2018年5月8日 火曜日 |
|
梅雨のようなお天気。
肌寒くて、各部屋に暖房を入れている。
連休中はあんなに暑かったのに、調子が狂うよ。
|
2015年のテト 寒いとボク嫌よ
May. 8 , 2017
|
テト君、アンタのその長毛は伊達なの?
充分、防寒着を着込んでいるように見えるけどねえ。
アンタ達が寒がりなお陰で、ママは家では一年中半袖Tシャツよ。
お出掛けの時は着込むけどね。
今日はこうちゃんの誕生日だ。
久し振りに頑張って、天婦羅を揚げた。
頂き物のタラの芽を贅沢にたっぷりと。
|
|
タラの芽の天婦羅 May. 8 , 2017
|
あとはうどんを茹でて、ミョウガと生姜を薬味にぶっかけうどんにした。
なんという贅沢な美味しさ。
ご馳走様でした。
残りは茹でておいたので、後で胡麻和えに仕上げる予定。
毎年こうちゃんに何もバースデイ・プレゼントが無いので、銀行に出掛けたついでにケーキを買う事にした。
懐かしい「トップス」のチョコレートケーキだ。
|
|
チョコレートケーキ May. 8 , 2017
|
3月末にオープンしたショッピングモール「APITA」に「トップス」が入っているのを見掛けていたのだけど、値段を確かめもせず、昔からのイメージで「高い!」と思い込んでいた。
私が東京に出て来た年は、西新宿に住んだ。
最寄り駅は新宿駅で、南口から徒歩12分くらいのところにある風呂無しアパート。
駅から歩いて来て京王プラザホテルとKDDビルを過ぎると、もう高い建物は何もない。
人も車も少なかったよ、当時のあの辺りは。
まだ淀橋浄水場の跡地はただの広大な空き地で、夜は暴走族が走り回っていた頃だ。
南口に、まだ前の年だったかに出来たばかりの「ルミネ」があって、そのレストラン街に「トップス」が入っていた。
「トップス」のチョコレートケーキ食べたいな、買いたいな・・・と思うのだけど、当時の私には高くて贅沢だった。
糖味の私は外食も殆どせず、買い食いもあまりしないで、欲しい洋書を買ったり、もつと貯めて欲しい家具を買ったりする学生だったんだ。
実はそれより以前に、金持ちだった叔父に「トップス」のチョコレートケーキをホールでお土産に貰い、その味を知っていた。
でも自分で買うにはちょっと・・・
そう感じた頃の印象を、この歳になっても引きずっているのだろうか。
4~5人分のこのホールで1900円だから、いまどきとしては決して高くないのかも知れないのに。
むしろ他の高級ケーキ屋が増え、「トップス」など安い方かも知れないのに。
貧乏性なんだから、まったく。
シンプルな内容のケーキだから、25年前にこの家に越して来てからも、時々自分で作っていた。
スポンジケーキはスーパーで既製品を買い、生クリームを泡立て、ココアパウダーを加え、たっぷりの胡桃と共にスポンジに挟み、外側にもたっぷりクリームを塗る。
それは素人でもとても美味しく出来るし、来客にふるまうと「お代わり」を所望されたりもした。
でも今では生クリームを泡立てる気力が無いし、25年の間にケーキを自分で作るなどという発想すらすっかり失せてしまっていた。
だって私、まだピチピチの30代だったんだ、ここに越して来た時は。
今日、ほぼ40年ぶりで食べてみた既製品の胡桃入りの生チョコレートケーキ。
|
綺麗に切れない May. 8 , 2017
|
胡桃がはさんであるので、カットするのはとても難しい。
案の定、ぐちゃぐちゃになってしまった。
こういう柔らかいものと硬いものの組み合わせは、超音波カッターでないと綺麗にスパッと切れないらしい。
そんなもん、もちろん家にあるはずがない。
食べてしまえば切り口が汚かろうとどうでも良いのだけれど、写真映えしない。
美味しかったけれど、昔のような感動は得られなかった。
近年、コンビニスイーツですらレベルが高くなり、安くてクオリティの高いチョコレートケーキが幾らでも食べられるせいか。
コンビニスイーツならば皿も汚さない。
味気ないと思うか、簡便性を取るか。
う~ん、私は多分もうホールケーキなど買わないだろう。
店員の態度があまり良くなかった事もケチをつけた。
他に客がいないのに、ショーケースの前に立ってじっと注文を聞いてくれるのを待っている私たちを、店員の女の子が全く無視して横顔を見せて澄まして通り過ぎた。
急用があってそうした訳でもないらしく、他の店員とお喋りなんかしている。
別の店員が気づいて対応してくれたけど、「いらっしゃいませ」も「お待たせしました」も無い。
嫌な感じ。
私の中の「トップス」のブランドイメージがガラガラと崩れた。
もう修復はしないだろう。
だってもうそうそう近寄らないだろうから、いつまでも今日の悪いイメージが残るのだ。
悪い対応をする人というのは罪が重いのだ、そういう意味では。
ロボットではなく人間だからこそ客に与える事が出来る良いイメージ、そして与えてしまう悪いイメージ。
血の通った人間だからこそしでかしてしまうという皮肉。
あ~あ、無駄遣いしちゃったな。
でも、お誕生日だもん、まあいいか。
来年はもうケーキは無いよ。
|
|
夜廻り猫 1,2巻(3巻も出てるよ)
著者:深谷かほる |
|
|
|
|
|
|
|
|