2017年2月7日 火曜日 |
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ガス器具の点検が来る。
ここに越して来て数年しか経っていなかった頃、点検時にやって来た担当のお爺さん(に見えた)が私のキッチンを見て、随分綺麗ですね、ああ、料理しないんだ!と一気にスラスラと言いやがった。
その時、私は突然の切り返しが何も出来なかった。
予想外の悪いのようなものまで感じて、何故、初対面のこのお爺さんにこんな事を言われなきゃならないのか戸惑っただけだった。
今にして思えば不甲斐ない。
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ペロ 僕のママをバカにしたのね
Feb. 7, 2017
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ペロ 僕がこらしめてあげよっか?
Feb. 7, 2017
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ペロ君、ありがとね。
泣けてくるよ、ペロ君の優しい言葉に。
でも大丈夫、今のママだったら負けないよ。
もし今そんな事を言われようものなら、こう言ってやれるだろう。
何言ってんの?
五徳や受け皿の焦げ付きを磨くのに、私がどれだけの手間を掛けてると思っているのよ。
顧客の家に上がり込んでそんな悪態ついている余裕があるなら、もっと掃除し易い器具の提案でもしたら?
ふん。
あれから20余年、私も筋金入りのオバサンになった。
オバサンどころか、昔だったらお婆さんと呼ばれる歳だよ。
♪村の渡しの船頭さんは今年60のお爺さん♪という歌があったね。
おっと、ガス器具の点検でもうひとつ思い出した。
更にもっと若かった頃、代官山のアパートに来たガスの点検のオジサンは、「酒臭いね」と言ったのだ。
私は酒など飲んでいなかったし、酒が出ている訳でもない。
しかしそのオジサンはしつこく言い続ける。
キッチンシンクの三角コーナーに、朝に食べたグレープフルーツの皮が捨ててあるので、この匂いじゃないですか?と言ったのだけど、オジサンは尚もニヤニヤして酒臭いと言い続けた。
あれは今にして思えば「セクハラ」だ。
私は24~25歳くらいで独身、夏の事だった。
今はもう三角コーナーなど置かないで、生ごみは出る傍から袋に入れてロック付きのポリバケツにいちいち捨ててしまう。
グレープフルーツの皮は捨てていたけど、他の生ごみはひとかけらも無かった。
三角コーナーも、常に消毒していたし、猫も飼っていなかったしサイトも運営していなかった(インターネットそのものが存在していなかった)から、今よりずっと時間があって、キッチンだってピカピカよ。
東京ガス(の代理店?)の奴らって、そういうマナーの人間が多いのかな。
そう言えば今日は偶然、隣の新築工事中の家にガスの点検とはまた別の担当者がガス器具を取り付けに来ていたらしく、その際に出たゴミを打ち捨てて行った。
大きなビニール袋の中に、発泡スチロールの保護材とビニールテープという中身。
今日はとても風が強くて、袋の口すら閉じていないその軽いゴミは、あちこち吹き飛ばされつつあった。
ゴミをまとめてから、建築工事を担当している作業員の人に「これ、おたくの出したゴミですか?」と訊くと、違うと言う。
「ああ、ライフバルの人(の出したゴミ)だ」
そうか、午前中はライフバルのワゴン車も来ていたものな・・・と思い出す。
確かに今日はゴミ回収日だけどね、それは普通ゴミの回収日であって、そんなもの捨てても持って行ってくれないのよ。
それに事業者は家庭ゴミ集積場に捨てて行かず、ゴミは持ち帰るべきでしょう。
なんだ、今日は東ガスの悪口ばかりになってしまったじゃないか。
ほぼ独占でやっているから、次第にこういう体質になって行くのか?
でも、うちは電気もガスも東ガスだよ、まったく・・・。
乗り換えがどれだけ手間が掛かるか懲りているから、もう当分は変えないけどさ。
しっかりしてよ、ライフバル。
あちこち路駐しているだけでも、日頃から邪魔だと思われているのに、ゴミまで放置するのか。
まったく酷いモラルだな。
今夜、また「浅間山荘事件」のドキュメンタリーを放送していた。
あの突入の日の事は忘れられない。
私は中学2年生で、学校では生徒たちはテレビ中継を見られなかったけれど、先生方は授業を放り出して(自習にして)職員室でテレビに齧りついていた。
2月で、とても寒い時期だった。
私が思い出したのは事件そのものではなくて、1日ずっと自習していた楽しさだ。
当時まだダルマストーブが暖房だったのだけど、石炭はクラスごとに決まった量が配給されると、なくなっても追加しては貰えなかった。
いつも石炭を節約して上手く使うようにしていたのだけど、その日は、一日中ほったらかしにされている事への抗議の気持ちもあったのか、石炭を盗みに行こうという企てをしたのだ。
石炭小屋は用務員室の近くにあり、扉には鍵が掛けられていた。
だけど掘っ立て小屋で扉と天井の間には30センチくらいの隙間があったので、そこからよじ登って小屋に入り、石炭を両手で掴めるだけ盗んで来た。
つまり量としてはほんの少しだけ(それでも盗みは盗みだけど)、肝試しの成功の証のような感じで盗んで来た。
体操部の小柄で身の軽い男の子3人を引き連れて行ったのだった。
だから私と合わせると手が8本、合計16個の石炭を戴いて来たと記憶している。
盗みは良くない。
勿論、良くない。
生涯、他に盗んだものはありません。
あ~思い出した、公園にカボスみたいな柑橘類の実が生っていた頃には、何個か戴いて来た事があったけど、それも盗みかな。
ここ近年では、みんなに(どなたかに?)先を越されてしまうらしく、全く実っている景色を見ない。
でも、1個も残さず全部もいで行ってしまうかなあ。
湯豆腐のタレに加えたり、結構、重宝したんだけど、カボスを買えば済むんだし、もう誰かと先を争ってまでは無料のものを欲しくない。
ここの公園は、私が植えたヤマアジサイも直ぐに掘り返して持って行かれてしまったし(同時に植えた普通のアジサイは残っているのに)、近年何かと世知辛い。
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