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2016年10月7日 金曜日 |
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昨日よりは涼しくて秋らしくなった。
だけどギリギリで冷房が必要だ。
特に2階、それもPC使って仕事している部屋では。
相変わらず温度を1度上げたり下げたり、「静音」にしたり解除したり、ルーバーを動かしたり上向きにして停めてみたり・・・と一日中忙しい。
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ジャム せわしないなあ・・・
Oct. 7, 2016
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ジャム 落ち着いて寝ようよ~
Oct. 7, 2016
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そりゃあママだって落ち着いて寝て居たいよ~。
それが出来ないから苦労してんじゃん。
そもそもやっと落ち着いて寝られると思うと、アンタが起き出して「シッコしたから片付けて」とか「水飲ませろ」とか言って、ママが起きて行くまでワーワー騒ぐんでしょ。
だけど、限られた残り時間を共に生きている喜びの前では、どんなにジャムの我儘に振り回されようと、それは幸せのひとつの形なんだ。
愛しくて堪らない・・・水を飲む姿を見ながら、毎回そう感じる。
勿論、他の子たちだって同様に愛しいのだけど、ジャムほどには我儘じゃない。
仕方ない、そう育てたのは私達なんだから。
責任もって、不満のタネを潰してやる努力をするさね。
【ダーティ・ハリー】週間の最終日。
やっぱり【ダーティ・ハリー5】も飽きずに観てしまう。
この作品は1988年公開。
つい最近という感じがするが、既に30年近くも前なんだ。
第1作は1971年公開だから、17年のうちにすっかり髪が少なくなったハリー、いや、クリント・イーストウッド。
1作目では「ハマの番長」のようなリーゼントだったけど、4作目頃からスカスカというか、いかにも初老という感じが否めない。
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1作目のハリー
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5作目のハリーと中国系の相棒(左) |
それでもタフだし、いい男はいい男なんだけれど。
スターになる人というのは、当然ながら普通の俳優とは断然違う。
特にクリント・イーストウッドは誰とも違う確固たる個性がある。
普通の美男俳優には無い、強いアクとでもいうのかな。
そして身体つきも全く誰とも違う。
4作目のラスト近く、夜の遊園地に助けに来た時の、逆光の黒いシルエットだけでも誰だか解る。
今回の拾いものは、ホラー映画監督役のリーアム・ニーソンかな。
知的な役も不気味な悪役も出来そうな良い俳優だ。
と言っても、多分私がこの俳優だと認識出来ているのは【シンドラーのリスト】のシンドラー役と、【ラブ・アクチュアリ】で妻を亡くし息子と二人暮らしの父親役くらいのものなのだけど。
リーアム・ニーソンも長身で、イーストウッドと並んで立つシーンがあるが、同じ位の背丈だ。
しかし肩幅が違う。
イーストウッドは何というか・・・大きな石版のような上半身をしているんだ。
それと比べると、リーアム・ニーソンはずっと生身の人間の身体を感じさせる。
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リーアム・ニーソン(左)とイーストウッド(右) |
このリーアム・ニーソン演ずるホラー映画監督「ピーター・スワン」が怪しげながら、犯人ではないところが良い。
良い脇役は、作品の奥行きを深めてくれる。
これまでの作品に無いものを持った脇役が出ているという点だけで観たら、5作目は秀逸だろう。
しかし、5日間観直してみて、やっぱり私は今まで通り1作目が1番好きだ。
2作目は、ややあっさりし過ぎている。
敵役5人とも、殺すのにマグナムを使わないのも特徴だろう。
最も最初の1人目の白バイ野郎は、ギャングに撃たれて死ぬのだけれど。
2人目はカーチェイスでで跳ね飛ばし、3人目は素手で空手チョップ、4人目は空母の甲板でのバイクのチェイスで海に転落して死ぬ。
そしてハル・ホルブルック演ずる黒幕はラストで、ハリーの家に仕掛けたプラスチック爆弾を取り上げていたのに、それをこっそりセットされた車ごと爆死。
仕方ないか、車の中でハル・ホルブルックに銃は取り上げられてしまっていたのだから。
この2作目は原題【Magnum Force】というのだが、ここで言うところの「マグナム」とは、ハリーのS&W44マグナムの事ではない。
白バイ警官たちが悪人を処刑して回るのに使っていた、「コルト357マグナム」の事なのだろう。
「Force」とは「軍隊」とか「部隊」の意味だから、「マグナム(での処刑)部隊」というところかな。
