2017年10月5日 木曜日 |
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今朝は冷え込んで、関東でも15度を下回ったようだ。
猫たちが寒くないよう、ベッドは冬仕様にしておいた。
朝から豚汁を作り、納豆ご飯には長ネギとカツブシたっぷり、しかも温泉卵を乗っけるというささやかな贅沢。
そして自家製の糠漬けはあっさり浅漬け、酸っぱくなくて美味しい。
実は私、漬かり過ぎた漬け物は食べない。
そればかりか、他所のお宅の糠漬けが食べられないのだ。
何故だろう、市販の漬け物は平気で食べられるのに。
糠漬けというものは特に、その家の、そしてその家の主婦の何かが、糠床の色んな菌に介在していると感じるせいかも知れない。
醤油も味噌も、発酵食品はみんなそうだろうけど、その蔵に住む菌の働き次第で味も風味も違うという。
糠床も然り。
しかし漬かり過ぎた糠漬けは自宅のものですら食べたくないと思うから、実のところ、好きではないのは酸っぱい、乳酸発酵が過ぎた糠なのかな。
ともあれ、ちゃんと作ってちゃんと食べる。
それなくしては何も頑張れないんだ、私は。
ジャム、今日も穏やかに過ごしている。
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ジャム お水?
Oct. 5 , 2017
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ジャム 今はいらない
Oct. 5 , 2017
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ジャム ここに居るのがいい
Oct. 5 , 2017
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いいよ、ジャム。
ジャムの嫌がる事はもうしない。
充分に辛い経験をして来たからね、ジャムは。
こんなに顔がほっそりしてしまったけれど、それでもジャムの愛らしさは少しも損なわれていないと思う。
親馬鹿でスミマセン。
食べ物は一切受け付けず、目の前に差し出して懇願し続けると、たまに水を少しだけ舐めてくれる。
そして体に入った分の何百倍ものオシッコを、辛うじて1日に1回出している。
今、昔を振り返りたくはないんだけど、2005年はこんなに丸々ツヤツヤしていたんだな。
4歳の頃のジャム。
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2005年のジャム Oct. 5 , 2017
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毛艶ピカピカでふっくらふくふくだね、うんと若いジャム。
どさくさに紛れて言っとくとね、ママにだってピチピチ若い頃があったのよ、信じられないかも知れないけど。
パパだって昔は今みたいなオジイサンじゃなくて、カッコよかったんだぞ、ジャムもギリギリ知ってるかも知れないけどさ。
みんな若くて、光り輝いていたね、過去を振り返って覗き見ると。
誰もがみんな歳をとる。
体力や美貌は衰え、残り時間がわずかだと思うと不安にもなるし、たくさんの別れを経験していくうちに、どんどん哀しみが降り積もっていく。
そして誰もが命を終える。
それが解っていても、幸せの時が永遠であれと誰もが願うんだ。
私たちだって願って当然。
猫たちも私たちも皆、まだ若くて死ぬなどと想像もしていなかった頃は、ものすごく幸せだったんだな・・・と改めて思う。
でも今だって、その幸せの延長上にいるんだ。
決して不幸な訳じゃない。
ただ悲しみが増えているだけ。
仕方ない事なんだよね。
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夜廻り猫 1,2巻
著者:深谷かほる |
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