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《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫の為の情報
先住猫との折り合いについてのケーススタディ集
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case 1 「わだし馬鹿よね〜♪」さんちの場合
先住猫と新入り猫の折り合いですが今、まさに私が相談したいくらいなのですが(笑)頑張っています。

7匹まで増えて行くまで、それなりに心配でしたが、一番の古株エリカさま♀に本気で逆らう子はいませんでした。今、9匹目の(マオ改め)優♂がエリカを追い詰めて2度ほど足を噛みました。エリカだけではなく、他の♀達4匹も優に対しては威嚇をしています。優は争うことなく避けるのですが、エリカに対しては好戦的です。

今、できることはその度に間に入り、優を軽く叱り、やさしく言い聞かせるようにしています。優は人間には爪も出さず噛んだりしない子なのですが‥・。

仕事から帰って、部屋や猫達の身体、様子を点検していますが今のところは何もないようです。人間がいると調子こいているのかな〜。どこかで止めてもらえると思って…。エリカもビビってどこかに篭る様子もないですし、人間がオタオタせず優に語りかけていこうと思っています。

たしかに♂同士のほうが、仲良くトラブルがないですね。猫団子して寝るのも、我家は♂のネネと福です。優とも今のところ問題なし!です。

あと、家庭内野良で人間に慣れていない子のほうが先住猫とうまくやっていけ、思いやりがありますね。人間に慣れている子のほうがトラブルが多いです。

参考にならず、申し訳ありません。エリカと優の様子をこれからも報告していきます。

case 2 「ちんヘリ」家の場合
我が家に初めて来た猫が長男猫のミッキー。拾った時が2ヶ月だったでしょうか。それから8歳になるまで全くの一人っ子状態でした。そんな坊ちゃん状態のミッキーの元に、初代スティッチがやってきました。

この子は目やに鼻水とかなりひどくて、すぐに獣医さんに連れて行きましたが、まず我が家で面倒を見るという条件下で診てもらいました。栄養状態も悪く、のみなどもたくさんいて、また風邪を引いていたので別室にて隔離しました。状態がよくなるまで、ミッキーとは会わせる事もせずにいましたが、こらえ性の無いちんヘリのことなので、2週間ほどで一緒にしました。

初めはミッキーも驚いて威嚇をしていましたが、スティッチが女の子であり、子猫という事もありすぐにグルーミングをする仲になりました。本当に仲睦まじかったんですよ。ですから特に何をするということもありませんでした。

スティッチが病気で苦しんでいる時もミッキーは一生懸命舐めてくれずっと一緒にいてくれました。獣医さんに言わせると、病気の子がいると野生の血で、自分に移らないように遠ざけるのだそうです。でも一切そういうそぶりも見せませんでした。

初代スティッチが亡くなり、その2ヵ月後の6月に生後1ヶ月と2ヶ月のスティッチプリンを動物愛護センターから貰い受けました。まずはその2匹を我が家に馴らす為に、別室にいてもらいました。そしてやはり1週間もしない内に一緒にしました。

ミッキーはやはり最初の内だけ威嚇しましたが、二匹の大らかな性格(遊んでもらいたくてしょうがないだけ?)でミッキーもすぐに受け入れてくれて、とっても可愛がっていました。

これまでの事を考えても、ミッキーにとって子猫は可愛いようです。そして9月にバティーを迎えました。やはりバティーも2週間ほどでドア越しの挨拶からすこしずつ外に出し入れして、一緒にしました。しかし大人猫ゆえ、ミッキーにとって危機感が芽生えたのだと思います。思いっきり威嚇攻撃を始めました。

これには主人も私も心を痛めましたが、毛が飛び散る事や少し怪我をする事はあっても取っ組み合いの大喧嘩というのをしないので主人に言い聞かせて(主人は別室にした方がお互いの為と思っていたので)猫には猫の言い分もやり方もあるだろうから、任せてみることにしました。それでも内心はドキドキものでしたが・・・

今でもミッキーはいらいらすると、バティーに八つ当たりしますが、以前のように待ち伏せして猫パンチを浴びせるといった、卑怯な(笑)やり方をしなくなりましたし、バティーも嫌な思いをするとすぐに私のところにすっ飛んできて言いつけに来ますし(笑)、ミッキーもパンチを浴びせればそれで気が済むようです。

そしてバティーの後にすぐ生後45日の天むすういろうがやって来ましたが、別部屋にケージをいれてその中に入ってもらって、他の子たちがいつでも来れるようにしました。

2匹とも(特にういろうは)気性の激しい子だったので、まずはうちに慣れてもらおうと思い、毎晩私の子守唄を歌ってきかせました(爆!)始めの手袋着用が必要なくなり、抱っこも出来るようになり、その内ケージから出して、先住たちとも遊ばせるようにしました。ミッキー以外はみんな友好的なので、あとからどんな子がこようと始めだけ注意すれば、あとは安心して一緒にしておけます。

