《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》 My Hobbies


パッチワークを始めたのは、大学に入ってすぐでした。

当時大好きだった「大草原の小さな家」を観ていると、お母さんの手作りのペッドカバーが子供達のベッドにかかっていて、それが素朴なもので素敵でした。

日本では未だパッチワーク関係の本など殆どない頃だったから、自己流で作ったものでした。

その後ご存知のブームがあり、それは手の込んだ見事なものがたくさん見受けられますが、あまり精緻にデザインされたものより、はぎ合わせ・・・という雰囲気のものが好きなのは、やはり最初に憧れたアーリーアメリカンのパッチワークが忘れられないからでしょう。



これはクレイジーキルトのベッドカバーです。メチャクチャにカットした生地を、正方形にカットしたキルト芯に縫い付けたものをたくさん作り、それを正方形の1つのパターンとして剥ぎ合わせて大きなものにして行きます。

小さなパターンの継ぎ目には、通常でしたら仕上げにキルティングのステッチをするのですが、これは飾りと丈夫にする目的で刺繍の色々なステッチを施してあります。

最後に裏地と合わせ、額を付けて仕上げます。


これは型紙を使って「しつけ」してパターンを作るものです。一手間余計に掛かりますが、あとはひたすら剥ぎ合わせていくだけで、きっちり仕上がるので、むしろ機械的にガンガン出来ると思います。

「ヘキサゴン(六角形)」を半分に割った台形の型をたくさん作り、先ずはヘキサゴンにしてから繋ぎ合わせ、色の組み合わせ次第で模様が浮き上がるタイプです。

残念ですが、猫の頭数がサイト開設当時より凄く増えてしまった今は、もうこんな手の掛かる作業はとても出来ません。

でもパッチワークをしていた頃は、凝り性なので、一旦やり始めると1日10時間位は平気でやり続けました。

久し振りでやろうとすると、身体が針仕事に適した状態になっていません。つまり、針を持つ右手の親指・人差し指・中指の3本の指先の皮膚が柔らかくて、これがすっかりタコとなるまでは辛い思いをします。

やがてタコが厚くなり、ナイフで削れる位になると、指抜きなどしなくても針のお尻を指で押して縫えるようになります。 パッチワークに限らず、針仕事はみんなそうですね。

いつかまた、こんな事が出来る日が来るのでしょうか・・・それはそれで寂しい状態ではあるような気もしますが。


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