2018年11月2日 金曜日 |
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今朝も冷え込んでいた。
野鳥の為の庭の置きエサ、10月中旬頃から毎日完食だ。
エサになる虫が少なくなって来たせいかな。
鳥の種類によってエサにするものは違うだろうけど、私が与えてやれるものと言えば、安いリンゴとバナナ、そして「野鳥のエサ」として売られているタネのミックスくらいだ。
リンゴとバナナは、私達も毎日食べる。
だからスーパーに行く度、バナナとリンゴは必ず買う。
朝はリンゴとバナナを食べ、自家製のジャムを乗せたヨーグルトを食べ、ごっそりとチーズを乗せて焼いたピザトーストを1枚ずつ、大量のミルクティを飲みながらポテトチップスを毎朝二人で1袋。
この数か月、毎朝ほぼ同じメニューを食べ続けている。
まだ全然飽きない。
ピザトーストに時々ハムが加わったり、リンゴの種類はいつの間にか変わっていたりするものの、相変わらずテーブル板だけ渡した立ち食いだ。
もうダイニングテーブルを独占しているゴマの身体は無いのに、そしてその語、同じテーブルで飲み食いしていたアンちゃんもいないのに、人間がダイニングテーブルを食事に使う習慣が無くなったまま、私たちはどんな内容であれ立ち食いを続けている。
立ち食い用テーブル板は大きめに作ったし、それで全然問題ない。
それはきっと、実家に戻ってから新しいキッチンでも続けるかも知れない。
一度始めた事は、なかなかやめられない性分だ。
野鳥や野良猫へのエサやりも、野良猫の避妊手術も、運針もサイト運営も・・・子供の頃は習い事も長く長く続けた。
一度始めた事を気紛れでやめる事は許されなかった。
日が昇ると、部屋の中はぐんぐん暑くなる。
陽射しのせいで、東南の部屋は温室の中に居るようだ。
カーテンを閉めていても眩しいし、気象情報で「今朝の冷え込みは・・・」などと聞いてもピンとこない位に暑い。
だから夏は灼熱地獄だったこの部屋。
この部屋への屋根からの照り返しや直射日光を避ける為に、25年前にここに来た時から色々と工夫したんだ。
白くペイントされたベランダの床に人工芝を敷く。
これは大分効果があったけど、強い日差しを受け続けて、樹脂製の人工芝は紫外線による経年劣化が早い。
何度も張り替えた。
ベランダに屋根をつける。
これは雨だけじゃなく、ベランダにとんでもない積雪が続いて堪らず、ちょっとしたひさし程度でも良いので屋根が欲しかった。
この工事には業者の手抜き工事によるトラブルが色々と発生し、思い出すのも嫌な位、とんでもない事態が続いたのだ。
そうでなくても、亡き舅には「ベランダに屋根をつけているいえなど、この日吉には1軒もないんだ(嘘ばっかり!)。そんな事をするなら出て行け!」と怒鳴られたっけな。
今では笑い話だけど、その時は針のムシロだった。
舅・姑には頭を下げ続ける年月。
いっそ本当に出て行けば良かった。
めぐりめぐって、最終的には故郷に戻る事になったのだから。
皮肉なもんだな、人生って。
でも、ここに住んでいたからこそゴマと出会えた。
その後の多くの野良猫たちとの出会いがあったんだ。
ベランダネットを張って、それに蔓性の植物を這わせ、大きく枝を広げて葉を茂らせる木の鉢植えを幾つか置く。
これは日除け効果があった。
しかしジャスミンやアイビー、ワイヤープランツなどの蔓性植物は年を追う毎にとんでもなく繁殖し、手に負えない程になってしまった。
コイツらは、もはや庭やベランダを席捲し尽くし、雑草よりも逞しく増え続けて、やがて我が家を乗っ取ろうとしているじゃないかとさえ恐怖を覚える。
矢鱈と蔓性のものを植えてはいけないと言われた教訓を、身を以て理解した。
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メラ まったく、おバカさんねえ
Nov. 2 2018
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そうなんだ、メラちゃんの言う通り。
失敗してみないと解らない事って一杯ある。
この人生、失敗の山だったなあ・・・まだ失敗するだろうけど、出来るだけ慎重になって頑張るよ。
後悔が少ないように。
ここには老後は住み続けられないなあ・・・と感じるようになったのは、毎年の雪かきの負担の大きさと、ご近所同士の協力の無さが、実害となりつつある・・・と感じるようになったからかも知れない。
ゴミ捨てのルールを守らない隣人。
決して雪掻きをしない若くない女やもめばかりのご近所。
