念願のルナちゃん

May.19,2001

最初はちょっと緊張するの・・・
だけどこうなっちゃった・・・!


今日はかねてよりの予定通り、れいさんの家の近所のお腹の大きいメス猫の捕獲に出掛けた。行きがけに明日里子に出す仔猫の為のコンテナを買い、駐車場でエサやりをしてから駅ビルの地下食品街でレイ君へのお土産のホタテを買い込む。

捕獲器はれいさんの家に届くように注文してあった。いつものエサやりの時間に合わせてすっかり陽が落ちてから・・・・と思っていたのだが、天候が怪しくなつて来た。雷も鳴っている。そして、窓に貼り付くようにしてレイ君が外を見ている。これは目指すメス猫シロちゃんが来ている証拠だ。そっと表に出て見ると、隣の駐車場の車の下にシロちゃんは待っていた。「今しかないね!」と言って、急いで捕獲器をセットする。いつものエサやりの場所、玄関のドアの真ん前に置いて、我々は家の中に戻る。レイ君が心配そうにカーテンの隙間から見ている。私もそーっと覗いて見ると、シロちゃんは既に捕獲器の中に入っていた。間もなく扉が閉まり、置いてからものの2〜3分で捕獲成功!今まで2ヶ月間、れいさんが毎日声を掛けながらエサやりをしてくれていた成果が出たようだ。

シロちゃんは少しびっくりした様子だったが、捕獲器の上から毛布をかぶせてやると全く暴れないでおとなしくしていてくれた。かなりお腹が大きい。あと1週間以内で生まれるかも知れない。とても可愛い顔をしている。丸い目が、なるほどルナちゃんに似ている。

3階のロフトには、既に組み立てておいてもらった超大型ケンネル(私も入れる位の大きさ)や新しいトイレが整然と置いてあった。梯子をはずしてしまえば、レイ・ルナも3階へは行けない。シロちゃんをケンネルに入れ、ご飯とお水も入れて、後はそっとしておく事にした。シロちゃんは後で様子を見に行ったら眠っていたので、ケンネルの扉は開けて部屋を自由に歩けるようにしておいた。ダンボールが幾つも積み上げられているロフトで、猫の好みそうな狭さである。ドアもちゃんと閉まるので、出入りの時だけ充分気をつけるようにして、あとは出産を待つばかりだ。

無事に出産さえしてくれたら、子育ては母猫が余程の事がない限りは人間の手出しは不要だろう。仔猫は全て里親募集をし、もし可能であればシロちゃんも里子に出す。それが無理であれば、不妊手術をしてから今までの場所に戻してエサやりを続ける。今のところはそのつもりでスタートした。今後の成り行き次第でどうなるかは判らないが、れいさんの家には出来るだけ1匹も残さない覚悟で頑張る。

みんな緊張して、ホッとしたら頭が痛くなったりお腹が空いたり、先ずは一服だ・・・と煙草を吸ったり・・・そしてれいさんのお手製のハッシュドビーフとサラダをご馳走になってから帰って来た。美味しかったなあ、一仕事終えた後でみんなで食べる食事は。ルナちゃんも今日は姿を見せてくれて、最初はおそるおそるだったものが、次第に遊んでくれて、最後は背中ポンポンし放題だった。何と可愛いルナちゃん。レイ君はいつも通りとってもフレンドリーで、抱っこもさせてくれました。

戻ったら、ゴマはちゃんとシートでオシッコしていた。大きなシミと小さなシミ・・・まさかジャムが真似したのではないだろうね?!ジャムが来て以来こんなに長く誰もいない時間を作ったのは初めてだから、ちょっと心配だったのだ。

今日だけで、里親候補の方から3件の問い合わせが届いている。全てに返信して、これから細かい交渉が始まる。忙しくなって来たぞ。明日は朝から出掛けて獣医に白黒君を迎えに行き、羽田に向う。無事に里親さんの手元に届きますように!


inserted by FC2 system