右の後ろ足を根元から切断したばかりという仔猫が、ケージの中で怯えていました。 大田区のボランティアグループが保護して入院させていた仔猫だという事を聞きました。 交通事故だったのでしょうか・・・切断した足は完全に腐り、蛆がわいていたそうです。 数日して再度行った時、この子はまだケージの中でうずくまっていましたが、 先生が「この子の里親さんを探してもらえますか?」と仰ったので、 怯えている姿を写真に撮り、帰宅すると直ぐにSOSを立ち上げました。
しかし数日のうちに、我が家で引き取る決意をしていました。 我が家の老猫アインはストレスに弱く、しかも心臓に持病がある為、いつ発作が起きるか判らず、 もはや新たに猫を迎えることは諦めていたのですが、 ハンディキャップのある子であれば、むしろアインの脅威にならないのではないか? そう理屈をつけ、この愛くるしい仔猫を引き取る事にしました。 待ちに待った引取りの日、まだ震えているマルコをキャリーに移し、 かねてから準備していた新しいケージに入れました。 マルコは残った後ろ足も骨折が酷く、これから手術をしなければならないかも知れません。 しかし、まだ成長する仔猫の事・・・出来ればうまくくっ付いてくれたら・・・と祈りを込めて、 安静に保つという約束で、早目に引き取らせていただきました。 その日がどれほど待ち遠しかった事か・・・。 初日からのマルコの様子は、「猫雑記」2002年7月13日からご覧いただけます。 可愛いマルコは、あっという間に我が家に慣れ、トイレも自分で使えました。 そして驚く事に、わずか1晩でわがままな甘ったれに変身してしまいました。 片足が全くありませんが、可哀想にその無い足で頭を掻こうとします。 頭も掻かれているかのように、小刻みに震わせます。 一度だけ、その全身をご覧戴きましょうか・・・。 尻尾は数字の「6」になっています。まるで先っぽにボンボンが付いているみたいです。 可愛いマルコは、どんな風に成長するのでしょう? これからも、たくさん写真を見ていただけるようにしたいと思いますので、 乞うご期待・・・!
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