アイン

ゴマに足を向けて

Mar.16,2001

今週も良く働いた。やや目がチカチカするものの花粉症なのかドライアイなのか解からない程度だし、食欲・体調ともにすこぶる快調。健康であるという事は、つくづく有り難い。但し便秘は続く。

今度のクルマはワゴン(5ドアハッチバック?)なので、トランクの時と違って散らかしておくと見苦しいし、食べ残しでも何でも積み込んで臭いが充満するのも困る。朝のエサやり後の空き缶は洗わないで1日積んでおくと夏場は臭って困るだろうから、会社に持って行ってちゃんと洗おう。とても家まで待てない。昨日の朝など駐車場にとても早く着いたので、ボディを拭き上げてしまった。洗車する程の汚れではなかった(だいいち先週、手洗いで洗車したばかりだ)ので、濡らしたクロスで拭いてあげた。水道があるので助かる。そのクロスも、会社でしみじみとしながら洗った。何故しみじみか?まあ色々あるのだ、そこには。

だいたいこの私はクルマなど大嫌いだった。何より、子供の頃は車酔いした。新車であるほど酷かった。臭いも揺れも辛抱出来なかった。そして移動が嫌いだった。家でじっとしているのが好きな子供だったのだ。2年毎に買い換えしていた父が、ある時自慢の新車(プリンス時代の初代スカイラインだったと記憶している)を見せながら、私と妹に「休みの日にはワックスがけをしてくれるとか?」などとほざいたから、余計に嫌いだった(バータレ!その車を好きな本人がしろ!)。長じても、車は自分で運転するものではなくて、恋人や旦那に乗せて貰うものだとうそぶいていた。維持費はかかる、駐車場は高い(都心に住んでいたのだ)、税金だ車検だ保険だと金ばかりかかる・・・それならタクシーを利用した方が安上がりではないかと考えていた。何故ならば、私は運転をした事がなかったのだ。免許すら取るつもりがなかったのだから。休みの日に洗車しているオトーサンなど見ると「バッカみたい!」とすら思っていた。

それがどうしてこんなに運転が、そしてクルマが好きになってしまったのだろう?愛車の汚れを拭き取ったクロスすら愛おしい・・・ってな具合に、しみじみとしていた。クロスは綺麗に洗って、自分の机の近くに大事に干した。しみじみ・・・

さて猫たちだが、いつも目が醒めると大声で「キャオキャオ」といななくアインなのだが、ミュウとジーコは「またか・・・」という感じでシラーッとして見ているだけだが、ゴマはどうしたのだろう?という感じで近づいて行って舐めてやっていた。ミュウが毛玉を吐こうとして「エッエッ・・・」と嗚咽していたら、そこにも行って頭を舐めてやる。何と甲斐甲斐しいのだ、ゴマは。アインを叩いたり、ジーコをガブリとやるのは相変わらずなのだが、それも遊びの範疇かと思う。本質的には、とても面倒見が良い母性の強い猫なのだ。

そんなゴマの胸に、アインは足を向けて寝ている。バチあたりで行儀悪くて、ちょっと可愛い。


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