2017年3月6日 月曜日 |
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昨日は春の暖かさだったのに、今日は冷たい真冬の雨。
それでも先週から投函出来ずにいた手紙を出しに出掛ける事にした。
ついでにニラやもやし、えのきなど買って来る。
ニラもえのきももやしも、安くて使い道が多くて偉い。
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イオ どがん風に偉いと?
Mar. 6, 2017
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イオ アタシのごと?
Mar. 6, 2017
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はい、イオちゃん、貴女は偉い。
病気ひとつせず、いつも落ち着いていて、ペリーの面倒を良く見てくれて。
そして強くて美しいものね。
理想的だよ、イオは。
貴女との思い出もたくさん、そしてどれもが胸に迫る中身を持ってる。
どうかいつまでも元気で長生きして。
でもあんまり長生きすると、ゴマみたいにボケちゃうかしらん。
ボケても生きていられるって幸せよね。
私がボケたら困るけど。
TV番組の話題を2つ。
ひとつ目は、昨日の深夜に観た【スーパー・プレゼンテーション】だ。
「いつでもどこでも芸術鑑賞」という内容で、「Google」のアート&カルチャー統括責任者アミット・スード氏のプレゼンテーションだった。
(→こちら参照)
「Google」の新サービス「Arts & Culture」とは、世界中の芸術作品や文化遺産などを閲覧出来るもので、対象は世界中の芸術作品や文化遺産など。
現時点で600万点以上の作品が登録されているという。
今後もっともっと増えるだろう。
勿論、検索も出来る。
アミット・スード氏は、自らを「データマニア」と言っていた。
能力は違えど、その性癖は私にも強くある。
小学生の頃、自分の好きな分野の事典を作ろうと、手書きで「ギリシャ神話事典」とか「マザーグース事典」などを小さなノートで作り、大人になってからはPCのデータベースソフトで、映画に関する事典を作っていた。
「あれは何だっけ?」と疑問に思った時、直ぐに引ける自分の関心事だけを整理した事典が欲しかったのだ。
データ整理マニアというのが存在するのだ。
だから、スード氏が楽しそうに自分の開発したその「Arts & Culture」を楽しそうに誇らしそうに語る気持ちは、とても良く理解・共感出来た。
世界中のあちこちに散在している同一作者の美術・工芸品や、同じ場所の文化遺産を、1ヵ所で閲覧出来るのは、何と素晴らしい事だろう。
単に写真画像として閲覧出来るのみならず、様々なアートワークの詳細や成り立ち、背景にあるストーリーなどについて知る事も出来る動画や説明文も提供されている。
同じアーティストの作品を時系列や色味でソートしたり、作品にズームインして筆のタッチや細部を楽しむ事も可能だ。
勿論、全て無料。
PCでもスマホでも閲覧可能だ。
日曜の深夜で、既にベッドに入って見ていたのだけど、番組が終わると直ぐにPCの電源を入れ、早速検索してしまった。
凄い進歩、凄い楽しさ。
改めてPCとネットの進化と内容の充足に喜んだ。
比べては申し訳ないが、ボケモン集めより私はこちらの方がずっと楽しめる。
と言っても、スマホのゲームはした事が無いけど。
スマホを持つ予定も今のところ無いし。
そして2つ目は、今夜見た【ワイルド・ライフ】のホテイウオの子育てに泣けた話。
メスは産卵すると間もなく死んでしまい、孵化までの2ヶ月以上を、オスがずっと守り続ける。
卵を食べようと、色んな敵がやって来る。
それをオス(父親)は口を大きく開けて威嚇し、追い払い、守り続ける。
ところがある時、巨大なミズダコがそっと忍び寄り、魔の手を伸ばす。
お父さんホテイウオは、獰猛な大ダコに気づくとビックリして逃げ出す。
威嚇して追い払えるような相手ではないのだ。
しかし暫くすると、意を決したように卵の元に戻って来た。
そしてタコに我が身を与え、タマゴを守ろうとするのだ。
思わず泣けたよ。
カメラマンはどんな気持ちで撮影していたんだろう。
自然界の弱肉強食の仕組みに、人間が不自然に介入してはいけないのだという事は承知しているけれど、それでもつい思う。
「捕ってないで、ミズダコ捕まえて食っちまえよ」
しかしミズダコも、もしかしたら子供を育てているので必死なのかも知れない。
食う側が必ず悪いなんて言えないのだ。
卵を守る為に敵の目の前に戻り、我が身を犠牲にしたホテイウオを見て、魚にも心があるのだろうか・・・と考えずにはいられなかった。
それとも子孫を残そうとする本能だけなのか。
魚だったらチータやカンガルーの子育てのように辛い思いをして見なくて済むと思い、つい見てしまった番組だったけど、これからはもう見られないな。
蟻や蜂ですら、その崇高な捨て身の生き様(死に様かな)には涙したものだから、大好きな昆虫の番組も見るのが辛い。
気楽に綺麗な部分だけ見たいと思うのは、人間の身勝手なんだ。
しかも人間は、魚も獣も殺して食べる。
なんだか自分が最低の生き物に思えて来るのは、こんな時だ。
だけど「最低」から這い上がる為にも、人間だからこそ出来るマシな事をしたい。
少し犠牲を払ってでも、弱いものを助ける事をね。
ホテイウオほどにも自己を犠牲に出来ないにしても、少しの努力で出来る犠牲を惜しまずに行動出来る人間になりたいよ、つくづく。
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