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2018年11月1日 木曜日



今日から11月。

朝の冷え込みは、今シーズンで1番だった。



猫たちの部屋はそれぞれに、もうかなり前から夕方から翌日の午前10時頃まで暖房をしている。

ホットカーペットや炬燵、オイルヒーターは各部屋で必ずつけて、エアコン暖房、ガスファンヒーターは状況に応じてそれに加える。

老猫たちの為には、すっかり寒くなる前から早め早めに手を打たないといけない。



真冬になれば、それら全ての暖房器具を24時間稼働となる。

冬は24時間冷房する夏と比べても、光熱費は倍ほどにもなる。

そりゃあ無理もないよね。

35度の暑さを25℃くらいまで下げるよりも、零℃から25℃まで上げる方が、その温度差は倍以上あるのだから。



実際には、気温を上げる仕組みと下げる仕組みとでは、どれ位エネルギー消費が違うのかは私には解らない。

けれど、最低気温0℃なんて季節になると、毎年しみじみ同じ事を思う。

猫たちの為には温度や湿度の変動で身体にストレスを与えたくないから、どれだけ光熱費が掛かろうとこれは譲れない出費だという事。

そして同時に、光熱費があまりに高額なので辛いから、熱湯の湧き出る温泉が庭に出ないものかという寝言を繰り返すのだ。

そしたらオンドルにして、庭の野良猫ハウスにも温水暖房してやり、無限に湧き出る熱湯で湯たんぽも沢山あちこちに置いて、一日中湯たんぽのお湯交換を楽しむのだ。



一日中の湯たんぽのお湯替えなんて、楽しめるのか、ホントに?

いやいや、楽しめるさ、長年の念願が叶うのだから。

そして機織りや浜の真砂を数えるような真似が好きな性分なのだから。



でも、たとえ温泉が出る可能性のある場所だとしても、調査して掘削するには相当な費用や手間が掛かるらしい。

貧乏な一個人が出来そうな事では無い。

だから私にとっては永遠の「寝言」なんだ、自宅の庭に温泉が出るって。





蛇足だけれど、実は温泉に入るのはどうも・・・苦手と言うか嫌いと言うか・・・

テレビで無料の足湯風景なんか見る度、こう思う。

ああ、あのオジサン、水虫じゃないでしょうね?

仮に水虫はないとしても、臭い足をそのままドボンと浸けているんじゃないの?