今回は獣医さんから、去勢していない雄の中に子猫を入れると、まれに襲う場合があるというので、その時はまだスティッチもプリンも未去勢だったために、気を使いましたが、ケージから出しているときの様子を見て大丈夫と確信しました。ミッキーは今回も子猫だった為に割とすんなり迎えてくれました。

そして子猫を入れたことで、バティーとの仲もずいぶんと改善され以前より威嚇をすることがなくなりました。これは大きな収穫でした。

最後に2月よりみりんを別室にて入ってもらっていますが、たまにみりんの気の向く時だけ出しています。みりんはどの子にも突進して挨拶するのですが、ミッキーに挨拶しに行った時威嚇はしましたが、パンチを繰り出す事はありませんでした。他の先住猫達は興味しんしんでお互いに挨拶をしていますが、今のところ何事もありません。

ただみりんのところに先住たちが一気に集まるとみりん自身が怖いようで、おびえたりしますので、その点でみりんにはお部屋にはいってもらうように指導?しています。今までの所を見ていただいても、特に私が何をしたという事はほとんどありません。なるようになると思っていた事と観察だけしていた位です。

川口さん始めみなさんがおっしゃっているように、男の子達は甘えん坊でぼ〜っとしてたり、バカちん(笑)が多いのかちんヘリ家では今のところ大きなけんかも無く、のんびり楽しくやっております。

本当に本当に猫も人間も同じですよね。人間だって、気の合わない人がいるでしょうし、猫だからといって相性を無理にあわせるなんて事は出来ないですよね。
ちんへリ家は猫も人間もアホばかりでよかったです(爆!)

case 3 「琴姫七変化@ボンカレー松山容子」さんちの場合
ウチは2匹なので多頭といえるかわかりませんが、あまり相性のよくない同士です。

私は猫を飼うのが初めてだったので、とにかくHow To本を読みまくり、どの本にもお勧めケースであった「仔猫のうちから多頭飼いにする」「まずは♂猫、そして♀猫」というパターンで迎えました。そして本というのはアテにならんっ!と身にしみました。

まず後からきた♀がとにかく♂猫が嫌いのようです。(大王様がよく♀猫は♂猫が嫌いとおっしゃってますよね。本当にその通りですーっ!)

♂の方は恐る恐る近寄っていくものの、威嚇され、それが刺激になって攻撃するという状態が最初です。そのうち、とにかくいつでも♀猫が威嚇→♂猫が攻撃というパターンが確立されました。そしてそれは回数こそ減りましたが、現在も続いています。(涙)

対処としては、ゲージ飼い、とにかく先住♂を可愛がる、遊ぶときにできるだけ二匹の距離が近づくようする、レメディ、猫が騒ぐ前に私が騒いで気をそらす、などなど色々と姑息な手段も試しましたが、どれも効果はありませんでした。

結局は、時間が一番効果ありということのようです。最初の3ヶ月くらいは喧嘩も激しく回数も多かったです。そのうち、すれ違う程度では威嚇しないことが時々あるようになりました。

マシになり出したキッカケの一つに、♀の避妊手術がありました。カラー姿で帰ってきた♀をみて、いつもは追いかけまわす♂がビビリまくったんです。又、クールな性格の♀猫が手術をキッカケに甘えたぶりを発揮しはじめました。手術前は自動給餌機扱いだった私を、手術後は同居人までランクアップしてくれたようで、なぜか♂に威嚇する回数が減りました。

半年たって、やっとワタシが安心して外出できる状態になり、結局、猫同士が折り合いをつけてくれたのに一年位かかったように思います。この期間に気をつけたことは、とにかく喧嘩しても人間はできるだけ介入せず、猫同士に任せました。どちらかを贔屓することなく、猫のほうからSOSが出たときだけ介入しました。ハラハラしっぱなしでしたが、これから何があろうと、一生を一緒に暮らす猫同士だからなんとか折り合いをつけてくれと、猫に話しかける毎日です。

今でも毎日、フーッ!シャーッ!とやっていますが、年を追うごとにマシになってきています。

猫の折り合いには特効薬などは無いんだなというのが、実感です。あえて薬があるとしたら飼い主のメンタル面ではないかと思います。

私はどんなに仲が悪くでも、どちらかを手放すという発想を持てなかったので、悶々と悩んだあげく開きなおりました。開きなおってしまえば、毎日の喧嘩も健康のバロメーターと思えるようになりました。飼い主のメンタル面は、猫に伝わると思っていますので、できるだけ明るく気楽に考えるようにすることが、猫同士が折り合いをつける手伝いになると思っています。


