里親募集の掲載依頼に質問や返信したりしていたら、またも朝になってしまった。 朝食にキムチチャーハンを作って、食べてからすぐ寝る。これじゃ太りたいと言わんばかりの生活だ。しかし腹が減っては眠れない。
みんなで昼食を一緒にしようと思い、仕事に行っていたニシムラも呼ぶ。何と彼は、昨夜呼び出されてからずーっと会社に居たらしい。しかし昇給もしたし新しいノートPCも買ったらしいので、ガマンせい。
色白で大柄な、そして美しい人だった。古風なところのある人で、気配りが行き届いている。こういう女性は、奥さんにしても良いし、秘書としては最高だし、旅館の女将にしても成功するはずだ。そう、着物が良く似合いそうな女性だった。
キャリーバッグのネットのところから顔が見える。どこで出そうかと迷っていたら、ミュウが近づいて行った。胡麦ちゃんは中からパンチを繰り出していた。怖いのだろう。部屋には大小取り混ぜて、5匹も猫がいるのだ。 いつも鍵っ子の胡麦ちゃんは、たくさんの人間とも猫とも会った事がない。可哀想だけど、いずれは姉弟を迎えたいと言う理恵さんの愛のムチで、けだものの中に放つ。 と言ってもアインは熟睡中で、一番の問題児かと思ったゴマは意外と平気だった。 しかし胡麦ちゃんは戦々恐々。しきりに威嚇して怯えていた。「シャー」というよりも、赤ちゃん猫の「ハーッ!」に近い。顔も可愛いが、ふっくらした大きな身体に似合わず声が小さい。 本日のメニューは、挽肉としいたけ、筍、ネギ、ニンニク、ショウガを辛い味噌味にして炒めたものを、レタスにご飯と共に包んで食べるもの。そしてピータン豆腐である。 どっちも美味しかったが、肉味噌をシャツにこぼして汚した人が一人いた。誰あろう、この私である。「こういう風にへたに食べないように気をつけてね」という手本を示した親心もしくはホスピタリティである(ウソつけ!)。
小さく千切った焼き海苔を、ちゃんと「お手」をして食べるのだ。私にも与えさせて貰った。理恵ママがあげる時のようにきっちりとは「お手」をしないものの、形ばかりにはしてくれた。 海苔を食べたら、いっぱいお水も飲む。長時間居たのに、オシッコはずっとガマンしていたのか一度もしなかった。可哀想に。おウチに帰ってホッとして、いっぱいオシッコしてね。
胡麦ちゃんは海苔を食べた後は少しリラックスしたのか、狭い部屋に出てゴマと対面していたが、やっぱり怖いらしい。 ゴマはシャーをしなかったし、叩きにも行かなかった。自分の方が優位に立っている事を実感していたせいだろうか。 胡麦ちゃんも、他の猫が怖いながらも、かなり興味津々らしく、退いてもまたご対面に行っていた。あの分だったら他の猫と暮らすようになったとしても、多分そう日数をかけずに仲良しになれるはずだ。本当に大人しい子なので、良い相手を捜せるといいね。
今度はチッチ(ゴマの娘)を連れて来てみるかい?ゴマもチッチも、もはや覚えてはいないだろうなあ・・・。
今夜こそ早く寝よう。色々な事があった今週だったが、厄落としも出来た感じの今日であった。
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