2017年9月30日 土曜日 |
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早朝、怖い夢を見て目覚める。
夢の中で、こうちゃんが出掛け先の私を迎えに来てくれて、顔を合わせるなり私にこう言ったのだ。
「ジャム死亡」
変な言い方で、現実にはこんな表現はしないのだけど、夢では確かにそう言った。
驚きと悲しみと絶望が一瞬に爆発したかのような衝撃で、明らかに心臓がドキッとして目覚めた。
夢でよかった。
しかし暫くの間、心臓はドキドキしていた。
何時の日か、これは夢でなく現実の出来事となる。
そう遠くない何時の日か。
何が怖いって、愛する猫たちの死が一番怖い。
しかしそこには同時に、責任を果たせたという安堵も存在するんだ。
愛するものを失いたくないと恐れているうちが花なのだろう。
何も恐れるものがなくなったら、失いたくないものが何もなくなってしまったら、今度は何のために生きれば良いのだろう。
いや、解っている。
ただ淡々と、死ぬまでは生きていれば良いのだ。
そこから先の世界はまだ想像がつかないけれど。
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ジャム そうだよ、ただ淡々とね
Sep. 30 , 2017
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ジャム 死ぬまで生きるんだよ
Sep. 30 , 2017
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ジャム でもいつかはバイバイだから
Sep. 30 , 2017
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解ってるよ。
解っていても受け入れられないものなんだよ、いつだって、誰に対してだって。
だからジャムは、もっともっと一緒に居ようね。
パパもママも、それだけが望みだよ。
この日記は上の部分まで書いて、そのままアップロードしないままでいた。
もう少し、書き足そうと思っていたら、その後状況が許さなくなってしまった。
これは10月になってから書き加えている。
さあ、そろそろ10月分の日記を書く準備をしようか。
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夜廻り猫 1,2巻
著者:深谷かほる |
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