2017年3月3日 金曜日 |
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シャイン永眠。
雛祭りの夜に旅立つなんて、流石、お姫様シャイン。
もう大分前から痩せて弱って来ていて、お別れはそんなに先の事ではないと覚悟していたけれど、今朝までは自力で食べていた。
ちゃんと食事の場所まで行って、お座りして食べていたんだ。
夕方には、もう虫の息だった。
私達が触っても嫌がらず、じっとしていた。
ずっと傍に居てやりたいけど、そうするとシャインに寄り添ってくれているタマちゃんが逃げてしまう。
実は、シャインは大きくて穏やかな性格のタマちゃんを大好きらしく、いつもくっついて寝ていた。
今日もタマちゃんがシャインにぴったりと寄り添い、まるで守っているようだった。
夜遅くなり、息が停まってからも、タマちゃんはシャインの身体に寄り添い続けてくれている。
有り難うね、タマちゃん、シャインもきっと安心して旅立てたと思う。
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在りし日のシャイン Mar. 3, 2017
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綺麗だったシャイン
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保護から間もなくの頃
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「シャムミックスのアイン」という意味のネーミングだった |
とても綺麗だったシャイン。
白三毛でもあり、我儘で気が強いかと思いきや、どの猫とも仲良く出来た。
特にジニーとレンとは仲良しで、きょうだいのようだった。
ぶーちゃんやタマちゃんのような大きな穏やかなオスにも甘えて、いつも枕代わりにしていたね。
ぶーちゃん部屋は、猫の諍いが無い我が家のグループでもとりわけ奇跡のパラダイス猫部屋で、誰一人血の繋がりなど無いというのに、みんな穏やかに仲良く暮らしていた。
何故あんな事があり得るのか、不思議な位に。
ぶーちゃんだって野良時代はボス猫で、野良時代のみーちゃんを追いつめたりしていて、それで捕獲して連れて来たのに、家猫にした途端、ウサギのようにおとなしく気弱で優しい猫になってしまった。
そして後から入れた子たちを全て受け入れて、みんなが安心して暮らしているように見えた。
但し人間には馴れない子が多いのだけど、そんな事はどうでも良い。
猫たちが安心していられれば、猫同士が仲良しならば、それが一番だから。
幸せを形にしたら、ぶーちゃん部屋になるだろうといつも思った。
ぶーちゃん亡き後も、タマちゃんがちゃんとみんなを優しく包んでくれている。
シャインの亡骸を、いつまでも温めてくれている。
そろそろ冷たい場所に置かないと、部屋は暖かいのでまずいかな。
愛するものを失う悲しみは、いくつもいくつも積もり積もって貝塚のようになっているようだ。
少し時間が経って乾き始めたところに、新しい別れの悲しみと涙が注がれて、全体がまたぐっしょりと濡れてしまうようだ。
悲しいけれど、責任をまたひとつ果たせたという安堵はある。
有り難う、シャイン。
おやすみ。
そしてジニーやレン、ぶーちゃんと、また仲良く楽しく暮らしていて下さい。
いずれ私もそっちに行くから、そのときバターになるまでは、みんな気ままに遊んでいて良いよ。
悲しくて何もしたくないけど、そうもいかない。
大人なんだから、泣きながらでもちゃんとしなきゃね。
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