2017年 CAT'S EYES & CAT'S HANDS 
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2017年4月8日 土曜日


朝、やけに暗いと思ったら雨が降っていた。

暖かい雨だ。



だけど空は暗く、室内はもっと暗い。

ジャム
ジャム   ま~たジャムを撮るの~?
Apr. 8, 2017

ジャム
ジャム   黒チビもいるじゃん!
Apr. 8, 2017


「黒チビ」だなんて・・・「アンちゃん」と呼びなさい。

どうしてアンタたちは仲良く出来ないのかな。



だけど喧嘩する訳ではないし、今ある状態が自然の成り行きだったんだから、これはこれで仕方ないね。

どちらが悪いんでもない、たまたまそういう相性だったんだ。



尤も、ジャムは自分が末っ子として甘える一方だったから、自分より後に小さい子が来る事に慣れる事が出来なかったんだろう。

しかもアンちゃんはチョロチョロして、遊びに誘っているのか、それともからかっているのか、ジャムの鼻面をかすめるようにして走り回り、ジャムを挑発する。

可愛くて要領が良い、調子の良い小さな可愛い黒猫・・・だから癇に障るんだろうね。



だけど、それだってアンちゃんの邪気でもなければ、ジャムの性格が悪いという事でもない。

こういうふとした心の行き違いは、猫だろうと犬だろうと、はたまた人の場合だろうと充分に理解出来る。



こういう事もあるさ。

無理矢理どうこうしようと思うと、ストレスが掛かる。

あるがまま、なすがままにするしかない事もあるんだ。



それは昨日、郵便局に行った時にも、駐車場でつくづく思った事だった。

外飼いしているとおぼしき、首輪をつけた、かなり汚れて鼻面傷だらけの未去勢のオス猫が大声で鳴き続けているのを発見して、心優しきゆうパックの配達員たちが騒いでいるところに遭遇した。


車の中に持っていたシーバを与えると、直ぐにガツガツと食べた。

どうしたものだろう、捕獲機を撮りに行こうかと考えていた時、その猫を探しに来た老女が現れた。



その猫は大喜びして、足元にスリスリしたり、ひっくり返ってお腹を見せたりしている。

「お家があるんですね?」と確認してみる。

どうやらいつも外に出しているらしいのだ。



とても汚れている。

こんな風にいつもよりもちょっと遠くまで来てしまって、怖くて戻れなくなった挙句、車に轢かれでもしたら困るだろうとか、去勢していないから喧嘩して傷だらけなんだとか、オシッコが臭くてきっと猫嫌いのご近所からは迷惑がられているんじゃないだろうかとか、色んな事が一瞬で頭の中に湧いて出る。

それを伝えるべきなのかどうか、とても悩んだ。


結果から言うと、何もいわず、どうぞお気をつけて・・・と言うに留めた。

老女は大声で一方的に色々喋っていたけれど、こちらの話に耳を貸すタイプではなさそうだった。

その猫は汚れていたけれど、その飼い主が大好きな様子だった。

あんなに喜んで、道端でじゃれついている姿はまるで犬のようだった。



外飼いされているからとか、私の信ずる猫の飼い方とは異なるからと言って、その猫が不幸だと言えるのだろうか?

人間だって、私のようなぬるま湯生活をしている者もあれば、路上生活を余儀なくされている人たちもいる。

難民キャンプや避難所生活の人達というのも、世界中にいる。



それぞれの抱える問題はなかなか解決せず、厳しい暮らしをしなければならないのは殆どの人達が同様なのだ。

何不自由無いように見えるかも知れない私の生活だって、実は精神的には地獄のような10年間の同居生活もあったし、その後は舅の残した負債を解消する為の年月もあった。



何が幸せで何が不幸かなんて、他人には解らないものなんだ。

頼まれてもいないのに他人が口をはさむべきではないんじゃないかと思ったら、その猫の飼い主の老女に何か言う事は出来なかった。



老女は、その猫を愛しているようだった。

猫も飼い主が大好きのように見えた。

だとしたら、私の出る幕なんか無い。



それで黙って帰って来た。

良く太っていたし、ちゃんと探しに来て連れ帰ってくれる飼い主がいるのだ。

心配だけど、これで良いのだと思う事にした。






それにしても、別の郵便局とは言え、またしても郵便局の駐車場で汚い野良を保護か?と思ったよ。

ジニーの時のようにね。



ジニたん、今もレンと天国でラブラブしている?


