを想わずにいられない。
かけがえのない我が子(猫ですが)の死も続き、こんなにもたくさんの死にまみれて生きるものなんだと考えると、生き残る事もなかなかにきついものだと感じる。
「それでも死ぬまでは生きなきゃならないんだよ」
2年前にこうちゃんが言った言葉をまた思い出す。
ま、こうちゃんはあの時は死なず、有り難い事に今も生きていますけど。
だけど明日の事は解らない。
こうちゃんや私が、今朝、生きて目覚める事が出来たのは、とてもラッキーなのだ。
でも明日の事までは解らない。
母はガンではなかったけれど、それだけに何の心の準備も無しに突然逝った。
先日発表された日本人女性の平均寿命まで、まだ10年もあったのに。
母には何の予感も無かったとは思うけど、まるで虫の知らせのように、母はたくさん持っていた着物を直前に全て人にあげてしまっていた。
母はとても小柄だったので着物の丈は短くて、背の高い妹には勿論、私にすら着られない程だったのだ。
母は、あの頃私が凝っていた手拭いの雑巾を縫ってくれた。
既に7枚は送ってくれて、10枚まで縫おうと思っていると言って、残り3枚を縫い上げてあったのを、駆けつけた日に持って帰った。
母の縫った手ぬぐいはとても使えない。
私の宝物だから、リボンで束ねて綺麗な箱に入れてある。
私が死んだら、棺桶に入れて一緒に焼いて貰いたい。
もうひとつの大きなニュースは、東京の新都知事誕生だろう。
今日の投票締め切りだった20時の、わずか10分後には小池百合子の当確が発表された。
なんと早い。
選挙とは嫌なものだと今回も感じながら、各候補たちの選挙活動のあれこれをテレビで見ていた。
小池氏を党として推薦しなかった自民党の男たちにはウンザリした。
党員が立候補したいと言って来ているのにそれを受け付けず、他所から引っ張って来た男を党推薦として、負けてりゃ世話は無い。
意地の悪い事を色々と言っていた男たちは、小池さんが女だというだけで認めたくないのだろうな。
「そういう事ではない」と屁理屈を言うだろうけど、自分で自覚したくないだけで、実際にはそうなんだよ。
無自覚なんだろうけど、しっかりいまだ男尊女卑なのだ。
間違いなくね。
自分より遥か下の所でウロウロしている分には社会進出も政治に進出する事も許すけれど、自分より優秀だったり、自分より活躍したり、自分の上に立とうとしたら、それは許さない。
いまだにそういうダメ男が多いんだなあ・・・と感じながら一連の報道を見ていた。
そして外資系とは言え完全に男社会だった企業に私が勤めていた頃の、数々の嫌なエピソードを次々と思い出して、すっかり不愉快になった。
私如きでさえ保守的な男たちの中であれだけ嫌な思いを一杯した位だもの、小池百合子さんのように優秀で意欲的に「出ようとする杭」は、さぞかし打たれ続けて来た事だろう。
それにしても、いまだ日本にはケツの穴の小さい男が多くてがっかりする。
女に対する優しさに欠ける男というのは、気付いているのかいないのか、人格の根底には大きなコンプレックスが塊となっているのだ。
おお、嫌だ。
そうではない男と出会って、その男と人生を共に歩める幸運に恵まれた訳だから、ま、いっか。
・・・等と、自分だけ良ければそれで良いというような、利己的な女っぽい考え方に逃げていてはいけない。
諦めてしまって、怒りを感じなくなったらダメだ。
そういう女性特有の諦めや狡さが、男たちの精神的な成長を妨げている事に気付かなくてはいけない。
かと言って、男と同じ闘い方をしてもダメなんだと、私ですら知っている。
男女は平等だとしても、それぞれの持ち味や能力の違いは歴然とある。
能力や才能ある女性がどう頑張っても、男と同じだけ重たいバーベルは上げられないし、男より早くは走れない、高くは飛べないのだから。
同じ土俵で、力だけで闘っても太刀打ち出来ないのだから。
小池さんをテレビで見ているだけでも、それは感じた。
出来の良い男を味方につけられる女でないとダメだと。
勿論、「女の武器」を使うって事じゃないよ、念の為に言っとくけど。
優秀な男も苦労するけど、優秀な女性は更に苦労するようになっている。
お察しします。
どうか程度の悪い男たちの妬み嫉みに足を引っ張られる事なく、生き抜いて戴きたいと願っている。
きっとはらわたの煮えくり返る思いをいちいち数えられない程たくさんするだろうけど、ストレスが溜まらないようにして、是非とも頑張って欲しい。
そして、小池さんを堂々と応援していた男性たちの様子は、小手先ではない誠実さも感じられてカッコ良かった。
優秀な男性は、優秀な女性を蹴落とすのではなくて輝かせる手伝いをしてやる事で、むしろ自分も輝く事が出来るのだ。
男たちがもっと大人の男へと成長してくれる事を願い、私も手近な男を教育し続けるから。
ま、うちのこうちゃんは元々質が良かったというラッキーは勿論あるんだけど、それだってお互いに教育し続けて来ての今なんだ。
「棚ボタ」こうちゃんというだけじゃないのよ。
それに完成形という事ではないし。
何たって油断は禁物、ほんの少し努力を忘れて足りないものだけ数えていたりしたら、幸せは指の間からサラサラと落ちて行くんだ。
毎日、肝に銘じてるよ、私。
それでもどちらかが死ぬ時は、有り難う、ごめんね・・・としか言えないだろうな。
やがて他人事ではなくなる「死」。
毎日、死について考えてばかりだ。
勿論、死にたいからじゃない、生きたいからよ。
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ナム やっぱり話が長過ぎて・・・
Jul. 31, 2016
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ナム 眠くなっちゃったよ~
Jul. 31, 2016
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そうだよね、ナムちゃん。
みんなの代弁してくれているのね。
勢いだけで書いているからまとまりが無くてダメなのね。
でも考え過ぎたり推敲し過ぎると、とても書けないのよね。
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