2018年4月30日 月曜日 |
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今日は薄曇り。
ウグイス鳴かず、カラスの鳴き声多い。
まだ今日までは4月だというのに、早くも栗の花の匂いがし始めた。
タケノコの皮を剥いているような匂いが、外に出るとたちこめている。
窓からも流れ込んでくる。
この辺りは栗の木が多いのだ。
栗畑もあるし。
そして私、栗の花にもアレルギーがあるのだ。
今年は抗アレルギー薬を飲み続けているので、まだマシだけど。
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2015年のペロ 色々大変だね
Apr. 30 , 2017
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そうだよ、毎年大変なんだよ、目も顔も痒くて。
薬を飲む事嫌って昨年までは飲まないでやり過ごしてきたけど、どうにも目がダメになってきた。
涙管の炎症、目の表面の傷、食べる時の涙、そして目の霞みがどんどんひどくなったのは、ひとつには目が痒くて痒くて痒くて痒くて、擦り過ぎてしまうせいなんだ。
「ビラノア」という薬を貰っていて、これを飲んでいると目の痒みは大分マシになっている。
スギ花粉の季節は終わり、ヒノキもそろそろ終わるらしいが、飲まないとまだ痒い。
そして栗がはじまってしまった。
何としてでもアレルギーや病気や老化と折り合いをつけて、死ぬまでは目が見えるようでありたいよ。
見えないと凄く大変だろうし、楽しくないもの。
昨日、今年も春の叙勲が発令されましたね。
今回も大勢、勲章や褒章を貰うようです。
殆どは知らない人たちだけど、スポーツ選手や芸能人なら知ってます。
羽生選手、小平選手、良かったね。
それで思い出した。
昨日のストーンズの映画を見ながら、ミック・ジャガーは叙勲されていて、「ナイト(騎士)」の称号を持っている事を。
ミュージシャンにも何人かナイトを与えられた人はいるし、俳優にも作家にもサッカーやゴルフの選手にもたくさんいる。
ウィキペディアを見ると、「ナイト」は主に文化・学術・芸能・スポーツ面で著しい功績があった者に対し、君主が授与する栄典であり、首相の助言によって(外国籍の者に対しては外相が推薦する)決まるらしい。
ざっと有名どころを挙げてみると、ミュージシャンではストーンズのミック・ジャガー、ポール・マッカートニー、クリフ・リチャード、エルトン・ジョン、トム・ジョーンズ、ロッド・スチュワートなど。
なるほど・・・と思う面々だ。
作曲家では、【オペラ座の怪人】や【ジーザス・クライスト・スーパースター】そして【キャッツ】の作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバー。
映画監督では、【エイリアン】や【ブレード・ランナー】【グラディエイター】のリドリー・スコット。
俳優はいっぱいいる。
代表作は私の好みだけで選んでいるので、もっと有名な出演作品やご本人のお好みがあるとは思うけど、この俳優といえば私にとってはこの映画・・・というものを挙げてます。
スコットランド人だけど【007】や【薔薇の名前】のショーン・コネリー。
同じく【007】のジェームズ・ボンド役で知られるロジャー・ムーア。
余談だが、ロジャー・ムーアを初めて見たのは【007】ではなくて、エリザベス・テイラーとバン・ジョンソン主演の【雨の朝巴里に死す】だったと思う。
人妻エリザベス・テイラーの若い恋人役で、確かテニス選手という設定だった。
まだいかにも甘い、ほんの若造という感じだった。
それが後々にボンドになるとは・・・。
【ガンジー】のベン・キングズレー。
【鷲は舞いおりた】や【殺しのドレス】のマイケル・ケイン。
【ゼア・ウィル・ビー・ブラッド】と【マイ・レフトフット】【リンカーン】、この3作で米国アカデミー主演男優賞(3度というのは史上ただ一人だそうだ)を受賞したダニエル・デイ=ルイス。
【羊たちの沈黙】【日の名残り】のアンソニー・ホプキンス。
「Sir」を名乗って良い階級の「ナイト」には、上記の面々の他にもプロ・ゴルファーやサッカー選手、F1チャンピオンもいるし、ウィンブルドンで優勝したからアンディ・マレーも貰っている。