とても一緒の足湯なんか入りたくないよ・・・と。



足だけでも嫌なんだから、全身ともなると、もっと抵抗がある。

皮膚病に効く温泉に、皮膚病の人と一緒に入るのって・・・。



ええ、解っています、人間なんてそんなに綺麗なものではない事も、自分だけ綺麗だと思ったら大間違いで、私だって汚い人間なんだという事も。

だけど垢の、もとい、赤の他人と同じ湯に浸かるというのは、やはり抵抗がある。



だから昔、大学生の頃に銭湯通いしなければならなかった4年間というのは、結構きつかったんだ。

極端に潔癖症ではないはずだけど、私が温泉に入らなくても別に良いよねえ。





そしてね、掃除と洗濯に関しては長年の経験から編み出した自前のこだわりを持っているので、可能な範囲で清潔に暮らしたいんだ。

何しろダニとカビとウィルス・細菌を増やしたくないからさ~。

それを大袈裟だと言う人がいたなら、是非、昨年の私と同じだけの地獄を体験して戴きたい。

どれだけ恐ろしく絶望的なものか、半年くらい掛けて身を以て知って欲しい。





私は昨年のカイカイの体験で、改めて野良時代のカイルの、酷い疥癬の苦しみが如何ばかりであったか知った気がした。

私の場合は残念ながら(残念なのか?)何度検査しても疥癬ではなかったんだけど、痒いという事がどれだけ苦痛であるか、つくづく思い知った。

その時にはもうカイルはこの世にはいなかったけど、あの世でカイルと会ったら、ひとつのバターに溶け合う前に褒め称えてやりたい。

よくもあんな酷い疥癬に耐えたね、偉かったねカイル。

そして保護して治療してあげたママも偉かったよね?と。

2014年のカイル    へへん、解ればいいよ
Nov. 1  2018

カイ君、見違えるほど綺麗になって良かったね。

そしてタマちゃんという仲良しさんも出来て、楽しい毎日だったねえ。

ママが行くのを少しだけ待っててちょ。






それは兎も角、今年の冬は寒がりのアンちゃんがいないので、2階の私たちの居室ではまだ暖房していない。

そろそろ明け方が寒いので、オイルヒーターだけでもつけようかな。



しかし寒くなって来た今も、週に1度はスチームクリーニングと寝具全ての高温乾燥とアイロンは続けている。

だってね、先日発見してしまったんだもの。

捕まえたコバエが、何の種類のコバエか知りたくてマイクロスコープで覗いて見ていたら、コバエに透明なヒョウヒダニが3匹も寄生していたのを。

コバエは死んでいたけど、小さなヒョウヒダニダニはうごめいていた。

刺すダニではないそうだけど、アレルギーの原因にはなるらしい。



昨年、さんざん衣類も寝具もマイクロスコープで覗き、探しに探しても一度も発見出来なかったダニなのに、あんなに小さいコバエに寄生して居たのがショックだった。

マイクロスコープを買って以来、初めて見たダニだったよ。



ちょっとネットで調べてみると、コバエにダニがつくのは珍しくない事らしい。

他の昆虫飼育でもダニが問題になるらしいしね。

改めてダニの多さ・逞しさに恐れ入ったよ。

ダニを目視出来ない人間が、あの恐ろしく小さな生き物に勝てるはずがない。





あの日からまた、ボーッとテレビなんか見てはいけない、シーツにアイロンかけながらテレビは見ようと思って実践している。

お陰でシーツが早く傷みそうだけど、たとえ刺さないダニでも、私には喘息や皮膚アレルギーの原因となり得るので、少しでも数を減らしたい。

頑張るよ、高熱地獄のダニ殺戮のエクスターミネーターとして。


さて、お休みしている間に決意した一番大きな事柄というのは、数年のうちに故郷に引っ越そうという事だ。

目標、遅くとも今から3年後までに。

この家は手放し、妹名義の家の敷地内の離れに居候させて貰う事にした。



そこは妹が両親から引き継いだ実家でもあるのだけれど、敷地内には父の柔術の道場が残っている。

母屋同様、その道場も重量鉄骨造で耐震性抜群。

そんな頑丈な建物を壊すのは費用も手間も大変なので、内装だけ改築して、私達夫婦の老後の住処とする計画を立てた。



幸いな事に妹のボーイフレンドは建築士で、既に図面も引いてくれている。

今からまた引っ越すだなんて、考えただけでも大変過ぎて身動きがとれないでいたけど、妹とその彼が引っ張ってくれて、何とか動けるんじゃないかと思う。


この家に引っ越して来て、はや四半世紀。

ここに骨を埋めるつもりで頑張って来たつもりだけれど、色んな要素を考え合わせると、この家に住み続ける事は最良ではない、元気なうちに引っ越そうと思うようになっていた。

その思いはどんどん強くなり、今年、決定的にこの家への執着が「切れた」。

そのネガティブな要因に関しては、後日また改めて書こうと思う。





舅が誰にも言わずに抵当に入れたまま死んでしまったこの土地・家屋。

その抵当権を先般、やっとの思いで外せた。

これで安心して死ぬまで住み続けられるはずだったんだけど、まあ、あれで安心して手放せるのだとも言える。






引っ越しをしようと決意したポジティブな理由のひとつには、たった一人の身内であり可愛い可愛い妹と、せめて老後だけでも一緒に暮らしたいという想いがある。

父や母の生きている間には、故郷に戻って一緒に住めるだけの材料が整っていなかった。

それがとても悔やまれるけど、仕方ない、何事も機が熟さないと方向転換は簡単には出来ないものなんだ。



それに、故郷に戻りたいなんて願う事は一度もなかったんだ、かつては。

そもそも猫が40匹近くもいた頃であれば、全頭引き連れて移転など考えられなかっただろう。



3年後、手元には何匹残っているだろう?

もしや、3年も経たずにゼロになってしまうのかも知れないし、捕まらないタマちゃんとかキジ丸だけ残るという事だってあり得る。

兎に角、手元に残った猫は当然連れて行く。

みんなのお骨もね。

 

妹は妹で、お姉ちゃんが先に死んでしまった場合、こうちゃんを一人で暮らさせたくないと気遣ってくれていて、こうちゃん独りになっても妹の家に引っ越して来るようにと、いつも言ってくれていた。

