アイン

まあるい顔

Mar.1,2001

残業して帰宅したら、ちょっとした心配事が起きた。自分の家の事ではないのでまだ何とも言えないのだが、人の心と猫がらみ・・・悩みは尽きない。そして、人の常識の基準は様々だと改めて思う。しかし、たとえ様々に異なる価値観や常識を持っていたとしても、他人への思いやりがあれば、大抵の事はそうそう揉めないで済むのではないかと思うのも確かだ。人の気を揉ませるのも思いやりのない事だと思うし、そもそも道徳の基本だろう、相手の気持ちに立って考えてみるのは。・・・思わせぶりでごめんなさい。いずれ、何の事ははっきり書ける日も来るかも知れないのですが、今はこんな抽象的な事だけで失礼しました。

帰る頃は、とても寒かった。水たまりの多い汚い路地を、ハナクソがエサ場から駆けて去った。「ハナクソ!」と呼ぶと、立ち止まって振り返ってくれた。おなか一杯に食べなさいね。今日はサイエンスダイエットの仔猫用缶詰を置いて来た。少しでもカロリーが高い方が良いかと思って。寒さに負けるな。

今夜は久し振りで『おせっかい』を聴きながら帰って来る。ピンク・フロイドを聴くと、高校生の頃の想い出が胸をよぎる。

寒くなり始める前に亡くなった怜ちゃんの事も、久し振りで思い出した。考えると、今でも胸が詰まって少し泣きたい気分になる。苦労知らずのうちの子たちは、暖かい部屋でぬくぬくとしている。思い思いの場所で丸くなっている。プロポリスのお陰か、アインが少し涙目になりかけたがすぐに回復した。まあるい顔が何とも可愛い。この子たちと1日中寝ていたい。明日はまだ仕事だ。1週間は長いのだけど、1年はとても短い。

追記:
さっさと更新したつもりでお風呂に入って、出てきて見たら3月分のタイトルページが出来ていなかった。みきこにと月光仮面さんにも指摘されて、何の事か気づいてようやく直した。やっぱり気もそぞろだったのだ。書く内容にも困ったが、落ち着いて何か出来る状態ではなかったのだ。

実は、先刻の問題はとりあえず解決を見た。何と、先週の日曜日に里子に行ったばかりのルネ・ノアの里親さんと連絡が取れない状態で、心配性のEmmaさんが遂に訪問したのだったが、それでも家は無人・・・気も狂わんばかりに心配して、Emmaさんは何と新横浜から金沢区まで夕方から2往復もしたのだった。この寒い晩に、家の前で待ち続けていたのだ。私も午後に連絡を受けて以来、胸がザワザワして仕方なかったし、夜に連絡した貴ちゃんも震えて声が出なかった。だけど、待った甲斐あって、ご主人ともルネ・ノアとも会えたようだ。

Emmaさんは自分の心配性を恥ずかしがっていたが、それだけルネもノアも我が子同様に(つまり優馬と同様に(笑))慈しんで育てて来てくれたのだ。とても臆病でシャイだったノアは、Emmaさんを「お母ちゃん」と思うようになっていたし、なかなか風邪の具合が良くならなかったルネは、人も羨むほどの美少年に成長して、しかも大きくのんびり屋になってくれた。里親さんの奥さん・・・新しい猫たちがもう少し馴れるまでは、どうか宜しくお願い致します。

という事で、直したついでに書き加えてしまったわ。さっさと見てくれた人は、気づかないかもね。すんません。


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