実は、以前に掲示板で現状打開のために新たに猫を迎えようかと相談させて戴いたことがあります。それまでは、猫サイトをみたり、猫を飼っている友人の話を聞くたびに、こんなに仲が悪いのはウチだけなんだと思いこんでいたものです。意外に多くの方が、似たようなケースを経験されていたことは、本当に心強く思えました。その節はありがとうござました。

case 4 チッチさんちの場合
家は先住猫と新入り猫についてはまあまあ問題がなかったのでお役に立たないかもしれませんが、私も2匹目を飼う時はすごくすごく心配でオロオロしてましたので少しでもお役に立てればと思います。

●飼っている猫
ミャー(メス/2歳/白&トラブチ)
トラ(オス/8ヶ月/キジトラ)
ナン(メス/1歳/三毛)
シャム(オス/4〜5歳/シャムMIX)


先住猫ミャーにお友達をと思い、生後2ヶ月のトラをもらってきました。ミャーは7ヶ月の時に拾ってきてから1年半、外に出たことも他の猫を見たこともなかったのでとても臆病さんになってまってトラを見た時には当然のように威嚇してきましたし飼い主である私にも威嚇をしてました。(多分八つ当たりだったんでしょう)

一日目はトラと一緒の部屋にいるのも嫌なのか、ミャーは洗濯機の上にいました。2〜3日後にはミャーはストレスのせいか口内炎が出来ていつでもよだれを垂らし猫ベットから出ようとしませんでした。でもトラが近くに来ると威嚇はしていました。

あまりにミャーちゃんが気の毒なので口内炎が治るまで出来るだけトラちゃんを近くに寄せ付けないようにして(隔離まではしませんでしたけど)ミャーが威嚇したら慌ててミャーの目に入らないようにするとか外出する時は別々の部屋に入れてました。

よく、新入り猫より先住猫の方を可愛がった方がいいと言いますが、ミャーちゃんはあまり抱っこもさせてくれない、近寄っても来てくれないので可愛がることは出来なかったので、トラから来ない限りなるべくトラも構わないで(トラを可愛がるのはミャーが寝てる時とかにして)ミャーも好きなようにさせてました。もちろんミャーがトラに威嚇や猫パンチした時はミャーの事は怒らずトラを怒ってました。「嫌がっているんだから近くに行ったら駄目よ!」とか餌もミャーを先にしてました。

そうすると段々慣れてきたようで(諦めたともいう)1週間ちょっとで口内炎も治り、トラを見ての威嚇も減り、2週間目にはあまり威嚇しないようになり、1ヶ月半にはトラにグルーミングをしてあげる程になりました。(でもトラのじゃれ方が激しくなると逃げてしまってましたが)

次に保護したナンは気が強く、ミャーにもトラにも私にも威嚇して餌も殆ど食べないトイレも出来ない状態でした。(餌を食べ、トイレに慣れるのには一週間はかかりました)もちろんミャーも威嚇をして、ただミャーは臆病でナンの近くには寄らなかったので激しいケンカまでにはなりませんでした。

トラはその時、生後5ヶ月で興味津々でナンの側に行き、ネコパンチを食らって一瞬逃げる、また側に行くというのを繰り返してナンが、トラは危害は無いと判断したかはわからないですが徐々に仲良くなって行き、今ではお互いにグルーミングしあい一緒に寝てます。見ていてナンがトラのお母さんのように見えます。

3ヶ月経った今でもミャーはまだナンとは仲良くなく、2匹がグルーミングしていることは一回も見たことはありません。威嚇もたまにですがあります。ですのでミャーはいつも一匹でいます。一匹でいるのが好きなのかな?とも思います。あっでも三匹でおっかけっこはしてますよ。前回の時よりは特別何かやる程ではありませんでした。トラが居たお陰かもしれません。

今度はシャムですが、隣の部屋に隔離して姿を見てない時でもナンは威嚇しまくりです。ミャーはドアを開けた時、遠くからジッと見てました。トラはやっぱりドアを開けたらガンガン入ってきてケージの周りを一周してシャムの前に行って興味深そうにしてます。そんな時のシャムはリアクション無しです。

ナンが威嚇した時は耳を伏せて怖がってました。まだ疥癬が完治しいないので一緒の部屋に入れていないのでどうなるかわかりませんが、今までの経験で猫関係は猫に任せようと思っています。(シャムはエイズなのでケンカが激しければケージで慣らしていかなければいけませんが)

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