2017年10月14日 土曜日 |
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今日も雨で肌寒い。
それぞれの猫部屋に暖房をつけて回る。
暖房器具は一様ではなく、炬燵を置いている部屋もあるし、様々な大きさのホットカーペットを要所要所に置いている部屋もある。
部屋の構造やそこで暮らす猫たちの構成・個性に合わせるように暖房を選んでいるつもりだ。
炬燵も、やぐらに付いていた熱器具は外して内部を広く使えるようにして、ホットカーペットを敷いている。
こうした方が、炬燵の中に長時間留まっていても、身体が熱くなり過ぎるという弊害が無くて済むのだ。
そしてオイルヒーターを家全体で3個。
このオイルヒーターときたら、思いがけず電気を食うので痛いのだけど、風の出るエアコン暖房は避けたいので、オイルヒーターを多用してしまう。
夏は仕方ない、ほかに冷やす方法がないので、エアコン冷房を使うけれど。
夏場の冷房より、冬の暖房費の方がずっと高くつく。
倍ほど違うんじゃないかな。
でも老猫が多いから仕方ないね、猫は寒がりだしね。
寒がりのアンちゃんがヒーター上のベッドから場所を変えると、暑くなり過ぎたのだと解る。
これもひとつの温度調整の目安となっている。
ペロ君、アンタって長毛のくせに寒がりねえ。
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ペロ しょうがないよ
Oct. 14 , 2017
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ペロ 甘やかされたもん
Oct. 14 , 2017
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ペロ 誰が悪いの?
Oct. 14 , 2017
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えっ?
そ、それは・・・パパかなあ?
ジャムの事を甘やかして育てたのも、そもそもパパの責任なんだから。
パパは猫とママを甘やかす担当だからね。
えっ?
だとしたらママはもっと悪いんじゃないかって?
そ、そうとも言うかなあ。
ともあれ今夜も暖かいところでゆっくり寝なさい。
家猫の特権だからね、凍えずに生きられるのは。
気晴らしに出掛けたかったけれど、結局は家を出ず仕舞い。
テレビは午後5時からの【刑事フォイル】の再放送と、7時半からの【ブラタモリ】、そしてテレ朝の【陸海空 地球征服】も観る。
だって「ナスD」(黒い色素が取れた今や「元ナスD」だが)が最高なんだ。
「ナスD」こと友寄隆英・番組ディレクターは、アマゾンのある部落で肌に良いと騙され、果実から採れる色素を全身に何の迷いもなく塗りたくり、ナスのように真っ黒になってしまった。
その異様な姿だけじゃなく、ものすごく面白い。
たとえば、現地のものを何でも少しの躊躇もせずにガンガン食べる。
これは文化も民族も違う異国で、とりあえず好かれる近道であることは確かだ。
ワニの肉など、見た目も独特で硬いあの皮まで全部食べる。
このあたりから、何となく見ていた深夜番組でしかなかったのに、俄然目が離せなくなった。
ワニの皮は完食したらしく、骨しか残さない。
歯も丈夫なのだろう。
現地人に「それは食べる物ではない」と注意されても、観光土産用に作られたキイホルダーの飾りで、乾燥させて着色したような小魚(ピラニアだ)まで丸ごと食べてしまう。
現地の人間が食べないものまで、とにかく何でも食べてしまうのだ。
自分たちが身体を浸かっている湖の水をすくって、何杯でも平気で飲む。
採れたてのアマゾンの巨大魚など、生で幾らでも食べる。
現地人、ドン引き。
この人、どうやらグリーンピースが嫌いらしいのだが、だからと言って食べないという事はなく、大好きなジャングルの景色を「おかず」に食べるというエピソードが微笑ましかった。
得体の知れない生魚を頭から食える男が、ちゃんと調理されたグリーンピースが嫌いだというのだから、解らないものだ。
心身ともにタフで、酒も信じられない位に強い。
もうやめろと言われても強い酒の一気飲みを続け、その後も労働をする。
そんな体当たりの男ゆえか、どこへ行ってもどんな部族の老若男女誰にも好かれ、その捨て身な無防備さは心から信頼されたようだ。
観光に熱心な部族にいいカモにされても、何事も悪く解釈しない。
そして子供に優しい。
歌も上手いし、現地のちょっとシャイな子供たちを全力で遊ばせ、喜ばせる。
仮にヤラセの部分があったとしても、やって見せている事だけでも、もの凄い人間力だと思わざるを得ない。
このナスD、奥さんが有名な美人料理研究家・森崎友紀らしい。
この森崎さんも別の番組で、おサルだらけの無人島で「U字工事」らと、かなりサバイバルな料理するところを見たのだけど、見かけによらずタフで偉いものだと感心した覚えがある。
彼女のオフィシャルブログに、この時の記事が掲載されていた。
なるほど綺麗なだけじゃない、タフで聡明で才能ある女性らしく、男を見る目も高かったという事かな。
こうちゃんなんて「ナスD」に国民栄誉賞を与えるべきだとまで言っている。
私も異議ありません。
尚、真っ黒な肌は、現地人たちが必死で漂白し、2日がかりで擦って落としてくれたお陰で、元の肌色に戻ったようだ。
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この黒さを茄子に例え、「ナスD」(Dとはディレクターの事のようだ)と名付けられた。 |
この肌色についても、ヤラセだ何だと言われてもいるようだけど、そんな事はどうでも良いと思った。
実際、お笑い芸人よりも肝の座った体当たりで破天荒な行動力や、温かみさえ感じさせる人間性に、私たちは魅了されたのだから。
もっと見たい、このディレクターの言動を。
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夜廻り猫 1,2巻
著者:深谷かほる |
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