ミュウ

早く寝ようよ

Mar.22,2001

明日1日だけ、椋ちゃんがうちに来る。西村さんのマンション(会社の寮)が半年に一度の消毒なので(いまどき珍しいが、男性専用マンションなので虫がわくのかも知れない(笑))朝一番で連れて来させて、うちで預かっておくのだ。と言っても4匹との同室はお互いに無理があるだろう。一生うちの子になるのだったら兎も角、わずか1日の為にお互いにストレスを与えるのは可哀相だ。納戸に使っている部屋にケージを組み立てて、そこで良い子にしていて貰うことにした。どうせ怖がり椋は、ケージから出そうものならどこか入り込める隙間を捜して、一日中隠れているに違いないのだ。だったらいっそ自分の毛布とトイレを置いたケージの中の方が、よほど落ち着くだろう。回りも目隠ししてあげよう。あーあ、会社を休んで一緒に過ごしたいなあ。そしたら椋ちゃん、うちの子になるしかないね。(冗談ですから、西村さんは心配しないように!)

そして何とその晩からはEmmaさんが一時預かりしているしおんちゃんを、西村さんちで預かるという相関関係となる。Emmaさん一家が数日間、遠出するのだ。椋ちゃん、しおんちゃんと仲良くできるかな?しおんちゃんは優しい性格だし、少しお姉さんでもあるし、ルネとノアを躾してくれたキャリアもある立派な猫なので、きっと甘えん坊でワガママな一人っ子(西村さんは過保護に育てているのだ!まあ、私もだけど。)の椋とも上手くやってくれるだろうと期待しているのだ。そしてもしも仲良しになれたなら・・・・・仕事の帰りが遅い西村さんが帰宅後に1時間も遊ばなくて済むように、晴れて2匹での生活を考えて貰おうか。

猫同士で少しでも遊べたら、椋ちゃんのストレスも減って壁紙を剥がして壁土を食う(笑)のを止めるかも知れないではないか。西村さんの手足や背中の傷も減るかも知れないし、1日に4缶も食べる(ストレス性過食症としか思えない)のを止める知れないのだ。椋ちゃん、しおんちゃんに可愛がって貰うんだよ!明日の晩、帰りがけにしおんちゃんを連れ帰り(西村さんの会社とEmmaさんの家は近い!)、うちに椋を迎えに来て、我々夫婦も一緒に行って消毒の跡を綺麗に掃除して(まったく毒を撒きやがって!)寝具もホットカーペットカバーも洗濯して替えて、そして椋ちゃんとしおんちゃんを部屋に放す予定。掃除が得意なアカのヨウコが近ければ手伝いに来させるところなのだが、家は遠いわ運転はしないわで役に立たない。「エールだけ送ります。」と言いやがった。

それから今日は、SOS15匹のうち品川に里子に行ったエンジェルちゃんの里親さんと電話で話した。お祖母ちゃまがとても親切に、エンジェルや家の様子を詳しく教えて下さった。「しじみ」ちゃんという新しい名前を貰って、本当に大事にされている様子が良く解かった。「きっとこの子は野良猫の出ではないね。大事にされて育った猫だろうね。」とご家族で話していたと言う。やはり隠しても解かるのだ。この子はインターネット経由ではなく里子に行ったので、詳しい事情はご存知ないのだが、元親さんの事情をお話したところ、しょっちゅう会いにいらして下さいと言って頂けた。今度、一緒に行って来よう。

そして同15匹のシングルとミケについても、里親さんをフォローする事になった。まだカチカチに怯えているようだから、一度元飼い主(妻)を連れて行こうと思う。

これで9匹が、新しいお家での生活を始めている。残り6匹のうち2匹は一時預かりのお宅で可愛がって戴きながらのリハビリ中、4匹は千葉の飼い主(夫)の実家に預かってもらっている。その4匹の中の1匹「バビル」は、4月半ばにやはり高知に里子に行ける事になっている。まだ行く末の決まらない猫たちも、頑張って安らぎを手に入れて欲しい。その為には、もう少し頑張ろう。

エサやりの場所が、ますます汚い路地裏になって来てしまった。人間が乞いに棄てて行くゴミの山。ボロボロの衣類や寝具、エアコンまで棄ててあるのだ!これでも駅のすぐ近くだぞ。エサの容器くらいは持ち帰って、あたりを少し掃除するくらいの事はして来たが、とても手が出せない位に凄い事になって来た。住人がいないという事は、こうなるとどうしようもない。近くの店の人と相談しようか?でも「ボディコンパプ」の店の人なんか「あんたはどーいう人なの?」と怪しむだろうなあ。早朝は営業していない店ばかりだし、夜は忙しそうだ。写真撮影して来たので、ちょっとご覧になります?

このバイクの陰にトレイを置いて、
ご飯をあげます。
汚い路地裏も、写真に撮ると
それはそれで綺麗に見える(?)

新たな問題を抱えた猫も、里親募集を開始する。保護してくれている人は大阪だが、これから腕を切断する大手術を控えている。障害を抱えた猫の募集でもあるし、手術にどれ位費用がかかるか解からない。保護をしてくれた人への支援もして行きたい。新しいSOSを掲載しましたので、是非ご覧頂けたらと願います。
SOSシロちゃんへ
全体を見ると絶望することもあるのだが、縁あって目の前に出現した子はしっかりと助けてあげたい。果てる事のない、休みなしの活動なのだと改めて思う。


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