我が家ばかりが道路の雪かきをする。
勾配の強いクランクの路地は、雪かきしてやらないと、配達の車も住人の車も通れないから仕方ない。
だけど一体あと何年、あんな激しい広範囲の雪かきが出来るだろう。
そして向の空き地の、巨大な葉をつける蔓性の雑草。
昨年も悩まされたが、今年はますます勢力拡大し、敷地内に収まらず、道路にも勢力範囲を拡大し、電柱にも電線にも巻き付いて侵攻を続けている。
夏になる前から手の届く範囲を刈ったりしていたけれど、とても追いつかない。
敷地内は危険で入れないし、そもそもが入り込んで何かすることは違法になる。
なので、道路にはみ出して枯葉を落としたものだけでも拾い続けているが、その大量な事。
この空き地に路地をはさんで向かい合う4軒の家で、その枯葉を掃除するのは我が家だけなのだ。
放置していても雨や風があれば、いずれは全て我が家に吹き寄せられてしまうから、実質的な被害を被るのは我が家だけだから。
それでも、何人かには声を掛けてみた。
みんなで清掃しませんか?と。
しかし、清掃するどころか、この機に乗じて自分の家の庭木の剪定したゴミまで、そのまま道路に落として平気な隣人まで出始めた。
私と同じくらいかちょっと年下の、昔からの住人で、独身女性、かつてはそのお母さんがマメに掃除していたけれど、彼女は雪かきもしない、道路の掃除もしない。
あまり酷いので、思い余り、ここにそのまま捨てないでくださいと声を掛けたら、ひどい態度で返された。
シロちゃん親子が野良だった頃、毒を撒いて敷地内から追い払おうとしたご近所の女性にも草取りの協力を持ちかけたら、「はっきり言って、それどころじゃないんですけど」と断られた。
業者に捕獲機を仕掛けさせてハクビシンを殺害させ、野良猫の命を平気で奪い、それでいて弱者のつもりをしている人。
そんな風だから信用してはいなかったけれど、なるほど、協力を持ちかけたりした私がバカだった。
シロちゃんたちを外飼いしていたお宅も、ご亭主が亡くなってからは、向かいの草だろうが雪かきだろうしない事にしたらしい。
うち以外の、空き地を囲む4軒が全て未亡人、もしくは行かず後家だから大変。
唯一、男手のある我が家ではあるけれど、こうちゃんだってもう年寄りだし、何しろ病み上がりでガイコツのように痩せている。
このガイコツに5軒分全ての雪掻きをいつまでもさせられないよ。
勿論、私も出来る限りの事はしている。
だけど私達夫婦がしなければ誰もしない、空き地の草の処理と日の当たらない道路の雪掻きは、10年後、いや、5年後にはもう出来ないと思う。
全国に空き地・空き家問題が多発している事は知っている。
所有者がいても遠方だったり、所有者が死んでも相続手続きしていなかったり、していたとしてもお金の掛かる管理はせずに放置したままになっていたり・・・
向かいの空き地も、老朽化していた建物だけは市が空き家法を以て取り壊しさせたようだけど、その後の空き地は一切、法治されたままだ。
この辺りであれば、整地された土地が売れないという事はないだろうと思うが、もしかしたら相続がちゃんとされていないのかも知れない。
そこまで立ち入れない。
市に相談したところで、何も出来ない。
登記上の所有名義人に手紙を書く事くらいしか出来ないらしいが、それで対処される事など万に一つも無いらしい。
もっともっと酷い空き家問題が山ほどあるのだ、横浜市内だけでも。
だから私たちは逃げ出す事にした。
たとえ酷い放置の空き地に悩まされていても、ご近所が協力的で、せめて年に1度、みんなでドブさらいや草取りでもするならばまだしも、自分の家に被害がなければ何もしない人たちしかいない。
だから、隣接する空き地の問題や雪掻きが辛いばりではなくて、利己的で非常識なご近所の人達から逃げ出したい。
ここで生きるしか無ければ、それでも折り合いをつけながら、ストレスでも住み続けるしかないのだろう。
しかし、幸いにも重たい歯車が、妹のお陰で少し動き出した。
そもそも妹は、大地震が来た時にこの耐震補強もされておらず、築50年にもある古い木造の家と、地質に問題のある傾斜地の住宅街には危機感を感じて、地震の度に心配してくれていた。
それは私たちも勿論心配だったけど、ここから動けない「時代」というものが存在していたのだ。
それは私たちの弱さだったのかも知れない。
たけど、今年になって色んな機が熟して来た。
舅の死後、舅が昔、土地を抵当に入れていた事が解ってショックだったけれど、私たちは努力して抵当権を外せた。
これでスッキリと手放せる。
実家の両親が相次いで死んで、妹が引き継いだ家の敷地には、使用していない必要以上に頑強な建物が余っている。
