2017年8月29日 火曜日 |
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また22日の日記から一気に4日分アップロードしようとしている。
少しずつ書いていたのだけれど、最後の詰めまでは出来なかった。
それが具合悪い証拠だな。
昨日も疲れ過ぎて、今朝はなかなか起き上がれなかった。
でも、これからはそういう自分も受け入れないとダメだ。
今後ますます老いていくのだし、持病も少しずつは悪くなるのだから。
気持ちが焦ってせかせかと急激な動きをすると、また何でもないような所で転んだりして、後々長く痛い思いをするのも嫌だ。
穏やかに落ち着いて動き、少しずつ仕事を進めるのだぞ、私。
お陰で何をするにも時間ばかり掛かって仕方ない。
すると途端にイライラしてくる。
せっかちを改めてゆったりと生きよう・・・なんて口ばっかり。
せっかちは改まらないよ、もう少しボケない限り。
しかも長時間ダラダラやっていると、それこそ身体も余計に疲れる。
集中して短時間でガガガガッ!とやるのが私には合っているのだ。
ブルドーザーのようにね。
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ジャム ジャムはブルドーザー嫌い
Aug. 29 , 2017
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ジャム うるさいし家が揺れるし
Aug. 29 , 2017
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そうだね、ママも重機が近所で動いているのは嫌いだよ。
また最近、どこかで解体工事をしているみたいで、一日中ガーガー音がしているけれど、同じブロックではないのか、家が揺れるよあな事までは無いので助かる。
古い住宅街、一年中どこかしら建て替えをしているんだ。
いつかはうちも壊して売らないとね。
ペリーが一進一退を繰り返している。
奇跡の復活をしてくれたと思ったら、また突然、虫の息。
そしていよいよダメなのかと覚悟をしていると、またお出迎え出来るくらいにしゃんとする事もある。
何がどうなっているのか解らない。
でも、静かにペリーの時は過ぎていると思える。
それならば良い。
誰かが具合悪いと、私の心臓がドキドキする。
いや、胸がザワザワする。
落ち着かなきゃ、と言い聞かせる。
順番に、しっかり対処するのだ。
親(のつもり)なのだから。
次はペリーではないのかも知れないし、一寸先の事は解らないんだ。
今日を幸せに過ごせるよう、過ごさせてやれるよう、出来る事を精一杯やる。
毎日、日に何度も、自分にそう言い聞かせる。
そうでもしないと、直ぐに覚悟が崩れちゃうんだから、困ったものよ。
妹が送ってくれた、萩尾藻望都の40年ぶりの新作【ポーの一族】。
絵柄がかなり変わってしまっていて、昔の愛読者としてはちょっと抵抗を感じたのだけれど、それでも何度か目を通した。
今の時点での読後感は・・・特に感動も何もない。
微かな失望と、子供騙しの作品になってしまったような、残念な気持ち。
私達昔の読者が歳をとり過ぎてしまったせいなのか。
出版社がターゲットを昔の読者ではなく今の若い子たちに定めたせいなのか。
そうだとしても、少し若者を侮っていやしないか。
やけにごつい女の子の身体の描き方。
人物の性格描写がラフで、絵もところどころ本人ではない人が描いているかのような・・・
子供の無邪気さもデフォルメされ過ぎている感じで、その辺にも違和感があった。
かつて一世を風靡したこの作品の持つ、美しくも儚い、怪しく哀しい素敵なテーマは、決して他の追随を許さない名作だった。
ちゃんと完結していたのに、別の物語を付け加えるには、作者にとっても読者にとっても、そしてその後の漫画の成熟度を鑑みても、40年という年月は長過ぎたという事だろうか。
時間の経過は、何事に於いても哀しく、無常で無情だ。
いたずらに掘り起こしても虚しい事が多い。
エドガーはかつて炎の中で永遠の命を消した。
あの時、あれが正解だったのだろう。
どうして消えた火を再び起こしてしまっただろう、作者は。
私達もいずれ死んで火葬され、すっかり消え去るのだ。
もしかしたら僅かな人の心に、ほんの少しの間だけ小さな思い出を残せるかも知れないけれど、それだって期待するべき事ではない。
綺麗に消え去れるようでありたいけど、今のままではそれすら難しい。
残りの時間でしっかり後処理をしないと。
まあ、そんなこんなで、【ポーの一族】を読んでいた当時の、まだ10代だった自分の感受性を思い出していた。
父も母も勿論健在で、それどころか今の私よりずっと若く、私は早く大人になって自由に自分の人生をどんどん決めて行きたいと思っていた。
そして故郷を棄てたつもりだったけど、父がしに、母が死に、私の時間もおそらく残り少なくなって来ると、どうした事か心が故郷に引き戻されて行くようだ。
儚い夢で終わらないと良いけれど、せめて夢見る事が無いと、私にとっては哀しい事が多過ぎて・・・
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夜廻り猫 1,2巻
著者:深谷かほる |
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