page 3

page 1 page 2 page 4 page 5 page 6 page 7


3匹のアメショー親子と一緒の部屋で暮らすようになったゴマは、最初アインちゃんに怖がられてフーフー・シャーシャーされていました。ゴマの方はと言うと、誰彼構わず、すれ違いざまにポカリと手が出てしまうほど自己防衛に懸命でした。怖いから先制攻撃してしまう・・・それがゴマでした。気の好いのんびりしたアメショー親子に比べ、ゴマはあまりにも異質に見えました。気が強いギャングのように・・・。

でも、ゴマも大変だったのでしょう。ストレスなのかテリトリー主張なのか(後に、これはホルモンの影響だと判明・・・母性の強い子の場合、避妊してあっても脳からあるホルモンが分泌されるそうです)、あちこちにオシッコしました。メスでもこれだけスプレーするのか・・・とびっくりしたほど。それが治まって、アインも諦めて受け入れた時には、心底嬉しかったものです。アインはゴマに甘えて頭を下げて近寄り、舐めて貰うやり方でした。ゴマはミュウには最初から違和感なく近づいて、ジーコだけは自分より下に見てポカリとやる事が多いのですが、それでも3匹と1匹・・・家の子供は4匹・・・というのが定着するのに、さほど時間はかかりませんでした。

その頃の猫たちと私たちの様子は、毎日の「猫雑記」に包み隠さず報告してありますので、1999年11月27日以降の「猫雑記」をご参照下さい。

でもゴマは人間の元で生まれ育ったものが、仔猫のうちに捨てられたらしく、大変な甘ったれでした。そして置き去りにされる事の恐怖が強いのか、私たちがトイレやお風呂に行く事すら、とても耐えられないと言った感じで鳴いて待ち続けてます。置き去りにされるストレス・・・そして自分だけのオリジナルの家族がいない事への寂しさ(母性が強く立派な母親だったのに、仔猫を次々と取り上げられたショックもあるようです)・・・いろんな満たされないものが、ベッドでオシッコするという行動に出ています。

本当は1匹で可愛がって貰えるお家で飼われた方が、ゴマにとっては幸せなのかも知れないと何度も思いました。しかしその度、ゴマの出現によって私たちの生活も代わり、HPも作り、それが大きく発展して来た事を思い、夫の「ゴマの中には神様がいるんだよ」という言葉に納得して、決してこの子を離すまいと思っています。みんなに少しずつ我慢させて暮らす毎日ですが、これも一蓮托生・・・私たちの愛情をもっと無限に大きくしていくしかないと考えて、ますます猫中心の生活になっています。


「我が家の猫たち」に戻る

ホームページINDEXへ戻る

inserted by FC2 system