昼には雨が上がり、少し明るくなって来た。



2階の窓からは、こんな景色が見える。

2階から見える桜
2階から見える桜
2階から見える桜   Apr. 8,  2017


写っている赤い屋根は、我が家の1階の大屋根だ。

こうして見ると、ここの桜はまだ満開じゃないようだ。

明日また撮ってみよう。





公園に、以前お隣から戴いてた球根を植えたフリージア。

それが毎年、繰り返し芽を出して花を咲かせる。

公園に植えたフリージア
公園に植えたフリージア
公園に植えたフリージア   Apr. 8,  2017


フリージアの球根を下さったお隣というのは、今回新築された家の事ではなくて、そこが建つ前の、解体されたお隣の事だ。

老夫婦お二人で住んでいたけど、伊豆のケア付きマンションに入るとの事で、お隣は売られた。

我が家よりも後から建った家だったらしいけど、先に解体された訳だ。

外壁にも屋根にもお金を掛けて直したばかりだったので、勿体ないなあ・・・と、破壊の様子を見て思った。



我が家もあと10年の命かな。

我が家も増改築を重ねたり、パーツを入れ替えたりして常に手を入れて来た。

だからまだ充分住むには住めると思うけど、間もなく住む人間が古くなり過ぎてしまうのだ。

こうちゃんの身体が動くうちに処分しなくちゃ、私一人ではとても不可能だろう。



後にゴミを残さずに死ぬ。

子供の居ない夫婦は、それが命題なんだ。


夕方5時からは【刑事フォイル】の再放送、第3話の前編を観る。



「フォイル」やっぱり他の追随を許さない位、面白い。

これまで放送した中で一番好きなエピソードは、第2話「臆病者」だ。



常にこのドラマでは複数のドラマが同時進行して、複雑に絡み合っているかのように思わせる。

この第2回では、第二次世界大戦にイギリスが参戦した初期の、「ダンケルクの戦い」が、メインとなる殺人事件の時代背景として進行していた。



イギリス人に直接聞いた訳ではないけれど、イギリスにとってどれ程この戦いが尊い犠牲を払ったものであったか、イギリス人の精神を象徴しているものとして記憶され続けているのかが、このドラマからも伝わって来る。



私が「ダンケルクの戦い」というものを初めて知ったのは、古い映画【ミニヴァー夫人】によってだった。

ロンドン郊外に住むミニヴァー夫人の夫は民間人なのだけど、チャーチルの呼びかけに応えて、所有していたボートだかで、ダンケルクへとイギリス兵士たちを救出に行ったのだ。

戦闘場面などは描かれない、いわば銃後の守りの映画なのだけど、そのエピソードは余りに印象的だった。

戦争に於いて、どっちが良いの悪いのとは一概には言えないとは思うけれど、心に滲みるエピソードだった。



「フォイル」のこの回のエピソードとしても、胸を打つのは国を守る兵士を救出に行って死んだ息子の父親の大きな悲しみ、そして誇り、正義感・・・

そういうものと、人の命が簡単に犠牲になる理不尽さや、たくさんの人達のやりきれない想いが別の殺人事件の後ろで静かに物語られており、私にとっては決して忘れられないであろう1話となった。

「フォイル」を観ていて涙がこぼれたのは、この1話だけだ。







映画やドラマを何度も繰り返し観ると、その都度新しい発見をするのは楽しい。

新しい発見も何も、そこに何か心に残るものを見出せないような作品だったら、そもそも何度も観たりはしないのだけれど。



今回の新発見は、例えば第1話「ドイツ人の女」での配役。

初っ端にフォイルの移動願いを却下する上司を演じていたのは、エドワード・フォックスだと解った。



エドワード・フォックスとは、映画【ジャッカルの日】で殺し屋ジャッカルを映じていた俳優だ。

あの目や口元には特徴があるのに、随分と爺さんになってしまって直ぐには解らなかったのだ。

最初見た時にもこの俳優見た事あるよね、誰だっけ?と思ったのに、直ぐにその疑問を抱いた事すら忘れてしまった。



何であれ、疑問に感じた時に直ぐ調べないと、或いは執拗に思い出す努力をしないと、直ぐに疑問自体が消えてしまうのが最近の私達の傾向だ。

老化現象なんだろうけど、疑問に感じていたという事までを忘れてしまうのでは、実につまらないではないか。



だからふと疑問が湧いたら、夜中でも、一度寝ようとした後でも、様々なアプローチをしたい。

エイヤッと毛布を跳ね上げて、ドッコラショッと起き上がりPCの電源を入れる。



そして氷解した時の小さな喜びを、丑三つ時にこっそり味わうのだ。





短い人生に次々と湧いて出るろくでもない疑問でも、その疑問の泡をパチンと消してから死にたいんだ、私。

それが私たち二人にとっての楽しいゲームの一つだから。

お金の掛からない娯楽だし。




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