こうちゃんは洗濯も掃除も買い物も自分で出来るよう仕込んであるし、きちんとしている人なのだけど、私がいなくなってからちゃんと食事するかどうかは甚だ怪しい。

私としても、こうちゃんが妹のところに行ってくれたら安心して死ねる。



ま、私が一番長生きする可能性だってあるんだけどね。

どうせならば、私もこうちゃんも妹も元気なうちに、新しい生活をスタートさせられたらベストじゃないか。

どうせなら少しでも早く、大変な引っ越しを済ませないと、引っ越し作業は辛い。

3年後、こうちゃんは70歳を超えるし、私も64歳になってしまう。

ちっとも早くない。






ここに越して来た引っ越しが最後だと信じて、ここに根っこを生やそうと考えていたけれど、やっぱりまた引っ越す事になるのか。

しんどいけど、生きている間にしてしまわなければならない事なんだと思う。

子供のいない私達が、少しでもあとを濁さない為にも。

2014年のペリー    僕たちも一緒に行くの?
Nov. 1  2018

勿論だよ、ペリ君。

生きている子は勿論だけど、君たち身体の無い子たちも一緒に行こう。

イオちゃんもカワムラさんも、ミュウもゴマも、他の子たちも全員一緒にね。


冷え込むようになって来たので、ベランダのバジルの葉がすっかり枯れて落ちてしまわないうちに、小さな新芽だけを残して全て摘んでしまった。



新芽がこの先無事に育つかどうかは解らない。

温室を作ってやりたいけれど、今はそこまで身体が動かない。





とりあえず、残っていた葉を摘む。

小さいけれど綺麗な葉っぱだ。

摘みたてのバジルの葉
Nov. 1  2018


このバジルを、時間をおかず直ぐにバジルソースにしてしまおう。

瑞々しい葉っぱのまま保管しておけないのは残念だけど、擂り潰してオイル漬けにしたバシルソースが一番保存性が良いから。



ちなみに「バジルペーストのソース」を「ジェノベーゼ・ソース」だと長年思っていたけれど、そうではない事が最近解った。

本場では「ジェノベーゼ・ソース」には、玉葱たっぷりでバジルは使わないのだとか。

へええ・・・知らんかったな。






どう作ろうかと少し悩んで、フードプロセッサーや電動ブレンダーではなく、擂り鉢を使う事にした。

少し体力的には辛いけど、間違いなく擂り鉢で作る方が美味しく出来るのだ。



材料は生のバジルの葉と、マカダミアナッツと生のニンニク、塩・胡椒とエキストラバージン・オリーブオイル。

本当は松の実を使うのだけど、高くてちょっと手が出なかった。

なので栄養価が高い(カロリーも高い?)マカダミアナッツで代用。

それで全然問題ない。

バジルはざっと刻んですり鉢へ
Nov. 1  2018

葉を擂り潰しながらナッツとニンニクも加える
Nov. 1  2018

ナッツとニンニクは摺り難かった
Nov. 1  2018

エクストラバージン・オリーブオイルをたっぷり加える
Nov. 1  2018


ニンニクはスライスしてから、マカダミアナッツはそのまま加えて擂り潰したんだけど、意外とどちらも繊維が残り、バジルの葉よりも擂り潰し難くて難儀した。

ちょっとだけね、ちょっとだけの苦労よ。



途中までは独りで頑張っていたけど、途中からこうちゃんを呼びつけ、擂り鉢を押さえて貰った。

胡麻を擂る程度だったら、一人でも全然OKなんだけどな。






さて、出来上がり。

パルメザンチーズはこの時点では混ぜないで保管し、食べる時に毎回、必要に応じて混ぜる。



バジルの葉を今年は無駄にしないで済んでホッとした。

去年は地獄の虫刺され騒動で、バジルは水やりしていただけで殆ど利用しないで枯らしてしまった。

ジャムが逝ってしまった頃、バジルの葉も全て散ってしまったっけ。







話は逸れるけど、歳をとって上手になったと実感する事がある。

それは摺りこぎの使い方と牛蒡のササガキ、そして天婦羅の揚げ方だ。

いずれも、気づいた時には勝手に上手になっていた。



中でも一番レベルが上がったのは、摺りこぎの使い方かも知れない。

若い頃、摺りこぎは上手く回せなかった。

記憶の中の大人たちは、片方の手の手の平を摺りこぎの頭の部分に乗せて、それでとても軽やかにクルクルと回していた。

子供だった私は、擂り鉢を押さえさせられるばかり。

自立してから、母の持たせてくれた擂り鉢とすりこぎを使う度、どう回せば楽に効率よく擂れるのか解らなかった。

両手で船の櫓をこぐように握り、力任せに回す事しか出来なかった。

どうやっても、片方の手の平を摺りこぎの天辺に乗せて軽やかにクルクル回すなんて芸当は出来なかったのだ。

なのに気づいた時には、いつの間にかアレ(手の平乗せてのグルグル)が出来るようになっているではないか。

練習した覚えもないのに。

祖母や母が乗り移ったのかしら。






擂り鉢は大きくて重たくて邪魔だけど、出しておいていつも気軽に使えると良い。

凄く便利な調理器具だ。

エスニック料理でスパイスやハーブを擂り潰すにも、和食で胡麻和えや白和えを作るにも、大きな擂り鉢で必要なものを摺り、その後そこでそのまま和えられる。

無駄が出ない。

いずれ引っ越した先では、いつも擂り鉢を出しておけるキッチンの構造にしよう。






出来上がりのジェノベーゼ・ソースの半分はジップロックで冷凍し、半分を瓶に詰めてチルドで保管。

チルドのソースは風味の落ちないうちに、数日中に使ってしまおう。

その料理は、明日以降にご報告しましょうかね。


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