2017年10月13日 金曜日 |
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朝から雨で肌寒い。
朝一番で火葬を申し込む。
スケジュールはかなり混んでいたようなのだが、何しろ我が家はお得意様だから、万障繰り合わせて直ぐにお迎えに来て貰えた。
当日、朝一の火葬にして貰えたので、私たちも色んな意味で助かった。
電話に出たのもお迎えもいつものスタッフで、こちらの住所も名前もしっかり覚えてくれている。
長く勤めているスタッフがいるって安心するし、信頼出来る。
でも常連になってしまうのも、それはそれで悲しい。
今朝を限りで、ジャムの綺麗なボディはもう見られなくなる、触れなくなる。
眠っているだけのようなジャムは、今にも目を開けて大声で文句を言いそうだ。
「お水飲む!」
「食べるから見てて!」
「仕事なんかやめて一緒に寝て!」
未練が断ち切れない。
ジャムに最後の歌を歌ってやる。
「ロンドンデリーの歌」
様々な歌詞がつけられているようだが、私が覚えているのはこの歌詞だ。
愛しき我が子はゆきぬ
ただ一人の形見と慈しみ育てしものを あはれ面影も無し
我が家を旅立ちし今 去りにし時をしのぶ
耐え難き母の悲しさ さなり我が子はゆきぬ |
ネットで探しても見つからなかったので、誰の訳詞なのか解らない。
高校生の時、コーラスで歌ったのはこの歌詞だったのだ。
「ロンドンデリー・エア」という題名で覚えたような気もする。
同じ曲で「ダニー・ボーイ」として歌われた歌詞も美しいけれど、私は最初に覚えたこの歌詞が一番好きだ。
歌いながら、また泣く。
消耗し命を縮めるからもう泣くまいとは思うのだけど、そんなに簡単にこの想いをシャットダウン出来ない。
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在りし日のジャム Oct. 13 , 2017
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窓辺で見上げる先に、ジャムは何を見ていたんだろう。
ミュウの面影か。
ミュウはアインに入り込みジーコを守った。
その後はサイズ的に楽なジャムに入り込んで、そこに去年からゴマも加わった。
そしてジャムは私に入り込んだ。
そう信じて頑張って生きるよ、ママは。
ちゃんと・・・いや、何とか生きて行ける為であれば、どんな都合良い考え方でもするよ。
昨日は29度にもなる夏日で、今日は一気に10度以上下がった。
老猫しかいない我が家だから、ちょっとでも肌寒いと感じたら直ぐにヒーターを使い始める。
つい昨日は夏日で冷房していたというのに、急激な気温の変化は人間にも動物にも辛いはずだ。
出来るだけ環境変化の振れ幅が小さくて済むよう、様々な工夫と努力で管理するのが私の務めだ。
これ程の努力が学生時代の勉学に於いて為されていたなら、東大だって入れただろうに・・・いやいや、自分の為というだけでは、そうそう努力なんか出来ない。
努力は尊いけど面倒臭い。
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メラ なによ、それ?
Oct. 13 , 2017
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メラ 面倒臭いのをやるからこそ
Oct. 13 , 2017
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メラ 努力なんじゃないの?
Oct. 13 , 2017
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いや、ご尤もでございます、メラちゃん。
目の前にぶら下がる課題からは逃げずに努力します・・・と思います。
夕方近く、ジャムが綺麗なお骨になって帰宅。
ずらりと並んだ骨壺の群に加わる。
じっとしていると、どんどん水底へと沈んで行くような気がするので、10日ぶりで出掛ける事にした。
幸い、銀行と郵便局に用事がある。
そのどちらもが入っている「トレッサ横浜」まで行き、用事を終えたらついでに早めの晩ご飯をフードコートで食べてしまう事にした。
どこの店にしようかなんて迷う余地なし。
直ぐに出てきて、トッピングもパパッと選べて、あっという間に食べられる丸亀製麺しか私たちに選択肢はないのだから。
今だって老猫たちにいつなんどき何があってもおかしくないという状況は続いていて、そう長時間は家を空けられない。
だから、外で食べるという事自体、最近はあまりしたくないのだけど、今日は疲れているので特別ね。
久し振りだな、丸亀製麺。
TVでCMしている「牛すき釜玉」にしてみた。
しかも肉増し(30パーセント増量)という贅沢。
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牛すき釜玉うどん Oct. 13 , 2017
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少し食べ始めてから思い出してデジカメで撮ったので、手前のすき焼きが減ってしまっている。
卵も崩して混ぜてしまった後の画像だ。
結果として、肉増量は必要ない気がする。
だって肉が固くて、じつくり噛んでいるとお腹いっぱいになってしまうんだもの。
「茂蔵」で豆腐を買わず、クリームパンやスコーンを買い、スーパー「三和」でニラと牛乳を買って、急いで帰る。
トレッサに行く度、まだゴマが家で待っているような錯覚に陥る。
そうだ、もうゴマはいないんだ。
それどころかジャムまでが・・・
あ~馬鹿馬鹿。
お腹空いてないけど、クリームパン食べて寝ようっと。
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夜廻り猫 1,2巻
著者:深谷かほる |
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