父の想いのこもった武道場だ。
父には直接何もしてあげられなかったけれど、父の大事な形見の建物に、父の大事な形見の娘(私の事だ)までが老後住んで活用してやれる。
それは私が出来る、唯一の親孝行だ。
だって父はいつも言っていたから。
これだけしっかり造っておけば、内装だけ直せばどうにでも使えるんだと。
私達女性3人は、昔ながらの木造の平屋の家が良かったので、父には文句ばかり言っていたけれど、図らずも父の考えた事が、妹の造り変えた母屋にも、これから造り変える道場にも生きる訳だ。
有り難うございます。
歯車がほんの少し、妹の細腕でゴトンと動き出した。
その途端、色んなモヤモヤし続けていたものが吹っ切れて来た。
もう後戻りしてはいけない。
そういう訳で、私は遅くとも3年後にはここを去ります。
早ければ2年。
数匹程度の猫であれば、今より狭くなる家だとしても連れて行ける。
建築家の妹の彼氏は、私の好みや意思を良く理解してくれている妹から何度か書き直しをさせられて、改装後の図面を送ってくれた。
「もう(改築)出来ちゃうよ、もう引っ越して来られるよ」と言っているという。
いやいや、嬉しいけど、も少し待って~。
諸々の片付けはそう簡単ではないと思うので、一応の目安を3年後として、改築工事は来年あたりかなあ・・・。
さて、作ったバジルペーストを早速料理に使った。
これは有り合わせの鶏肉や野菜、少し葉っぱのままで残しておいたバジルを炒め、ナンプラーと作りたてのジェノベーゼソースで風味付けしたバジルチキン。
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バジルチキン Nov. 2 2018
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鶏もも肉と玉葱、赤いパプリカ、しめじ、バジルの葉を炒めた。
とても美味しい。
夜はバジルソースのパスタ。
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バジルソースのスパゲッティ Nov. 2 2018
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ひゃ~美味しい。
茹でたてスパゲッティに、バジル・ソースとパルメザン・チーズを和えるだけの手間なし料理、いや、クッキングじゃなくてアレンジメントだな。
摘み残しておいたバジルの葉も少し散らしたので、香りは一層贅沢に。
う~ん、作りたてのバジルペーストは香りが鮮烈で最高に。
パスタだけじゃない、茹でたジャガイモにも、トマトとモッツァレラチーズのサラダにも、トーストしたバタールにも、鶏肉や豚肉のソテーにだってバジルソースは合う。
これだもの、来年もバジルだけでも育てたい。
バジルは1年草なので、毎年、種を蒔くか苗を買って来て育てる。
毎日、ナメクジに注意してやらないといけないけど、利用価値とその香りの良さを思えば、手間を掛けて育てる甲斐はある。
育てられない場合は市販のバジルペーストを買ってもOKなんだけど、香りの鮮烈さはどうしても自家製には劣る。
しかも出来合いのバジルペーストやソースで比較的美味しいものは、ちょっと高くて量が少ない。
安いものは余計な混ぜ物や添加物が多かったり、バジルの香りよりも臭めのチーズの匂いがしたり、しょっぱ過ぎたりして美味しくないのが残念。
数ある出来合いのバジルペースト製品でも程度の差はもの凄くあると感じるけど、お勧めはこの2つかなあ・・・。
フレッシュバジルソース 95g
価格:¥1,380 /通常配送無料
[内容]
大分県の契約農家の栽培したフレッシュバジルを使用。
バジルペースト、沖縄の天然塩、青森産のにんにく、スペイン産のエクストラバージンオイルだけで出来ており、合成保存料、化学調味料、着色料無添加。
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阿蘇バジルペースト 100g
阿蘇健康農園
価格:¥ 1,180/通常配送無料
[内容]
エキストラバージンオリーブオイル(スペイン産)、バジル(南阿蘇村産)、 パルメザンチーズ、松の実、ニンニク(南阿蘇村産)、塩、ブラックペッパー |
来年はもっと早くに収穫をして、もっと沢山のバジルペーストが作れるようにしたい。
どうか平穏な来年でありますように・・・
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