女性が「ナイト」に相当する叙勲を受けると、「Sir」ではなく「Dame(デイム)」をつけて呼ばれる。
この「デイム」には、なるほど有名どころがいますね。
【サウンド・オブ・ミュージック】や【メアリー・ポピンズ】【引き裂かれたカーテン】のジュリー・アンドリューズ。
テレビドラマ【ダウントン・アビー】の先代伯爵夫人のヴァイオレットおばあ様役のマギー・スミス。
名女優なのに映画作品での代表作を思いつかない。
確か【ナイル殺人事件】で、ベティ・デイヴィス演ずる大金持ちの老婦人の秘書(付き添い?)役をしていたっけ。
【ショコラ】や【J・エドガー】【恋におちたシェイクスピア】などのジュディ・デンチ。
【カレンダーガールズ】や、エリザベス2世役を演じた【クイーン】のヘレン・ミレン。
ミュージシャンでは、いくつもの【007】作品の主題歌を大迫力で歌っていたシャーリー・バッシー。
【ゴールド・フィンガー】や【ダイヤモンドは永遠に】の、あの歌声が思い浮かばない人はいないでしょう。
アメリカ人では、かのビル・ゲイツ、女優のアンジェリーナ・ジョリー、映画監督のスティーヴン・スピルバーグ、コーリン・パウエル元国務長官、ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領・・・とな。
アンジェリーナ・ジョリーなどは、女優としてのキャリアというよりも、数多くのめざましい慈善活動に対しての評価ではないだろうか。
勿論、他にもいっぱいいる。
日本の企業家も何人も貰っているし、ブラジル人のカルロス・ゴーンもペレも貰っている。
尤もゴーン氏は民族的にはレバノン人であるが、ブラジルで生まれてブラジル国籍を持ち、のちに移住したレバノン国籍もフランス国籍も持っている。
ついでに言えば5か国語を流暢に話し、様々な国で教育を受け、様々な国で実業家としての華々しい実績を持つ。
なかなか日本にはいないタイプですね。
但し、イギリス国王が君主である国々以外の外国人で名誉ナイト号を受けた者が「サー」の敬称を用いる事はないらしい。
「サー」の敬称をつけて呼ばれるのは、あくまでも騎士叙任の儀式を受けた者だけであり、彼らはこの儀式を受けない為。
またイギリス人であっても、聖職者も同様に騎士叙任の儀式を受けないので「サー」の敬称をつけて呼ばれる事はないそうだ。
比較的貰い易い勲章であるようにも見えるが、とても長い凄いキャリアでやっとこさっと貰えた有名人もいる。
ルーマニアのチャウシェスクのように、剥奪された人もいる。
チャウシェスク元大統領の場合は1989年、処刑される前日に剥奪されたそうだ。
う~ん・・・
大抵の場合、実績もお金もあり、名誉として叙勲もされているという人たちだ。
俗な言い方になるけど、持っていないものはもう無いんじゃないかと思われる人たちでもある。
しかしそういう人たちですら、時間や命は私のように平凡な一般人(いや、愚かな貧乏人か)と同じようにしか与えられておらず、愛情と幸せだって才能や実績、財力とは決して比例してえられるものではないのだ。
つまり才能も美貌も金も無くても、愛し愛され、最高に幸せなケースだってあるのだと言いたい訳で・・・
悔し紛れに吠えているだけか?
ま、勲章はどこまで長生きしても貰えないでしょう。
今回、春の叙勲で「旭日小綬章」を貰った北野武が、次は「ノーベル賞」を目指しますとジョークを言っていたけど、あながちジョークで終わらないかも知れないな。
だって、ゲリラの指導者で腰にピストル下げていても「ノーベル平和賞」貰っていた人もいたし、ボブ・ディランだって「ノーベル文学賞」貰ったし・・・
英国の「ナイト」同様、その「力」を持つ然るべき立場の人が推薦したら貰えるんじゃないかと思うよ、賞褒章、勲章というものは。
「国民栄誉賞」だって、貰える人とそうでない人の基準なんか解らない。
これ、貰った人にその資格を認めないという意味では全くありません。
おめでとうございます、これからも頑張って下さい、期待して応援しています・・・と心から申し上げたい。
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夜廻り猫 1,2巻(3巻も出てるよ)
著者:深谷かほる |
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