2018年6月4月 月曜日 |
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良く晴れた。
受け取る郵便物があり、綱島郵便局へ行く。
空が眩しい。
「凄い青空ねえ、もう梅雨明けかなあ?」
「まだ梅雨入りしていないんですけど」。
そうだった、ウチの奥さん(私の事だ)、ボケちゃったのかしら。
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2014年のテト ママ、ボケてるの?
Jun. 4 , 2017
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何だよ~テト、アンタだって少しボケてんじゃん?
うちに若者はいないからね、みんなちょっとずつボケているんだよ。
今週中には梅雨入りするね、横浜も。
明日は通院だから、夕方まで降らないでいて欲しいなあ・・・
先日、3月に1度観たけれど、再放送していたのでもう1度観たドキュメンタリー番組【ペリーの道 ~元米国防長官の警告~】。
クリントン政権下で米国防長官(1994年2月3日から1997年1月23日)を勤めたウィリアム・ペリー(90歳)。
日本に開国を迫ったマシュー・カルブレイス・ペリー提督は、このウィリアム・ペリー氏の先祖の血縁にあたる(直系ではない)。
うちのペリーとは、もちろん血縁関係はない・・・猫だし。
でもうちの「ペリー」という名前は、ペリー提督に因んだものである事は確かなんだけど。
彼は20世紀の悲惨な戦争の生き証人であり、「米ソ危機の瀬戸際」をアメリカの政治の中枢で歩んで来た人物でもある。
真珠湾攻撃の年、ペリー氏は14歳だった。
その時に心に強く思った事が、ペリー氏と戦争との関係の始まりだったと言えよう。
しかし、その後の人生に於いてずっとそのまま盲目的に同じ事を信じ続けたのではなく、その時その時、状況と立場に応じ修正を余儀なくされながら、冷静にバランスを取って生きて来たと思われる。
第二次世界大戦敗戦直後の東京へ新兵として着任。
そして沖縄への派遣と長期滞在。
そこで見たものへの衝撃。
原子爆弾による多大な犠牲を以て終わらせたはずの大戦だったというのに、程なくして朝鮮戦争が始まる。
その代理戦争こそが、これから永く続く事になるアメリカとロシアの軍事対立をくっきりと明確にさせたのだ。
キューバ危機の際にはCIAの分析チームで働き、その後、国防次官として米軍全体の近代化に着手。
国防長官就任時には、北朝鮮核危機に直面。
そして今、自身の最後の役割として「核なき世界」の実現に取り組もうと、積極的に様々な活動を続けている。
そんなペリー氏への20時間を超えるロングインタビューをNHKが実現し、戦争と平和の現実を考えさせる番組であった。
ペリー氏は90歳という高齢を感じさせない程しっかりとした、しかし穏やかな口調で、人間が抱え込んでいるとてつもない危険を訴える。
これまでの経歴と経験、実績から確立された信念には、これ以上求めようがない程の説得力がある。
机上の空論ではない、人類を一瞬で亡ぼしかねないような危機が、ほんの些細な手違いから現実に起こり得るという事を説いているのだ。
歩く姿は年齢相応のお爺さんにも見えるが、語り口はとてもそんな高齢には感じられないくらい見事だ。
大学で教鞭をとっているだけあり、解り易いゆっくりとした正確な英語を話す。
(解り易いゆっくりとした正確な英語を話すのは、トランプ大統領も同じだけど)
こういう良心を持つ人が存在するアメリカという国の奥行きを感じざるを得なかった。
日本にも、こういう人はいるのだろうか。
日本は自国すらまともに救えず、言い訳出来ない侵略戦争を起こし、いまだにそのツケを払いきれていないのだ。
とんでもない事をしてくれたな、私の日本・・・と後の世の日本人の私は思う。
他所の国を侵略するくらいなら、侵略されて殺されてもまだマシだ。
少なくとも罪は犯していない。
この先、日本はどうなるんだろう。
考えると憂鬱で憂鬱で、同時代のニュースが見たくなくなる位だ。
見てるけど。
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夜廻り猫 1,2巻(3巻も出てるよ)
著者:深谷かほる |
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