2018年7月6日 金曜日 |
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今日、オウム真理教の死刑囚13人のうち、麻原を皮切りに7人の死刑が執行された。
あと6人も執行の手続きに入ると言う。
地下鉄サリン事件では、こうちゃんも被害に遭っていてもおかしくなかった。
もっと早い時刻に出勤していたので、遭遇せずに済んだ。
それでも心配で、会社に電話をしたっけ。
その後、私は運転免許を取り、自分も車通勤をしたけれど、こうちゃんを反対方向の会社まで送ってから自分の勤務先に向かうようにした。
よくまあ、都内まで送ってからまた横浜へと戻るなどという、とんでもない通勤をしたものだ。
お陰で通勤時間は3倍近くになったけれど、とても早い時刻に出発していたので、渋滞には巻き込まれずに済んでいた。
冬は真っ暗なうちに出発していたっけな。
しかし苦にはならなかった。
まだ若くて元気だったし、運転が楽しくて仕方ない頃だった。
そして、それは2人で過ごせる大事な時間でもあった。
家では愛しい猫も(当時まだ3匹だけ)いたけれど、舅・姑に気兼ねの多い「針のムシロ」のような日々で、2人きりの車の中では心が開放されるようだった。
帰りは、私の勤務先近くに借りていた駐車場まで来て貰って待ち合わせ、そこから一緒に帰宅した。
私の勤め先は駅から直ぐ近くだったし、駐車場は更に駅の近く、ほぼ駅のような場所だった。
そしてこうちゃんの勤務先から1本の電車で来られる路線だったから出来た事でもあった。
そこの駐車場での野良猫との関わりこそが、全ての始まりだった。
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2014年のゴマ もう昔の話ね
Jul. 6 2017
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そうだね、ゴマちゃん。
でもママにとっては、今でも生々しい「今」なんだよ。
今朝方、少し寝ようと横になり、トロトロしていた時、長い長い夢を見た。
凡そ4部作のオムニバスの夢で、最初の夢では、アインとゴマを合わせたような猫が出て来て、私の胸の上で寛ぎながら、私をしきりに舐めてくれていた。
その舌の感触、温かさなどが鮮明に感じられて、こんなにも愛してくれているんだなあ・・・と思うと何故か悲しかった。
夢の中の私の頭の中にまで、アインもゴマももう生きてはいないのだという現実が忍び込んでいるせいだろうか。
夢の中でベッドに横になろうとすると、ゴマやジーコ、アイン、カワムラさんなどが次々とやって来て、少しでも私の顔の近くに陣取ろうとする。
そして落ち着いてしまったので、毛布を掛けて私も寝ようとすると、みゅぅが背伸びするようにしてベッドの縁につかまって覗きこんでいる。
一緒に寝たいと思っていそいそ飛んで来たら、既に4匹も私の胸元に寝ているのを発見して、ミュウは拗ねて諦めて行ってしまった。
ああ、ミュウはまだ生きていたんだ、一番先に飼ったのに今も誰よりも長く生きているんだ・・・と夢の中では考えている。
でも現実ではない。
夢はどんどん突飛な展開を見せ、私は街角で若い犯罪者の男に追いかけられている。
追い詰められそうになって、逃げ込んだ建物はどこかの会社らしかった。
平屋の古い学校のような建物は、小さな部屋がたくさん並んでいて、その1部屋毎に窓の1か所だけガラスを割られていて、外から見張られている。
見張っているのは、全て野良猫だった。
爪切りをしていない猫に本気で襲われたら、その爪でさぞかし切り傷が出来るだろうと恐れている。
しかもいっぱいいるのだ、猫が。
その中にガラとカワムラさんもいるのを見つけて、大変、こんな子まで外に居させられない・・・と慌てて保護しようとしている。
猫を保護しなきゃと焦っていると、外に敵(犯罪者の男?)がいる事に気づき、今から家の中にどうやって戻れば良いのか解らなくて、怖くて目覚めた。
途中にはもっと色々な展開があったのだけど、あまりにもシュールでとても文字に出来そうもない。
お隣の脱走猫チロちゃんの事をずっと考えているせいなのか、不安で焦る夢だった。
こんなに1度にたくさんの猫の夢を見たのは初めてだ。
アインもミュウもジーコも、ゴマもガラもカワムラさんもイオも、他にもうちの子たちが・・・しかしもう死んでしまっている子たちがいっぱい出て来た。
それでも夢の中でも現実と同じように愛しくて、尚且つ、これは夢で、この子たちも夢だから生きているんだ・・・と薄々解っているらしくて、何とも悲しかった。
歳をとると、夢も切ないものばかりになる。
昔のように、もっとわくわくする夢や、遠景までをドーンと見晴らすような凄いパノラマ感覚の夢、空を飛びながら町や山を見下ろしている夢なんかもまた見たいなあ。
レギュラーだったのに、不思議な景色の数々の中に居る夢は。
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