2017年10月17日 火曜日 |
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最高気温が15度にもならなかった昨日よりは若干マシだけど、今日もまだ天候が悪くて肌寒い。
仕方ないので、昨日は冬物の衣類を出した。
「出す」といっても、それは全く大した事ではない。
夏物のTシャツを「出す」のと、冬物のトレーナーを「出す」のと、場所も手間も何も変わりがないのだから。
我が家では昔の家のように衣替えなどしない。
そういう事は面倒だから、建て増しした時に作った2間幅のウォークインクローゼットに全て吊るしてあるか、クローゼット内の抽斗やラックに置いてあるだけだ。
いまどきの家では、みんなそんなもんですよね?
昔と違って「虫干し」なんかもしない。きっと意味のある事だったんだろうに。
皆さん、夏冬モノの入れ替えなんかしてます?
私だけ無精なのかな。
それにしても、クローゼットに吊るされている、あるいは畳んで整理箪笥に仕舞われている衣類の殆どが活躍の場を得る事はすっかり無くなった。
1年を通して数枚の衣類があれば済んでしまう今の私の現実だ。
それで済ませてしまえる生き方、暮らし方を選んだのだ。
このままでは高かった衣類も、全てゴミとなるだろう。
かと言って、勿体ないからどんどん着ようとも思えない。
気疲れする服は落ち着かない、もう着たくないのだ。
いずれかの時点で捨てなければ・・・と考えると頭が痛い。
このまま執行猶予を与えられ、優柔不断でいられるよう時間を止めたい。
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ペリー 時間は止められないよね
Oct. 17 , 2017
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イオ そうばい、仕方なかばい
Oct. 17 , 2017
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ペリー ママって往生際が悪いね
Oct. 17 , 2017
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そうよ、ペリたん、ママって駄目な女なのよ。
だからペリーは、いつまでも傍に居てよね。
午後、雨が上がっていたので、「コーナン」に行く事にした。
ふと思いついて、温度計が欲しかったんだ。
「コーナン」に到着して店内に入ると、突然、涙がこぼれそうになった。
いつもコーナンに来る時は、業務用のペットシーツの大箱を幾つも買っていた。
大量に買い貯めする必要があったのは当然、ペットシーツを毎日大量消費していたせいだ。
オシッコを1日に7回も8回もするゴマやジャムやシロちゃんがいたし、他にもペットシーツを仕込むタイプのシステムトイレを使っていた子が数匹いたからね。
だけど今は、一時期ほどには大量に使わない。
システムトイレを使うのはアンちゃんとキジ丸だけになってしまった。
そういう事が山津波のように一瞬で頭の中に押し寄せた。
1匹1匹に特別なエピソードと思い入れがあり、特別な感慨を呼び起こす。
今はもうあの子たちは、オシッコをする身体を持たないのだと考えてしまうと、しみじみと悲しい。
いや、ダメだ、今は考えないようにしよう。
そうしよう。
温度計は無事に手に入り、安物のウォーキングシューズもお揃いで買った。
ペットシーツは、次に買い込むのは年末で良いだろう。
靴は1足1980円だった。
それでも高いような気がするのは、一体どういう貧乏根性なのだ。
40年以上も前、私は、親の金だけど、その何倍もする靴を当たり前に買っていたというのに。
しかし、靴を買うのも何年振りの事だろう。
10年振りくらいかも知れない。
殆ど歩かない、靴を履かない(つまり出掛けない)生活だからね。
それで良いはずはないのだけれど・・・
亡き母は、靴は良いものを履きなさいと言って、どんなに高くても買ってくれた。
自分の稼ぎで買うようになってからも、靴や鞄にはお金を惜しまなかった。
ブランド品には全く興味がなかったけれど、革製品は好きだったからね。
それも今は昔。
ママ、ごめん、教えを守り切れず、安物の靴を履いているよ。
でもこれでいいのだ。
服も靴も、気軽に身に着けていられるだけで充分。
大事なもの、決して色褪せない宝物は、もうちゃんと手に入れたから。
そしてやがて全ては無に帰るのだ。
宝物たちも、そして私も。
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夜廻り猫 1,2巻
著者:深谷かほる |
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※10月14日に戻ります |
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※11月2日まで飛びます |
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