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2016年9月11日 日曜日 |
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未明から雨。
これから先、ずうっと雨の予報ばかり続いている。
そうしているうちに、今年も秋がやって来るんだ。
寂しいね、夏の終わりは。
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ペリー 寂しいとか言ってても
Sep. 11, 2016
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ペリー 秋の味覚が楽しみなくせに
Sep. 11, 2016
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そりゃあ当たり前でしょうよ、ペリーくん。
パパとママの2番目の楽しみなんだから。
1番目は勿論、君たちの存在だよ。
さあ、今年の秋は何を食べようかな。
やっぱり秋刀魚の塩焼きとけんちん汁、松茸ご飯かなあ・・・
でも松茸は高いから、シイタケとエリンギとしめじの炊き込みご飯で充分だ。
美味しいものをもっともっと一杯食べてから死にたいなあ。
今朝の午前4時半から、【希望の音を奏でて“天才作曲少年"16年 いのちの記録】というTV番組を偶然観た。
小児がんで今年5月に16歳で亡くなった天才作曲家、加藤旭くんのドキュメンタリー番組だった。
旭くんが4歳から10歳までに作った曲数は約480。
ピアノの演奏も素晴らしい腕前だったし、ヴァイオリンも弾きこなし、小さいうちから交響曲まで作曲する天才だった。
しかし13歳で脳腫瘍を発症し、5回の手術を経験。
治療の副作用で視力を完全に失い、身体の自由も殆どなく、過酷な闘病生活を続けながらも、旭くんは作曲を再開し、亡くなるまでに3曲を作り上げた。
どんな曲かと説明する旭くんは、最初は重く暗い旋律が続き、ちょっとだけ明るい旋律になり、また重苦しいものになり、また少し明るくなってというのを繰り返し、最後はどんどん明るいものになって行く・・・それが辛く絶望している人が聴いて、希望に繋がって勇気を持って貰えたら・・・という意味の事を言っていた。
記憶だけで書いているので、言葉はその通りではないかも知れないけど、内容としては間違いないはずだ。
とても穏やかで知的な口調だった。
それは自身をも励ましているかのようでもあり、夢見るような幸せな表情をしていたのがとても印象的だった。
いよいよ容体が悪化し、死を予感していたであろう旭くんは、ピアノを弾きたがった。
ベッドに寝たきりの状態で電子ピアノの鍵盤に痩せ細った手を置いている様子を見ていたら、堪らなくなった。
お母さんが後に、そのときの事を振り返る。
「じゃあ行くね」
まるでそう言っていたようだと。
お母さんの気持ちは察するに余りある。
ミュウは死ぬ直前に、いつものように私をじっと見つめて、いつものように声を出さずに口を動かして鳴いた。
「もうお別れだから、抱っこして」
私にはそう聞こえた。
膝に抱き上げた直後、ぎゅうっと全身を伸ばして息絶えた。
命あるものは全て遅かれ早かれ死ぬのだから、過剰に悲しんだり絶望したりしないようにしようと思うのだけれど、自分の心ですら思い通りに行かないものだ。
ニュースで、NECのパソコン「PC-9801」と「PC-100」が「未来技術遺産」に登録されたと言っていた。
「未来技術遺産」とは国立科学博物館が認定するもので、正式名称は「重要科学技術史資料」というらしい。
この認定の趣旨としては、生活や経済・文化に大きな影響をあたえた科学技術を認定し、世間に知らしめるというもの。
認定されると「重要科学技術史資料台帳」に登録され、産業技術史資料情報センターが継続的に状況の確認などを行い、先々、資料が散逸するのを防ぐ。
ともあれ「PC-9801」は1982年に発売された16ビットパソコンで、その後もこの98シリーズの普及率はもの凄かった。
同世代のPCユーザーにとっては超懐かしい、ポピュラーな「国民機」だったのだ。
私も「PC-9801」(確か9801vmだったかな)を、仕事で使うからという名分で当時の部署の課長が会社に掛け合ってくれ、無利子のローンを会社で組んで買い求め、給与天引きで返済した。
プリンタとモニター(これがTVチューナー内臓の高解像度のものだったので、とても高かった)とのセットで、なんと50万円以上したと記憶している。
ハードディスクすら付いていないPCだったのに、当時はPCが高かった。
あれから35年近い歳月が過ぎ、こんなにもPCは進化して一般家庭にも広く普及し、あまつさえ携帯電話やスマホなどが登場してこれほどまでに世界を席巻してしまうなんて・・・
そして私自身がこんなにも歳をとる近未来があろうとは、若かったあの頃は理屈では知っていたけど、現実に我が身に起こる事としては何もかも想像出来かった。
若い頃って贅肉ひとつ無く、迷う事も恥かしげもなく「ボディコン」してたというのに、今では完全に別人になってしまった。
歳月は容赦ない。
こうちゃんに「ねえ、詐欺だと思ってるでしょ?」と訊くと、優しいこうちゃんは「全然思ってないよ、思う訳ないじゃん」と言ってくれるけど、こうちゃんも歳をとって目が悪くなったのだ。
或いは、それがこうちゃんの決意・諦観・覚悟かな。
スミマセンねえ・・・
猛暑も過ぎたようなので、これからはせいぜい料理を頑張って、私なりの責任を果たしますよ。
それしか無いもんね、私には。
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