2018年4月10日 火曜日 |
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晴れてウグイスの声が良く聞こえて来る。
しかし今日も風が強い。
半袖Tシャツの上に薄モノのコートを羽織って出掛けたら、風が冷たくて震えた。
我が家の庭では毎年、八重桜と同じ頃にクラブアップルの花が咲く。
毎年と言っても近年の事だけど。
舅・姑が亡くなり、長い月日放置していた庭に手を染めてから、少しずつ試行錯誤して育てた苗木が育ったものなのだ。
嬉しい事に、今年も可愛い真ん丸の蕾がたくさんついた。
夜明には固く結んでいた蕾が、昼過ぎには開き始めていた。
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庭のクラブアップル開花 Apr. 10 , 2017
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今年は桜もそうだったが、あっという間に開いて、あっという間に満開になり、あっと言う間に散ってしまいそうだ。
もしも故郷に戻れる日が来るならば、このクラブアップルの木だけでも一緒に連れて行きたい。
きっと妹も気に入るはず。
だって妹のイメージなんだ、このピンクの花は。
尤も、その頃には妹もお婆さんだけど。
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2014年のルス ママだってお婆さんでしょ
Apr. 10 , 2017
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勿論だよ、ルッちゃん。
ルッちゃんもクラブアップルの花のように可憐で、柔らかい色彩が美しかったね。
ルッちゃんなんて、リマと一緒に岩手からうちに来たときは、まだ仔猫だった。
毎晩リマと競争でママのお腹の上を発射台にして、ミサイルごっこしていたねえ・・・
カワムラさんもいて、ママもまだ今よりずせっと若くて、あの頃の日々は楽しくて幸せだったね。
あれからどんどん増えたんだ、うちの子たちは。
そして今、どんどん減って来ている。
私もこうちゃんも年老いて、どう人生を仕舞って行くか算段している。
時が過ぎるのだけが本当に残念。
古代から誰もがそう感じて、抗おうとしても無駄で、例外なくみんな死ぬ。
それはとてもクリアでクールな真実だな。
私もその真実を淡々と受け入れられるようになりたい。
なれるのか?
いいさ、なれてもなれなくても、兎に角、今やれる事、やるべき事をやるだけよ。
そうする以外、自分の弱さや苦しさを克服する事は出来ないと身に染みているのだから。
解っているのだ、頭では、いつだって。
しっかりしろよ、私。
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夜廻り猫 1,2巻(3巻も出てるよ)
著者:深谷かほる |
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