ダーティ・ハリーと言えば44マグナム・・・という位、切っても切れないイメージだし、シリーズを通してハリーをアイデンティファイしている銃弾だというのに、2作目ではあんまり活躍していないという皮肉。
ハル・ホルブルック(役名ブリッグス)に銃を取り上げられた時、カートリッジも出せと言われる。
1個ポケットから出すと、「3個だ、いつも3個持っているだろう」と言われて、全て出して窓から放り投げさせられる。
字幕では確か「もっとあるはずだ」とか何とか・・・3個と具体的な数字を直訳していないのだけど、吹き替え版では「3個だ、いつも3個持ってるだろ」と言っていたと記憶している。
くだらない余談だけど、この「3個だ」というセリフ、我が家ではずっと常套句となっていて、殆ど毎日のように使われている。
スーパーで何かちょっとした商品を買う時、ストック魔だし、気に入っている物が切れると困るので、大抵は複数個買う。
春雨だろうがチョコレートだろうが、バターピーナツだろうが・・・。
1個、2個とカートに入れながら「何個買う?」と私。
「3個だ!」とこうちゃん。
こうちゃんは3個が必要数だと思ってそう答えている訳ではない。
いつもあのセリフを思い出して言っているだけなのだ。
人が聴いても解らない2人だけの世界。
【ダーティ・ハリー】の「名セリフ」と言えば、真っ先に思い出すのは有名過ぎるあのセリフ "Go ahead, make my day."だけど、あっさりした2作目には、意外と良いセリフが多い。
白バイ暗殺団たちに仲間に入れと誘われて、「見損なうな」と言って断るシーン。
原語では、"I'm afraid You've misjudged me."と言っている。
その後、ブリッグス(ハル・ホルブルック)と車の中でやり取りする中、法が悪を正当に裁けないでいるもどかしく悔しい現実と、しかし法が変わるまでは法を守るというハリーの信念が語られる。
逮捕するより好んで凶悪犯を射殺している・・・という訳ではないのだ。
しかし、強盗なんぞ躊躇なく1発で射殺しちゃっているようだけどね。
きっとあれは、それがそのシチュエーションでは最良の選択であったのだろう。
それから白バイ処刑団の黒幕でもあり、警察でのハリーの上司となるブリッグスとの絡みでは、「身の程をわきまえる」という言葉が何度か出て来る。
このセリフは作品の布石にもなっている。
最初は、ブリッグスがキャラハンの暴力的な仕事ぶりを批判し、自分はお前より長くやっているが、ホルスターから銃を抜いた事は一度もないと自慢した時。
それを聞いたハリーは、「偉いよ、アンタは身の程をわきまえている」と皮肉たっぷりに言う。
原語ではこう言っているようだ。
"Well, you're a good man, lieuterant.
A good man always knows his limitations."
そしてラストでブリッグスを処理(?)した後で言い放つのも「身の程をわきまえないとな」というセリフだ。
原語では、こう言っている。
"A man's got to know his limitations"
残念ながら私には "know his limitations"くらいしか聞き取れなかったのだけど、そこんところは今どきのネット社会では幾らでも調べられる。
たとえば⇒こことか・・・
昔の映画情報誌では、2ページ見開きでシナリオが載っていた。
どのシーンだったか殆ど記憶に無いけけど、確か【ダーティ・ハリー】の分もあったはずだ。
その数年後の私は「スクラップ魔」となって、新聞に連載されていた村上春樹の随筆などもスクラップしてあるというのに、大好きだった映画雑誌は捨ててしまったか、それとも家を離れた時に置いて出たか・・・
大切な部分だけでも切り抜いて取っておけば良かった。
今更悔やんでも遅い。
もはや人生は尽きかけているのだ。
ところで先日のリオデジャネイロ五輪で、男子卓球日本チームの監督が、【ダーティ・ハリー2】で暗殺団の黒幕ブリッグスを演ずるハル・ホルブルックに似ていると、我が家では専らの評判だった。
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【ダーティ・ハリー2】でのハル。ホルブルック
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卓球男子チームの倉嶋監督 |
テレビに映る度、「出た、ハル・ホルブルック」と異口同音に飽きずに言っていた。
このしつこさが脳にこの事に関する回路を作り、忘れなくするのだ。
それが何の役に立つ?
立たない、全く。
二人で楽しいだけ。
そういう事で二人で盛り上がっていると、ジャムが焼き餅を焼いて、いつも鳴きながら割り込んで来る。
自分をそっちのけにして楽しんでいるのは許せないらしい。
愛いヤツ。
ジャムには関係なくて申し訳ないけど、このネタで明日も日記を書く予定。
しつこくてスミマセン。
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